揖斐川町役場

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岡部 栄一 町長

医療・子育て・健康増進
充実した支援制度で暮らしをサポート

コミュニティバスを運行し、町営の診療所を開設

―― 揖斐川町の最近の取り組みについて教えてください。

岡部町長 揖斐厚生病院が10月に西濃厚生病院(仮称)として大野町に移転オープンすることになりました。そうなると、これまで揖斐厚生病院へ通院していた人が行き場を失うことになります。地元の開業医へ行く方もいますし、引き続き西濃厚生病院(仮称)へ通う方もいて、両方の方に対して手当てをしていく必要があります。西濃厚生病院(仮称)へ通院される方については、足の確保ということで、コミュニティバスを運行します。本来、コミュニティバスは町内で運行するものですが、今回は特例ということで西濃厚生病院(仮称)行きのバス路線を新規に開設します。

 一方で月に一度、血圧の薬をもらうなど慢性病的なもので、わざわざ30分から1時間かけて中核病院まで通う必要がないと考える方もいます。ただ、町内の開業医だけでは受け皿が足りないかもしれないという問題もありますので、町営の診療所を開設して医療の場を提供します。

―― 町営の医療機関がきちんとできることは町民の安心につながりますね。

岡部町長 はい。医療関係についていえば、帯状疱疹ワクチン予防接種の費用助成を行います。帯状疱疹は結構、罹患される方がいます。罹患が直接、死に結びつくものではないようですが、大変な痛みがあるようです。ただ、それが原因になって、食事が進まなくなったり、気力をなくしたりして、結果として持病が悪化して亡くなるというケースがあるようです。ワクチンはあるのですが、自費診療になっていて、1回の接種費用が2万円です。2回打つと4万円だということで二の足を踏む方も多いです。でもかかると大変ですから、町の方で半額を補助することにしています。

子どもを産み育てやすい環境が整う

―― ほかにはいかがですか?

岡部町長 人口減少については、どこの市町も共通の課題ですが引き続き取り組んでいきます。当町では給食費については従来から完全無償化ですし、保育料も無料化していますし、医療費についても高校生まで無料化しています。今回は新たに揖斐川町結婚新生活支援金交付事業を始めます。新婚さんが「新たに家を建てます」、あるいは「手狭だからリフォームします」などといった場合に、夫婦ともに39歳以下の場合は30万円、29歳以下の場合は60万円を上限に補助し、結婚に伴う新生活での経済的不安を軽減します。

―― 若い方が子どもを産み育てやすい環境をさらに充実していくということですね。

岡部町長 はい、その通りです。子どもについていえば、どこの市町も保育士の確保に苦労していますが、当町も同じ課題を抱えています。3歳児は概ね20人につき1人以上、4歳と5歳児は概ね30人につき1人以上ですが、0歳児の場合、概ね子ども3人につき保育士1人以上という基準があります。そんな中で、当町は保育料の無償化を実施していますから保育所を利用される方が大変多いため、マンパワーの確保が難しくなっています。そこで、町立の幼児園等で保育士として勤務する意思のある学生に対して、返還免除規定のある修学資金を貸し付け、大学等での修学支援をスタートします。月5万円を最長2年間貸し付けますが、町立の幼児園等に保育士として5年以上勤務した場合は返還を免除するというもので、こうした制度を実施することにより保育士の確保につなげていきたいと考えています。

―― 健康増進のサポートもあるようですね。

岡部町長 はい。当町にも町民プールがあるのですが、老朽化して修繕も難しい状況です。そこで大野町に屋内温水プール「ゆーみんぐ」がありますので利用料金の一部を補助します。大人ですと11枚つづりの回数券が5,000円ですが2,500円を補助しますので、健康増進に努めていただきたいと考えいます。

貴重な資源である薬草の活用法をさらに広げていきたい

―― 話題は変わりますが、特産品についてはいかがですか?

岡部町長 春日地区は薬草が有名で、薬草を使った特産品の開発が進んでいます。これまでは、どちらかというと、煎じて飲む、風呂に入れて入浴剤代わりにするといった活用が多かったのですが、最近は若い方の新しい発想でクラフトコーラ「ぎふコーラ」を開発してくれました。さらに今度は、ぎふコーラの製造過程で出る搾りかすを使った新しいジンの開発もスタートしています。「IBUKI GiN」と命名され、すでに販売もスタートしています。

 現在はサウナがブームになっていますが、よもぎの成分は体にいいと言われているので、よもぎの活用法を考えてみるなど、新しいアイデアで様々な活用法を今後も探っていきたいと考えています。

―― 春日地区と言えば、「天空の茶畑」「岐阜のマチュピチュ」と称されて、お茶畑の風景が一時期大変な賑わいを見せましたが、現在はどのような状況ですか?

岡部町長 ありがたいことに安定的に観光客が訪れるスポットして定着してきています。その意味では地域の方々が大変頑張ってくれていると思います。揖斐駅には電動自転車のレンタサイクルも用意していて、利用者の方も多くいます。

 

揖斐川町の情報

面積:803.68km2
人口:19,574人(令和4121日)
町の木:けやき
町の花:はなもも

名所・旧跡・観光

いびがわマラソン
揖斐祭り
谷汲山華厳寺
両界山横蔵寺
谷汲踊り
さざれ石公園
徳山ダム
藤橋城(西美濃プラネタリウム)
伊吹山
夜叉ヶ池
夜叉龍神社
揖斐峡

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