養老町 川地 憲元 町長

Leader's Voice

町の公式ファンクラブが発足「YORO SUPPORTER WORLD」

町の公式ファンクラブが発足「YORO SUPPORTER WORLD」 | 市町村長
町の公式ファンクラブが発足「YORO SUPPORTER WORLD」 | 市町村長

Interview

養老町

川地 憲元 町長

お食事や買い物でおトクな特典ももらえる

―― YORO SUPPORTER WORLD(ヨーロー サポーター ワールド)事業の概要と取り組み内容についてお聞かせください。

川地町長 YORO SUPPORTER WORLDは当町の公式ファンクラブであり、当町に興味・関心を持つ方に対し、四季折々の自然、イベント、観光および物産などのこころ温まるふるさと養老の魅力や地域情報を広く発信することにより、当町のサポーターになっていただき、当町との末永い結びつきとその深化を図り、関係人口の創出を目的としています。

令和5年1月の設立から現在までに、1600名を超える方に会員登録していただいています。登録いただいた方には会員証をお送りしており、町内の登録店舗(約50店舗)で提示していただくと割引や粗品のプレゼント、1品サービスなどの特典がもらえます。

また、専用のLINEアカウントからは、町の様々な情報を配信しており、リアルタイムに旬な情報を得ることができます。登録店舗の情報も随時配信していきますので、町内事業者の隠れた魅力を楽しんでいただけたらと思います。

その他にも、各種キャンペーンを実施しております。養老町の魅力を多くの方が知り、感じていただけるよう取組んでまいります。ぜひ、会員登録をお願いいたします。

養老町町長対談

多様な働き方のニーズに合わせたテレワーク施設「YOROffice」

―― テレワーク施設「YOROffice(ヨロフィス)」の概要と取り組み内容についてお聞かせください。

川地町長 この施設は元々、デイサービスの福祉施設として作りました。ただ、介護保険制度の導入によって民間事業者の参入が増える中、運営が厳しさを増してきましたので遊休施設になっていました。そこで当町では、短期・中期の滞在者の増加による経済効果の拡大と企業進出による関係人口や移住者の増加を目的に、令和3年度地方創生テレワーク交付金(国令和2年度第3次補正予算)を活用し、テレワーク施設「YOROffice」への改修事業を実施しました。

養老町テレワーク施設YOROffice(ヨロフィス)

養老町テレワーク施設 YOROffice(ヨロフィス)


この施設には、シェアオフィスやコワーキングスペースはもちろんのこと、カフェテリアやシャワーブースも完備し、心身ともにリフレッシュできる快適なテレワーク環境を整備しています。

グランピングカフェテリア

グランピングカフェテリア

コワーキングスペース

コワーキングスペース

会議室

会議室


さらには、養老公園や養老の滝といった当町のアイデンティティーをデザインに取り入れることで、屋内にいながら開放感のある空間を提供しており、多様な働き方に対応し、その日のタスクによって最適な場所を選んで働くことができる施設となっています。

―― 高いセキュリティ環境を実現して、安心して利用できる施設のようですね。

川地町長 はい。一般社団法人日本テレワーク協会と一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会が共同で策定する「安心安全テレワーク施設認証プログラム(プレミアムグレード)」の認証を受け、高度な情報セキュリティ及び作業環境対策が構築されており、利用者が信頼してテレワークが可能な施設になっています。

―― 利用実績についてはいかがですか?

川地町長 令和4年度が800人、5年度が1500人と利用人数についてはまだまだ少ない状況です。施設運営については、令和5年度より指定管理者(株式会社GLOCAL)にて運営しています。本年度は、地域活性化講演会やSDGsマルシェ、キッズスタートアップアドベンチャーなどの催しをYOROfficeにて実施することで、施設のPRや利用促進にも力を入れています。今後も、指定管理者と協力し、施設の利用促進を図っていきたいと思います。

