INTERVIEW
Leader's Voice

Interview
野村 美穂 衆議院議員
国民民主党
2007年、初の子育て現役世代の岐阜県議会議員(大垣市・神戸町選挙区)となり、その後、5期連続当選で19年間県議会議員を務められた野村美穂議員。2026年2月、衆議院議員選挙にて東海ブロック比例で初当選されました。
野村議員 気がつけば当選から半年。めまぐるしい毎日でした。岐阜県議会議員を務めた19年間は、仕事の流れのパターンを把握できていましたが、国会はイレギュラーなことが多くて。毎朝8時から部会があり、国会開会中の平日は東京、週末は岐阜を行ったり来たり。東京にいる時は議員宿舎と国会会館を最短距離で行ったり来たりの生活を送っています。時間の流れが全く違うので、想像以上に大変です。
国会議員になりたいと考えていても、スタートラインに立つことすら難しい方達がいる中で、19年間、県議員として活動してきたからこそ、みなさんに選んでいただいたのだと感じています。だからこそ、毎朝、議員会館から国会議事堂の裏側のシルエットを見ながら「全国津々浦々、老若男女を問わず、世のため人のために働きたいとここを目指してもたどり着ける場所ではない。でも私はここにいる。今日も1日頑張ろう。」と思いながら仕事をしています。私がここにいる意味に想いを馳せ、コツコツと頑張っていきます。

野村議員 県議員として活動している中で「これは国に行かなくては」と思うことが出てきました。きっかけは、ぎふ性暴力被害者支援センターの設置に関わった時でした。被害者の支援が必要なことは言うまでもなく、より手厚くしなくてはいけないのですが、その前に、加害者がいなくならないことには被害者をなくすことはできません。加害者をつくらない視点で質問をしようと思ったら、県では答えられる部署はないとのことで。再犯を防止する取り組みは、国の取り組みになると聞きました。それならば、子どもたちの性教育から取り組もうと思ったら、学習指導要領は文部科学省の管轄なのです。
また、予防接種の話もあり、50代からグッと感染率が上がる帯状疱疹にかかってしまうと、1週間から10日ほどの休養が必要になり、さらには、後遺症を引き起こすこともあるそうです。働き盛りの人たちが労働できなくなる状況を避けたいと思ったのですが、予防接種法は国の管轄になります。
このようなことが積み重なり、これは国に働きかけなければ、と考えるようになりました。そうした中で、県議員としてできることを精一杯取り組んでいたところ、衆議院出馬のお話をいただき、いよいよ国政へのゴーサインをもらったような感覚になりました。そして、今年2月、急なことでしたが家族からの後押しもあり、出馬を決めたのです。
このような思いで国政を務め始め、先日は国際人口問題議員懇談会(JPFP)の生命(いのち)の安全教育プロジェクトチームによる、韓国の視察に参加してきました。韓国では性教育への意識が高いのです。この経験を今後の活動にいかしていきます。
野村議員 これまでは岐阜県の中にいながら岐阜県を発信する立場でしたが、今は外から岐阜県を発信する立ち位置に変わった感じがします。だからこそ、自称広報部長として発信しなければいけない気持ちになっています。国会は全国から議員が集まるので、今まで以上に岐阜を広報しようという気持ちも高まっています。今はドラマ「VIVANT」のロケ地としても注目されていますし、県議員だった時とは違う形で岐阜県をアピールできたらと思います。
野村議員 お招きいただいた県主催、市町村主催の式典やイベント等に参加したり、支援団体との交流を図っています。県民の方とは地元の大垣駅や養老鉄道の駅での朝活を通じた交流をしています。私の国政での取り組みをまとめたチラシを配布したり、声をかけていただいたりしています。これまでと少し異なるのは、一緒に写真を撮ってくださいと言っていただけることです。地元でたくさんの応援をいただくことで、国会議員であることを実感しています。

