岐阜県商工会議所青年部連合会 貞本 尚洋 会長

Leader's Voice

県連の枠を超えて交流を盛んにしたい

県連の枠を超えて交流を盛んにしたい | 各会長

Interview

岐阜県商工会議所青年部連合会

貞本 尚洋 会長

可児商工会議所青年部所属

積極的な情報発信で会員数拡大を目指す

――今年度の活動内容について教えてください。

貞本 県連の枠を超えた交流を軸にしたいと思います。なぜかというと、日本商工会議所青年部、東海ブロックに4単会が未加盟ですし、5単会が未設置という現状があります。そういう方々をいかにして巻き込むか。また、各単会の悩みである会員の拡大についても重点的に取り組んでいきたいと考えています。

――未加盟、未設置の単会があるというお話でしたが、どのような理由があるのでしょうか?

貞本 聞き取りをしましたところ、各単会それぞれのカラーがあるということを確認しました。地域コミュニティの活性化を最優先に考えているので、東海、日本という大きな枠組みに入っていないという理由が多かったです。

――会員数をいかにして拡大していくかが、各単会の目下の悩みであるというお話もありました。どのような取り組みをしていきますか?

貞本 コロナ禍の影響で事業をやめた方が一定数いますし、簡単に会員数の拡大ができるとは思っていません。ただ、青年部は仕事を通じて地域に貢献することを目的にしています。そのことに対するPRが足りていないのではないかと思っています。積極的にPRして活動の理解を深めてもらうことかできれば、会員数の拡大につながるのではないかと考えています。

役員会

役員会

役員会

役員会

相手の立場を考えて行動する

――個人的なお話についても伺いたいと思います。青年部(以下YEG)の活動を続けてきた中で、よかったと思うことは、どんなことですか?

貞本 YEGに入会してちょうど10年目になるのですが、仕事の話ができることは大変大きかったです。困っていたら助けてあげようと考えますし、仕事のつながりは本当にプラスになっています。私は青年会議所(以下JC)の活動も行ってきたのですが、JCでは仕事の話をすることはほとんどありませんでした。その点では、弊社の運営する飲食店を仲間に利用していただいたこともあったりして、仕事につながることは一つの魅力だと考えています。

――ご自身に変化を与えてくれたエピソードなどがあればお聞かせください。

貞本 YEGやJCに入会するまでは、自分の会社以外では組織というものに属していませんでした。その意味では勉強になったことがたくさんあります。弊社は20名ほどの社員がいますが、相手の立場を考えて行動するように変わることができたと思います。青年部活動で会社を空けることも増えますから、自分が動かなくても会社が回っていくようにしていかなければなりません。その意味でも、責任を持たせることは大事だと気づかせてくれました。責任のある仕事を任せないと人は育ちません。私は可児商工会議所の所属なのですが、最近はサラリーマンの方も加入するケースがあります。会社とは違う組織で役割を任せることで、人を育てようという思いがあるのではないかと思います。

強い仲間意識で同じベクトルに向かう

―― 県全体の会長という立場に就任して、何か気づきはありましたか?

貞本 各単会を見て回る機会が増えることで、各単会のカラーを感じることができるようになりました。例えば、恵那商工会議所青年部は今年、東海ブロック大会の開催地になっています。登録者数が3,000人ほどにもなる大きな大会ですから、成功させないといけないという思いが大変強いです。私が所属している可児商工会議所青年部も窮地となったとき、みんなが同じ方向に向かって、仲間意識が非常に強いと感じていましたが、今年の恵那さんは、我々以上に仲間意識が強くて団結していると感じています。

第21回岐阜県連大会

 

この記事をシェアする

関連記事