キッズスタートアップアドベンチャー

キッズスタートアップアドベンチャー

キッズスタートアップアドベンチャー

キッズスタートアップアドベンチャー

健康をテーマにした滞在型プログラムを新たに開発特産商品も開発し、4商品をブランド化

―― 養老公園観光拠点整備プロジェクトの概要と取り組み内容についてお聞かせください。

川地町長 当町には「養老公園」「養老の滝」といった全国的な知名度を持つ個々の観光コンテンツがあるものの、平成26年には観光客が70万人まで落ち込みました。その後、養老改元1300年祭などの効果もあって、約100万人に戻ってきましたが、近年は100万人付近で停滞しています。

その要因として、当町の重要なインフラである養老鉄道養老駅の利用率の低さが考えられます。2019年の観光入込客数に対する養老駅利用率は4%であり、自動車の利用がほとんどとなっています。観光目的の鉄道利用者は自動車での来町者よりも滞在時間が長く、宿泊客も多いことから、観光消費拡大には鉄道利用客の増加が必須となってきます。

また、2020年に実施した養老公園来園者へのアンケートによると、単独コンテンツのみの利用が多く、各コンテンツの相互連携が図られておらず、滞在時間が限定的になっていることが判明しました。これらの問題を解決するために、駅を中心とした仕組み作り、コンテンツ相互の連携づくりを行い、新規観光客の獲得・観光滞在時間の延長を目指すことを目的に養老公園観光拠点整備プロジェクトを推進してきました。

―― 具体的な取り組み内容についても教えてください。

川地町長 令和3年度から令和5年度までの3年間を事業期間と定め、様々な実証実験を行い、効果が見込まれるコンテンツについては民間事業者が自らの運営資金で事業継続できる体制へと移行してきました。

民間事業者の事業化が決定しているコンテンツとしましては、健康をテーマにしたヘルスツーリズムの構築として、養老公園でのウォーキングツアーの造成を行い、名鉄観光バス株式会社様から販売をされています。次回は3月30日、31日に開催される予定となっており、現在予約が開始されています。

また、当町の特産ブランド認証品の新たな商品開発として、事業者と町民や東海圏域の女子大学がチームとなり、3年間で6商品を開発、そのうち4商品が新たな特産ブランド認証品として認定されました。これらの商品は事業者が自らの店舗で販売するだけでなく、養老公園内にあるキャンプ施設「RECAMP養老」や町内の宿泊施設でも一部販売が開始されています。さらに、新たなご当地グルメの開発として、ミシュラン1つ星レストランと連携し、町内事業者と一緒に「養老飯(ようろうはん)」を開発しました。「養老飯」は現在6店舗で提供されています。

これらの他、事業化に向けて調整中のコンテンツとして、テントサウナやノルディックウォーキング、アウトドア研修などがあります。この観光拠点整備プロジェクトでつくりあげた様々なコンテンツが相互に連携することで、本事業の目的である新規観光客の獲得・観光滞在時間の延長につながるものと考えています。

―― 最後になりますが、令和6年度に迎える養老町制施行70周年についてお聞かせください。

川地町長 令和6年度は、昭和29年11月に町制が施行されてから70年という節目の年となります。当町が大切に守り、育んできた歴史や文化、地域資源などの魅力を再認識する絶好の機会と考えています。町民の皆さまと一緒に、この大切な節目の取組みを進めることで、人と人、人と地域の結びつきを強め、「人があつまり 楽しく生きがいのあるまち」の実現を目指すことで、シビックプライドの醸成を図っていきたいと考えています。

記念事業としては、薪能や記念式典などを実施する予定をしています。また、未来に向けた地域活性化を図るため、町内の各種団体が企画・実施する記念事業に対する補助制度を創設し、地域資源を活かした町民主体の事業展開を後押していきます。

養老町役場

〒503-1392 岐阜県養老郡養老町高田798番地
TEL.0584-32-1100 FAX.0584-32-2686
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養老町の情報

面積:72.14km2
人口:27,823人(令和3年3月31日)
町の木:ツゲ
町の花:菊

名所・旧跡・観光

養老の滝・菊水泉
養老天命反転地
象鼻山
養老公園
岐阜県こどもの国

隣接する自治体

大垣市|海津市|垂井町|輪之内町

商工会のご案内

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