東日本大震災によって甚大な被害をうけた福島県双葉町は、現在、再建に向けての復興が着実に進んでいます。浅野撚糸株式会社は、この地に撚糸工場と販売ショップ、カフェを併設した「フタバスーパーゼロミル・エアーかおる双葉丸」をオープンし、双葉ブランドを世界に発信し、復興の一翼を担います。

日本が誇る浅野撚糸の特許技術、「撚糸」を世界に発信!

 

「フタバスーパーゼロミル」は浅野撚糸の特許技術によってつくり出される「スーパーZERO®️」を生産する工場です。
ここで生産される撚糸が、国内はもとより広く世界に向けて輸出されます。

「フタバスーパーゼロミル」を訪れる人々にゆったりとした時間を。

魔法の糸「スーパーZERO®️」を使って織られた、吸水力抜群のタオル「エアーかおる」シリーズを販売する直営店「エアーかおる双葉丸」やカフェを併設。心落ち着く時間を提供します。また、福島県双葉町と浅野撚糸が共同開発をしたタオルシリーズ「ダキシメテフタバ」の販売も行います。


■浅野雅己、浅野撚糸株式会社 代表取締役社長が語る「双葉町新工場にかける熱き想い」

双葉の人たちと一緒に新たなまちを創りたい

4月には福島工場「フタバスーパーゼロミル」の稼働も予定されているわけですが、
復興への思いについてお聞かせください。

【浅野】 大学で4年間を過ごした福島の地という縁もあって、工場進出を決めたわけですが、初めて双葉町を訪れたときは、やっぱり涙が出ました。工場を建設する中野地区には木1本すら生えていない。本当に何もない状態でした。工場建設が決まって以来、何度も足を運んでいますが、東日本大震災・原子力災害伝承館や双葉町産業交流センターができたりして、本当に少しずつですが、まちができはじめています。ただ11年間、住民が誰も住んでいなかったまちの復興です。工場建設をきっかけに双葉町の人たちと共に新たなまちを創ることができたらと考えています。

11年間、誰も住んでいなかったまちの復興ですから、大変なプロジェクトですね。

【浅野】 伊澤町長からは「浅野さんのような製造業の方が来ていただけるのは大変ありがたい」という言葉をかけていただきました。大チャレンジになると思いますが、復興の一翼を担うことができたらと思っています。双葉の新工場で販売に注力するのは「ダキシメテフタバ」。吸水性が高く、手で押すとふんわりと跳ね返る機能性が特徴です。お客様に購入していただいた「ダキシメテフタバ」の売り上げの一部を森づくりに役立ててもらいます。双葉で作った糸を海外に販売して、当社が世界へ進出するきっかけにしたいですし、この工場が福島復興を発信する拠点にもしていくことができたらと考えています。

 

浅野撚糸株式会社


岐阜県安八郡安八町中875-1
Tel;0584-64-2279
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