流しそうめん「世界一」、 ギネス認定証に沸く

御嵩町

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ギネスの認定書を手にする渡辺町長(中央)と栗谷本さん(右)たち(御嵩町提供)

「やったー。世界一だ」――。岐阜県御嵩町が昨年6月、挑戦した世界一長い2500メートルの流しそうめんが、世界一に認定され、「ギネスブック」を発行するギネス・ワールド・レコード社(イギリス)から認定書が同町役場に届いた。
認定書は当分の間、役場玄関ロビーに掲示されるという。世界一長い流しそうめんは、「みたけの森ささゆりまつり実行委員会」の主催で、昨年6月に関市などで行われた「全国豊かな海づくり大会」の関連行事として、同町のみたけの森で行った。
町内の竹林から切り出した約800本の竹を使い、同森頂上からふもとにかけてつづら折りのハイキングコース沿いに2500メートルの水路を設置。そうめんは約50分かけて流れ落ち、世界記録を達成した。竹はその後、脱臭や浄化効果に優れた竹炭にリサイクルされ、町民らに配布された。
町では昨年10月、ギネス認定を申請していた。竹を切り出し、水路の設置作業など、当初から準備作業に携わった町まちづくり課の栗谷本真さんは「申請から2か月のスピード認定。
使った竹をリサイクルして町民に振る舞うなど御嵩町型の手法も評価されたかもしれない」と喜びを爆発させていた。
渡辺公夫町長も「新年早々、ビッグな賞が舞いこみ、うれしい。世界一は名誉なことで大変、光栄です」と喜んでいた。(市来哲郎)

(2011年1月7日 読売新聞)