INTERVIEW
Leader's Voice
バンジー、ハヤブサ、ストリートフェスティバル…。
様々な切り口で関係交流人口の拡大を図る
Interview
金子 政則 町長
「ハヤブサ・ミュージアム」を増設し、観光拠点としてさらに充実
―― 最近の八百津町の動きについて教えてください。
金子町長 バンジージャンプについては、県のお骨折りもいただいて、北海道から沖縄まで毎月700人近くの方に来ていただいています。1回の参加費は28,000円と決して安くはないのですが、リピーターの方にもたくさん来ていただいています。
「やおつストリートフェスティバル」については、過去2年間開催しましたが、町内外から多くの方に来ていただき、非常に好評です。次回は来年3月に開催を予定していますので、こちらもぜひ多くの方に来ていただけたらと思っています。
昨年度から実施している、池井戸潤さん発刊の小説「ハヤブサ消防団」に関連した町おこし事業「ハヤブサプロジェクト」については、今年度も予算を組んで、「ハヤブサ・ミュージアム」の増築をします。増築するミュージアムでは、物産品の販売や観光案内所の機能を持たせ、さらには現在のミュージアムでも展示してる池井戸潤さんの作品関する展示物、小説原稿やグッズ等の展示を拡大します。 池井戸さんは当町のプロジェクトにも強い思いを持ってくれていることについて、本当にありがたいと思っています。
11月には産業文化祭が開催されます。内堀醸造の「飲む酢・デザートビネガー」、ヤマコノ味噌平醸造の「デラックス醤油」、「栗きんとん」をはじめとした当町の物産が一堂に会して、それを目当てに町内外からのお客さまが訪れます。
―― それだけ特徴的な物産が多いと、ふるさと納税の寄付金も多いのではないですか?
金子町長 昨年度は約3億2千万円で過去最高でした。返礼品としては、先ほどのお酢、醤油、栗きんとんはもちろん、甘酒や松茸も用意しています。松茸は収穫できると、情報を発信するのですが、すぐに売り切れてしまいます。
個性的な人が集まり、まちを活性化
―― 移住・定住についてはいかがですか?
金子町長 陶芸、染め物、花、木工、はちみつ、ギターづくりなど様々な分野で活躍してくれている方が移住してくれています。ほかにもジビエ商品の開発を予定している東京出身の方、東京・表参道で美容師をやっていて、当町に来て美容師を始める予定の方もいます。大阪出身で、おにぎり屋さんを始める予定の方は、町内の様々なお祭りに参加して、地域に溶け込もうとしています。ちょっと変わったところでは、アメリカの方がカフェとデジタルファブリケーション機器を使った木工をやっていますし、古民家カフェを営んでいるフランスの方もいて、個性的な方がたくさん移住してくれているのは、当町の一つの特徴ではないかと考えています。
―― 移住・定住については、地区ごとの偏りはありますか?
金子町長 当町には、旧八百津、錦津、和知、久田見、福地、潮南の6地区がありますが、久田見、潮南が比較的多いと思います。移住者を受け入れる風土もできているのだと思います。先ほど話したように、文化、芸術などに関連した事業を手掛けている方がたくさんいますので、将来的には発表の場を提供できればと考えています。
プロジェクトチームを立ち上げて丸山ダムの活用法を探る
―― ほかにはいかがですか?
金子町長 丸山ダムの工事が進行中ですが、丸山ダムの活用法を考えることも私に課せられた使命だと考えています。原石山から石を掘っているわけですが、原石山の周囲はすっかり様相も変わりました。今後、その辺りの環境をどのように残すかということも、当町の観光の目玉の一つになると考えていますのでプロジェクトチームを立ち上げて検討しているところです。
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八百津町の情報
面積:128.81km2
人口:9,961人(令和6年7月1日)
町の木:松
町の花:ささゆり
名所・旧跡・観光
旧八百津発電所資料館
明鏡寺観音堂
人道の丘公園・杉原千畝記念館
五宝滝
蘇水峡
上代田
八百津だんじり祭(4月第2土・日曜日)
久田見まつり(4月第3土・日曜日)
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