投稿日:2026.04.03
最終更新日:2026.04.09
【学校法人CoIU】 コー・イノベーション大学、自ら問いを持った1期生が集結 ― 共創で社会に挑む学生が入学 ―
報道関係者各位
学校法人CoIU(岐阜県飛騨市、理事長:井上博成)が運営する、2026年4月1日に開学するCo-Innovation University(コー・イノベーション大学、以下CoIU)は、このたび1期生として入学予定者を迎えることをお知らせいたします。
本学には、「自ら問いを立て、社会とともに学びを実装していく」という理念に共鳴した高校生が、全国各地から集まりました。
大学の掲げる理念に共感し、自らの意思で、CoIUの環境で学ぶことを意思決定した学生たちによる大学生活がスタートします。
◯ 問いからはじまる学び、社会と共に実装する教育へ
岐阜県飛騨市にて開学したCoIUは、「共に文明を問い、未来を共創する」を建学の精神に掲げ、理論・対話・実践を往還しながら、社会と接続した価値創造に挑む人材の育成を目指す4年制大学です。
社会の不確実性が高まる中、既存の知識の習得を中心とした教育だけでは、複雑化する課題に対応することが難しくなっています。このような環境の中で、これからの時代に求められるのは、「正解を覚える力」ではなく、「問いを立て、他者と共に解決に向かう力」です。
共創に向けて、理論と対話と実践を学ぶ人材を選抜するために、本学では、偏差値などの筆記試験の学力試験に傾斜するのではなく「どのような問いを持ち、どのように社会と関わろうとしているか」という観点を重視し、そのような学生を多く迎えたいと考えております。
◯「これからの社会に対して、どのような問いを持つか」と向き合った入試形態へ
CoIUは、筆記試験のみに傾斜した試験ではなく、志願者がどのような問題意識を持ち、大学時代にどのように過ごし、社会にどのように接続したいかを重視しました。
入試区分としては、総合型選抜と学校推薦型選抜で9割程度の定員とし、筆記試験を中心とした一般選抜(国語、英語、数学IAの3教科から2科目選択)では1割程度の定員としました。
具体的な試験方法としては、総合型選抜と学校推薦型選抜では、志望理由書や推薦書などの書類に加えて、グループでの対話、個人面接を行い、「これからの社会に対して、どのような問いを持つか」という点について、丁寧に対話を重ねて、選抜しました。
2026年度入試における出願・合格状況は以下の通りです。
| 入試区分 | 定員 | 出願者数 | 合格者数 | 出願倍率 |
| 総合型選抜 | 68 | 62 | 54 | 0.9 |
| 学校推薦型選抜 | 40 | 2 | 1 | 0.05 |
| 一般選抜 | 12 | 36 | 18 | 3.0 |
なお、学校推薦型選抜は、初年度の文部科学省の設置認可通知が8月29日であり、9月からの入試開始であったため、指定校推薦枠の開示時期並びに、受験生が意思決定する時期との乖離の影響から、出願数は限定的となりました。
◯ 全国から集った、多様な背景と視点を持つ共創者たち
第1期生は、本学の理念に共鳴し、自らの問いを持って学びに向き合う51名の学生が全国各地から集いました。多様なバックグラウンドと視点が交差する、新たな学びの場がここから始まります。
都市部から地方まで、それぞれ異なる環境で育ち、異なる価値観や問題意識を持つ学生が集まっていることが特徴です。
出身高校は進学校から専門性の高い高校、通信制高校まで多岐にわたり、各自が歩んできた学びのスタイルや経験も一様ではありません。
こうした多様な視点を持つ学生同士が出会い、対話し、互いの問いをぶつけ合うことで、新たな気づきや発想が生まれていきます。CoIUでは、この“違い”そのものを価値と捉え、共創の起点としていきます。
第1期生は、単なる入学者ではなく、多様な視点を持ち寄りながら新しい学びの場をともに立ち上げていく「共創者」としての存在となります。
◯ それぞれの問いを起点に、社会へ踏み出す1期生
本学の1期生の最大の特徴は、「自らの問いを持っていること」です。
与えられたテーマに取り組むのではなく、自身の原体験や違和感、関心から問いを立ち上げ、その問いを起点に学びを深めようとしている点に大きな特徴があります。