朝活の様子

朝活の様子
野村議員 岐阜県アウトドア観光キャンペーンのキャッチフレーズが「楽しすぎるぞ岐阜!」です。自然は全国に広がっているので、岐阜県ならではの自然の背景や違いを打ち出せば、岐阜らしさを発信することができると思います。例えば、郡上八幡の宗祇水は特徴的です。8月には、高山市で開催された「山の日 シンポジウム」や下呂市で開催された「飛騨美濃合併150周年」の記念式典に出席したことで、岐阜の良さを再認識しました。イベントでは様々な方と交流することもできて、人に会うことの大切さも感じました。
野村議員 SNSで岐阜の美しい景色や食べ物を紹介したり、いいなと思った情報をリンクしています。ツールもTikTokやInstagramなど複数使い、同じ情報でも角度を変えて、違った視点の方に1人でも多く伝わるといいなと思っています。キャッチフレーズ「楽しすぎるぞ、岐阜」と書かれたポロシャツを着て活動することもあります。このキャッチフレーズは若い県職員さんが考えられたそうです。県議時代に、若い職員さんの提案をどんどん採用することがシビックプライドにつながる、と発言したことがあり、まさにこのことだと感じました。
また、国会では私が岐阜県出身者であることを知っていただけるように、議員会館の部屋に「岐阜犬地図」を貼り、机の上に県内の自治体のゆるキャラをディスプレイしています。地図の「岐阜犬」というのは、亡くなった父から「プードルのような形をしているのが岐阜県やぞ」と教えてもらったことがあったからです。小学生の頃に日本地図や県の名前を覚える時に教えてもらいました。
地図には42市町村名を入れています。衆議院選挙の岐阜第2区のエリアも示していますし、支援団体である「連合岐阜(日本労働組合総連合会岐阜県連合会)」のそれぞれの地域協議会である飛騨、中濃、東濃、岐阜、西濃に含まれる自治体も示しています。この地図のおかげで、岐阜県のアピールができますし、東京にいる事務所スタッフも地名と場所を視覚的に把握することができます。

岐阜犬地図(大垣市の野村美穂事務所にて)

岐阜県内自治体のゆるキャラぬいぐるみをディスプレイ(議員会館にて)
野村議員 ぜひ、チャレンジして欲しいと思います。チャレンジというと、目標を難しいこと、大きなことに設定しなければいけないと思いがちですが、コツコツと地道な努力を続けていく目標もあります。野球で例えると「大谷翔平選手のようになりたい!」も目標ですし、筋力トレーニングを毎日続けることも目標です。
私の場合、衆議院議員の当選理由を周囲から「コツコツ頑張ってきたから」とおっしゃっていただけることがあります。先にも申し上げたように、私としては「県議会でやれることをやってきた」ことで、叶えたいことに近づけた、という感覚です。活動に対する目標だけでなく、お会いした方の振る舞いや考え方に近づきたいという気持ちもあり、自分がいいなと感じたことを目指して進んできました。
そういったことからも、「ライバルは昨日の自分」という言葉も伝えたいと思います。誰かと比べて自分を評価したくなりますが、人と自分は違います。大事なのは「昨日より今日の自分はどうか」ということ。あの人にできて、なぜ私はできないのかと落ち込むのではなく、あの人ができることを私もできるように頑張ろう、と思うと自分のプラスになります。話し方、姿勢、ファッションセンス、お化粧の方法、立ち居振る舞い、考え方など、身近な憧れを積み重ねていくことが大事なのだと思います。
野村議員 音楽を聴くことです。自分を奮い立たせる時には、レイチェルプラッテンのファイトソング、シーヤのアンストッパブルを聴きます。動く空間の中で音楽を聴きながら移動することが大好きで、車の運転も好きなため、県議の時は車を運転しながら音楽を聴く時間が好きでした。今は自分で運転ができないので、出かける前の身支度の時間に聴いています。
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