瑞穂市 森 和之 市長

Leader's Voice

“ウェルビーイング”に満ち溢れた中核都市を目指す
幸福度、満足度が高いまちへ

瑞穂市の森和之市長
“ウェルビーイング”に満ち溢れた中核都市を目指す<br>幸福度、満足度が高いまちへ | 市町村長

Interview

瑞穂市

森 和之 市長

「こどもまんなか応援サポーター数日本一」に向けて取り組む

―― 子どもへの支援について教えてください。

森市長 3月に、こども計画の策定が終わりましたが、よいこども計画ができたと思っています。当市は、令和3年4月にいち早く子ども支援課を新設して支援を行ってきました。昨年1月には、「瑞穂市こどもまんなか応援サポーター宣言」を行いました。こどもたちは誰もが自分で吸収し成長する力を持っています。その成長を支えることとして、3つの場が必要であると考えました。一つは、こどもたちが活躍する場、 二つ目はこどもたちが発表する場、三つ目が、こどもたちが体験できる場です。これらを総称し「こどもまんなかプロジェクト」と位置付けて事業をしています。

瑞穂市の森和之市長との対談風景
また、こどもたちとの交流の場として、「1日市長」や市内全小中学校へ出向き「スクールミーティング」を行い、こどもたちの意見を聞き、できることは取り入れています。

そのこども計画において掲げているのは、「こどもまんなか応援サポーター数日本一」を目指していきたいと考えています。9月の市議会で、ある議員から「こどもまんなか 応援サポーター数日本一を目指していくとは、どんな意味なのか」という一般質問を受けました。例えば、子どもの通学時の見守り活動などをはじめとする自治会や校区活動、PTA活動などを通じて、こどもたちが地域の中で育まれていくことです。と答えました。

続いて「サポーター数を厳密に把握することは困難なのに日本一を目指すというのは、どうなのか」という質問がありました。この質問に対しては、「単なる数の競争ではなくて 市民の皆さんの意識や行動の広がりにおいて日本一を目指していくという強い意気込みの現れで、あえて数にこだわることではなく 登下校の見守りや地域の行事や体験活動などで、こどもたちを応援する行動が自然に市全体にあふれていくことが、真の日本一のこどもまんなかのまちを目指すことになると思います。」と答えました。

スクールミーティング

スクールミーティング


そうはいっても、計画が何もなくては日本一を目指すことにはなりませんので、来年度から「動くこども110番 」を始めます。市内の郵便局の配達員の方々のバイク、あるいは金融機関の職員の方々のバイクや軽自動車、あるいは建設業の方々のトラック、各企業の営業車に、動くこども110番のステッカーやシールを貼り分かるようにしたいと思います。この動くこども110番は、幅広く企業に呼びかければ相当な数になります。そうした広がりを少しずつ進めて、こどもまんなか応援サポーター数日本一を目指していきたいと思います。

―― 子どもということに関していえば、「サンコーパレットパーク」についてはいかがですか?

森市長 サンコーパレットパークについては、さらにできることを拡大していきたいと考えています。東側の「こども図書館」も含めて一体的に考えました。暑くても、寒くても、雨が降っても遊べることで、こどもたちにとって楽しいエリアにしていきたいと考えています。

当市では平成29年に「読書のまち みずほ」を表明しました。その成果が表れてきていて、社会を明るくする運動作文コンテスト、人権作文コンテスト、税に関する作文コンテスト、てのひら文庫作文コンテスト、小学生作文コンクール、しょうゆ感想文などで、異なる児童生徒が素晴らしい作文を書いて受賞の報告に来てくれました。確実に成果は出ていますので、サンコーパレットパーク周辺を、来年度から民間に指定管理を導入したいと考えています。これまでは行政の管理でしたから、イベントの回数にも制限がありましたが、今後は、民間の皆さんのノウハウを用いたサンコーパレットパーク、こども図書館、 さらにはその隣にある巣南グラウンドを一体的に指定管理とし、さまざまなアイデアを生かし、こどもたちに楽しいワンダーランドのようにしていきたいと考えています。

このこども図書館は、ネットなどの書き込みを読むと非常に評価が高いのです。「子ども向けのお話会が毎週開催されています」「大きな絵本や紙芝居、朗読など家では楽しめないことが楽しめます」「月に一度、映画の上映会も開催されています」「DVDを視聴するコーナーもあって、アニメも映画も充実しているので、雨の日には持ってこいです」「本のコーナーは靴を脱いで床に座り込んで読めたり、椅子に座ったり、思い思いに過ごせます」「2階が図書館になっていて、こども向けの本がたくさんあります。隣には大きな公園 があるので、まるでこの辺りが当初からこども達のために作られたエリアのようです」など、たくさんの書き込みがありました。読書をさらに推進するためにも、これまで今以上のサービスにしていかなければならないという信念のもとに 指定管理の導入を決意しました。