入学予定者の中には、以下のようなテーマを持つ学生がいます。
「正解を探すのではなく、自分の問いを生きる」CoIU1期生3人の原点
幼い頃に防災と出会い、「命を守りたい」という想いが自分の中に芽生えました。その想いを起点に、防災士資格の取得や防災部の立ち上げ、国内外での探究や発信など、行動を重ねてきました。被災地での経験や、多様な人々との対話を通じて、防災は単なる知識ではなく、人と人とのつながりの中で築かれるものだと実感しています。だからこそ、現場に入り、対話と実践を繰り返しながら、新たな防災のあり方を探究したいと考えています。「誰かの命を守れる社会を、自らの手でつくっていきたい」その覚悟を持って、この場所に進むことを決めました。
中学時代、地域によって教育環境に大きな差があることを実感した経験から、社会の課題を“自分ごと”として捉えるようになりました。高校ではITスキルを活かし、出席管理の課題を解決するツールを仲間と開発。身近な不便を起点に行動することで、環境を変えられる手応えを得ました。こうした経験を、より大きな社会課題へと広げていきたいと考えています。CoIUの、地域に入り込み、対話と実践を往還しながら価値を生み出す学びに強く惹かれました。「ITの力で地方の可能性を引き出し、日本全体を元気にしたい」その一歩を、ここから踏み出したいと考えています。
幼い頃から身近にあった野草や薬草に、地域資源としての可能性を感じてきました。単なる知識としてではなく、実際に人々の暮らしや産業にどう活かせるのかを探究したいと考えています。CoIUの、問いを起点に学びを深め、地域や社会と接続しながら実装していく教育に強く心を動かされました。「多様な人との共創を通じて、薬草という身近な自然資源に新たな価値を見出し、持続可能な地域の未来に貢献したい」その想いから、私はCoIUで学ぶ道を選びました。
3人に共通しているのは、「すでに答えを持っているわけではない」ということです。むしろ重要なのは、“まだ解決されていない問いを、自分ごととして持っていること”
CoIUは、その問いを起点に、他者と出会い、社会と接続しながら、実装へとつなげていく場です。
◯「共感が資金となる」、新しい大学のかたち
本学は、教育・産業・地域が一体となって価値を生み出す「Co-innovation Ecosystem」(略称:CoIE)の構築を目指しています。
学びの場にとどまらず、企業や自治体、地域住民とともに社会実装までを見据えた共創を推進し、新たな産業と持続可能な地域づくりを同時に実現していく構想です。
これまですでに進めてきた取り組みの一つが、飛騨を舞台に展開するプロジェクト「Co-Innovation Valley」です。
豊かな森林資源を活用した再生可能エネルギー事業や共創拠点の設立、人材育成を一体で進めることで、地域に循環経済を生み出す挑戦を行っています。
本学の理念やビジョンに共感した企業が、単なる支援者ではなく、共に価値創造を担うパートナーとして参画する仕組みであり、すでに多くの企業から賛同と支援を得ながら、共創の輪が広がっています。
◯ 街と一体となり、学びと実装を循環させる大学へ
CoIUは、「街全体をキャンパスとする」構想のもと、地域と一体となった学びの場を展開しています。
教室の中だけで完結するのではなく、地域の企業や住民と協働しながらプロジェクトを推進することで、学びと社会実装を同時に実現することを目指しています。
またこのモデルは大規模な新規の土地、不動産を保有しない点において、大学の経営的な観点からも画期的な取り組みとなっています。
この「街中キャンパス構想」は、地方における新しい大学のあり方として、持続可能な教育・地域連携モデルの構築にもつながるものです。
今後は、2期生以降の募集を通じて、より多様な学生の参画を促進していくとともに、教育・研究・社会実装の取り組みをさらに拡張していきます。
CoIUでは、学生だけでなく、地域・企業・自治体・研究機関など、多様なプレイヤーが関わる「共創のエコシステム」を構築していきたいと考えています。
個々の問いが他者との出会いによって磨かれ、具体的なプロジェクトや社会実装へとつながっていきます。
