INTERVIEW

Leader's Voice
Interview
岡部 栄一 町長
岡部町長 当町は、さざれ石発祥の地です。春日地域の奥に「さざれ石公園」がありますが、途中の遊歩道がきちんと整備されていない部分がありますので、もっと気軽に行くことができるように遊歩道の整備を進めて、さざれ石をもっとPRしていきたいと思っています。
坂内地区は、美浜原発のUPZ(発電所から概ね5~30km圏内)に当たります。万が一災害が起きて道路が崩落すると通行できなくなり孤立してしまいます。そこで国の支援をいただいて、ヘリポートを整備して、原発防災の安全対策をより一層進めます。
また、養老鉄道は大切な公共交通ですから存続のために利用者の利便性の向上を図ります。駐輪場は整備済みなのですが、ありがたいことにあふれるほどの利用がありますので既設部分に加えて新たに増設します。
さざれ石
岡部町長 空き家対策については二つあります。一つは空き家の有効利活用で、もう一つは危険空き家の対策です。その中でこれまでは、危険空き家については建設課で対応していました。利活用については政策広報課で対応していました。管理がされていなくて庭の枝が伸び放題だったり、落ち葉で迷惑している、さらには野生動物の棲み処になって迷惑しているといった場合は住民生活課で対応するといった具合に、いろいろな部署で対応していました。今年からは空き家対策室を設けて、すべてワンストップで対応するようにしています。
岡部町長 当町は山間地を抱えています。旧町村にそれぞれ診療所がありますが、人口減少の中、患者も減ってきて経営が苦しくなってきます。公共サービスですから経営の観点だけで見ることはできませんが、ある程度、費用対効果を見ていく必要があります。診療所も老朽化してきて、雨漏りがする、空調が壊れた、給排水がダメになったということで、毎年のように維持補修費もかかります。
その中で、昨年からオンライン診療を進めています。診療所には看護師だけがいて、医師がオンラインで対応するというものです。触診したり、聴診器をあてることはできませんが、血圧の薬をもらいに来るような方は、いつも「お変わりありませんか」というだけで済んでしまいます。お年寄りの方は慢性的な病気の方が多いので、実証実験としてオンライン診療を導入しているところです。
今年はさらに一歩進んで、移動診療車を導入しました。オンラインでやり取りできるモニター、通信機器、診察用ベッド、レントゲンやエコー、心電図などを測定できるポータブル機器なども搭載して、車の中で診察します。これまでは診療所まで来る必要がありましたが、移動診療車は集会所や公民館に来ますので、そこに集まってもらうことになります。却って便利になるケースもあるでしょうし、これまでより医療サービスを身近に受けることができて、町民にとっては利便性が増すと思います。
岡部町長 きめ細かな子育て支援をする中で、新たに見守りベビー用品宅配事業を始めました。定期的におむつを配布するのですが、ただ配るだけでなく、育児経験のある方が訪れることで、悩みを聞いたり、アドバイスができるという事業です。
もう一つは、パーソナル知育絵本事業です。これまでブックスタートということで3冊ぐらい本を選んでプレゼントしていました。今回は、そうではなく、産まれた子どもを主人公にした絵本を作っている会社があることを知りましたので、オリジナル絵本を配布することにしました。既製品とは違い、一生の思い出にもなると思いますので、これまで以上に本に親しんでいただけると思います。
岡部町長 冠山峠道路が開通して福井県からの入り込み客数が増加しています。途中には道の駅があり、谷汲山、徳山ダムなどがありますので、通過交通で終わることなく、しっかり立ち寄ってたいただいて経済効果につなげたいと考えています。
道の駅「星のふる里 ふじはし」は大変よい場所にあるのですが、旧藤橋村がつくって以来、ほとんど手が入っていません。塗装が剥がれたり、老朽化していますし、売店も昔ながらの雰囲気なので、大規模リニューアルを行います。
春日地域は薬草で地域振興を進めているところですが、「春日モリモリ村リフレッシュ館」もリニューアルを進めたいと思います。こちらも春日村でつくってから手が入っておらず、老朽化しています。近くには“岐阜のマチュピチュ”と呼ばれて多くの観光客が訪れる茶畑もあります。互いに連携して、食事をして入浴していただき、そして茶畑を見ていただくという流れをつくることができたらと考えています。
農林業振であり、子育て支援でもあるのですが、ぎふ木遊館のサテライト施設も整備します。場所は「いびがわゆめパーク To・Le・Mo」の近くです。すでに多くのお子さんで賑わう場所なのですが、サテライト施設ができることで、天気のよい日だけでなく雨天時は、サテライト施設で遊ぶことができます。子どもの居場所づくりという点でも活用機会の多い施設になると思います。建物は新設で、地元の木をふんだんに使いたいという思いがあります。今年、伐採して乾燥して、来年着工という2年がかりの予定です。
谷汲山華厳寺
徳山ダム(ダム湖)
道の駅「星のふる里 ふじはし」
春日モリモリ村リフレッシュ館
岐阜のマチュピチュこと天空の茶畑
〒501-0692 岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪133番地
TEL.0585-22-2111 FAX.0585-22-4496
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面積:803.68km2
人口:18,483人(令和7年4月1日)
町の木:けやき
町の花:はなもも
いびがわマラソン
揖斐祭り
谷汲山華厳寺
両界山横蔵寺
谷汲踊り
さざれ石公園
徳山ダム
藤橋城(西美濃プラネタリウム)
伊吹山
夜叉ヶ池
夜叉龍神社
揖斐峡
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