サンコーパレットパーク

サンコーパレットパーク

「こども」「防災・減災」「都市」がキーワード

―― 10年先を見据えた「第3次総合計画」について教えてください。

森市長 現在は、第3次総合計画のパブリックコメントが終わった段階です。第2次総合計画の将来像は、「誰もが未来を描けるまち みずほ」でした。それを総括すると、だいたい計画の67%ぐらいを達成しました。人口の目標については、2025年度には5万5,000人が目標でしたが、今年の8月時点では5万6,276人ということで達成できました。地元企業などに就職するという地域に出ざした若者が増えていることは一つの成果だと思いますし、朝日大学も県内出身の学生が多くなっています。一方で今でも、東京や大阪の大都市に流出する人口は多いですから、当市としても魅力や基盤をしっかり高めていく必要があると思っています。

第3次総合計画の将来像は、「こどもが輝き、誰もが笑顔あふれる、安心で住みよい都市(まち)」です。キーワードの一つ目は、「こども」です。これから10年先は、人口が少なくなることを想定し、こどもたちの環境を整備していかなければなりません。二つ目のキーワードは、「安心」です。これは防災・減災対策です。三つ目は、「都市(まち)」です。JR穂積駅周辺整備を進め、揖斐川と長良川の間に位置する市としての基盤を整備し、中心都市にしていかなければならないと思います。第3次総合計画のアンケートからも、都市の基盤、交通基盤の満足度が低いという結果が出ていますので 駅周辺整備とさらに公共交通の充実をしていかなければならないと考えています。

将来像のサブタイトルは、~ウェルビーイングにみちあふれたコミュニティの創造~としました。 ウェルビーイングは 「幸福感」「満足感」を含めた概念で、体も心も社会的にも良好な状態をいいます。ウェルビーイングが注目される背景には多様性な社会があると思います。それぞれが自分の持ち味や人種、宗教、性別、ワークライフにとらわれない多様な考え方が基盤になっていると思っています。

幸福度が高いまち、満足度が高いまちを目指すための具体的な方策についてですが、幸せの黄色いポストの設置を考えています。現在、庁舎には提案箱を設置しています。その中には、「ここで草が伸びています」「この道路は傷んでいます」など、いろんな提案が寄せられます。この提案箱を「幸せの黄色いポスト」にしたいと考えています。

例えば、「サンシャインホールで開催されたコンサートがとても良かったので満足したよ」など、自分が満足したこと、幸せを感じたことをそのポストに入れてもらうような取り組みを令和8年の4月から進めたいと考えています。そうした幸福度を感じる声はホームページからも投函でき、紹介もしていきたいと考えています。

さらに小中学校にも考えています。例えば「自分が行き詰まった時や自分がミスをしたり、 失敗をして落ち込んだ時にかけてもらった言葉」「先生や親、友達や先輩 からかけてもらった、心に残っている言葉」「勇気をもらった言葉」なども学校の「黄色いポスト」に入れてもらって、学校のウェルビーイングも高めていきたいと思います。保育所や幼稚園については、「このように、こどもが成長した姿を見ることができてうれしい」などの保護者の声を入れてもらえるようにも進めていきたいと思います。

私はウェルビーイングの本質は「シビックプライドの醸成」だと考えています。

―― JR穂積駅南地区の整備について教えてください。

森市長 JR穂積駅南地区の整備については、都市計画決定を令和6年の9月に行い、現在、事業実施に向けた手続きを進めています。総事業費については、令和8年度からおおむね10年間で約34億7,500万円を投じて整備を進める予定です。今後、穂積駅の南口から変わっていくまちの様子が見られると思うとワクワクします。

穂積駅周辺上空から

穂積駅周辺

―― 犀川遊水地整備事業について教えてください。

森市長 令和7年5月に長年の念願であった牛牧排水機が完成しました。また、犀川からの逆水を防ぐ牛牧樋門も完成したことにより、五六川の河川整備についても先が見通せるようになりました。今後は、令和5年度に実施した「かわまちづくりの社会実験」の結果を踏まえ、ウオーキングやジョギングなどの水辺の散策、BBQ、キャンプなどの自然体験、カヌー、SUP、リレーマラソンなどのイベントの開催、さらには防災面でも活用できるようなさい川さくら公園の施設整備を行い、賑わいの創出につなげていきたいと思います。令和7年10月には「GIFUみずほ秋花火」も開催され、大変多くの人が訪れ賑わいました。令和8年もこの秋花火が開催される予定です。

GIFUみずほ秋花火

GIFUみずほ秋花火


締めくくりになりますが、当市は、公共下水道事業や駅前整備を進めている状況で、野球場や体育館などのスポーツ施設はないという現状があります。基盤整備の遅れが目立つということで、その遅れを少しでも取り戻していくのが、これからの10年になると思います。

今後は少子高齢化社会などの課題により自治体間格差も、さらに拡大していくことが予測されています。当市では、人口減少を見据え、基盤整備を中心とした持続可能なまちづくりをさらに、進めていきたいと思います。

 

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瑞穂市の情報

面積:28.19km2
人口:56,247人(令和7年12月31日)
市の木:桜
市の花:アジサイ

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