INTERVIEW

Leader's Voice
Interview
中川 雅貴 会長
一般社団法人 下呂青年会議所所属
中川 県内に17の青年会議所があります。それぞれに、伝統や文化、活動方針は違いますので、各々を尊重し合うようにしたいと考えています。また、地域を発信する活動は毎年実施していますが、インバウンド向けに発信することも考えています。その意味は、海外の方に知っていただくというよりは、自分たちが気づいていない魅力に気づくきっかけをつくりたいと考えています。現在、ヒアリング中ですが、海外の方の視点で日本の魅力、岐阜県の魅力を知るような場をつくりたいと思っています。17の色を大切にしたいという思いを込めて「17色の想いで描こう リソースをいかした希望あふれる岐阜の理想図」にしました。
中川 古田前県知事が勇退されるということで、1月8日に岐阜市内で公開討論会を開催しました。メディアにも取り上げられましたし、開催から2週間、YouTubeでアーカイブ配信もしました。討論会に参加いただいた方からは「素晴らしい場でした。今後も続けてください」という声もいただきましたので、今後も企画できたらと考えています。
2月には、メンバー向けの岐阜会議を開催して、岐阜ブロック協議会と17の青年会議所で防災の調印式を行いました。また、当日は360名ほどの参加者に来ていただき、今年の方針説明を行いました。
3月、4月、5月は入会間もない会員向けのセミナーを開催しています。それというのも、JCは10年以上経験してようやく役職について活躍できると言われていました。でも現在は平均在籍年数が4.2年と言われています。4.2年の中で、様々な役職を個々のJCやブロック協議会、地区協議会で担っていかなければなりません。その意味で人材育成に力を入れています。
岐阜ブロック防災・疾病ネットワーク調印式
公益社団法人日本青年会議所 東海地区協議会 JCプログラム
中川 JCは20歳から40歳までなのですが、35歳を過ぎて入ってくる方が増えています。昔は理事長を引き受けるとなると10年ぐらいかかったのですが、現在は2年目で引き受ける方もいます。
中川 6月にアンダー11少年少女サッカー大会の岐阜県予選大会を開催する予定です。また、岐阜ブロック大会2025を9月に飛騨市で開催する予定です。飛騨地域はインバウンド客が多いですから、デマンドバスを用意して、300人ぐらいを目標に、岐阜県の魅力を知っていただくような企画を進めているところです。
中川 8名です。岐阜県全体で考えてみても10名を下回る人数で、岐阜ブロック協議会の会長及び事務局を務めることは前例がありませんが、これは私たちなりの挑戦でもあります。今後、どの地域でも過疎化が進んで20代、30代の経営者、それに準ずる方が少なくなっている中、人数が少ないからといって機会を逃してほしくないと思っています。人数が少ない私たちでも1年間しっかり務めることができれば、ほかの地域でも引き受けてもらえる流れができるのではないかという挑戦の年でもあります。幸い。8名ともにアクティブなので、結束力を活かしていきたいと思います。
中川 私は人前で話すことが非常に苦手です。たくさんの人を前にすると、赤面して、頭が真っ白になって、何も話せなくなってしまうところがすごく嫌でした。そんな自分に比べて、父はたくさんの人を前にして堂々と話している姿を見て尊敬していましたから、その存在を超えたい、超えられなくてもあのようになることができたらいいなという思いが強かったです。それが入会に至った大きな動機です。おかげさまで、少しはましになりました。
300人以上を前にして話す機会を何度かいただいています。私としては父のようになることが目標でしたから、下準備を何もしないという挑戦を2年半ぐらい前から行っています。原稿などを用意せずに、テーマを2つぐらい用意して、その場で考えて話すというトレーニングを2年半ほど続けています。
そんな中で、思い出しながら話すと、人に伝わる話し方ができないと気づかされたタイミングがありました。そのタイミングで、何も準備できない状態で向かわなければならない機会がありました。仕方ないので、「いいや、ぶっつけでやってみよう」と話したところ、「今日の話、よかったよ」と何人かの方から言われました。「ああ、準備しないほうが伝わるのか」と気づきました。失敗していいわけではありませんが、JCの仲間には挑戦していることを伝えていますので、その意気込みで臨んでいます。
中川 友人がすごく増えました。外へ出て、いろいろな地域の方と深く関わることができるようになりました。今年に関しては、17のJCを個別に訪問しています。その際、会長、副会長はもちろんですが、新入会員とも話す機会を設けてもらっています。新入会員からすると、ブロック協議会の会長はあまり話す機会がないと思いますが、あえてそうした方にも参加してもらって、そんなに遠い距離ではないことを伝えたいと思って、コミュニケーションの機会を増やしています。
中川 一番印象が強かったのは2020年、コロナが蔓延する少し前の2月に岐阜会議が開催されました。当時、各務原JCから出向していた小島さんが壇上で話している姿を見て「かっこいいな。同じ30代なのに、どうしてあんなに堂々と話せるのだろう」と思いました。その姿は私の一つの目標になりました。私は、格好いい存在にはなれませんが、等身大の、皆さんに近い形で、今年1年臨んでいきたいと思います。
公益社団法人日本青年会議所 東海地区 岐阜ブロック協議会
WEBサイト
https://www.jaycee.or.jp/tokai/gifu
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