瑞穂市役所

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森 和之 市長

市制施行20周年。「人権」「平和」「環境」を
3つの柱に次世代につなげていく

地方創生3つの拠点の飛躍

―― 地方創生の3つの拠点づくりの成長について教えてください。

森市長 その前に、私は4月の瑞穂市長選挙にて無投票当選をさせていただきました。瑞穂市になり、今年で20年になりますが、無投票当選は初めてのことになります。4年前、当選したときに「まちを二つに分けるような選挙をしてしまい、これからの4年間で、私が進めるまちづくりを見えるように政策を行う中で、瑞穂市を一つにしていきたい。」とお話ししました。

 その中で、今回無投票当選をさせていただいたことは、一つは認めていただけたのではないかと思っています。一方で、「無投票当選は信任されたのか。」という疑問の声も聞くのですが、先ほど申し上げたように過去5回の市長選挙がまちを二分するような選挙を行ってきたことにより、基盤づくりが遅れてしまいました。下水道事業ひとつにおいても、ある首長の時は、「公共下水道事業はコミュニティプラント方式で、地域ごとに造ってやっていく。」と言い、次の首長の時は、「いや、市全域の公共下水道事業でやります。」という具合に、全く進まずに終わってしまい現在に至っています。このように政治が基盤整備を遅らせてしまったという一面もありますので、基盤整備が進むという点では継続性をもって行政を続けることができるのは、市民生活にとっても大きいのではないかと思っています。

 当市は、もともと投票率が高いまちではないので、無投票になったことで政治離れにならないように、これからの4年間は数字で表せるものは数字で示し、駅周辺の整備などのように形として見せることができるものは、目に見えるようにしていきたいと考えています。

―― では改めて、地方創生の3つの拠点づくりの成長について教えてください。

森市長 まずは、昨年4月にオープンした「サンコーパレットパーク」です。当市で初めてとなる公共施設広告事業のネーミングライツを活用して企業の愛称をつけていただいた広場ですが、小さい子どもを連れた家族を中心として市外、県外から遊びに来てもらえる広場として定着しました。季節に応じた特産品の販路の拡大や集客、関係人口、交流人口を増やす拠点として定着しています。さらに今年度からは、「美江寺宿」「小簾紅園」を結んだ『中山道まちづくり基本構想』を推進していきます。美江寺宿のある中小学校区やサンコーパレットパークのある西小学校区の人口が減少していますので、サンコーパレットパークに来ていただいたかたに、中・西小学校区のよいところを見ていただき、瑞穂市に魅力を感じ、定住していただけるよう人口減少対策にもつなげていきたいと考えています。中・西小学校区は、大きな住宅敷地の中で休日にはガーデニングや家庭菜園、BBQができ、ペットも飼うことができますし、伝統と文化があって古くから栄えたところです。岐阜市や大垣市、大野神戸ICにも近くて住みやすいところだということを見ていただきたいと思っています。


―― JR穂積駅周辺も変化が見られますね。

森市長 はい。JR穂積駅周辺については、駅南地区にて、昨年11月から地権者協議会での意見交換や計画検討などを行っており、現在、基盤整備を図るための都市計画決定を見据えた合意形成などを進めておりますので、今後も事業化に向けて積極的に取組を行っていきたいと考えています。JAぎふ穂積支店跡地にて進めていました施設整備については、一般車乗降場や一般車駐車場、広場の整備が完了し、8月に全面オープンしました。その広場には、家庭でも職場でもない居心地の良い場所との意味を込めて「エキサイトサードプレイス」の愛称を付けています。また、エキサイトサードプレイスに設置したユニットハウスには、ストリートアーティストのロームカウチさんによる、子どもや動物たち、色とりどりの星などの壁画が描かれていますので、そちらもお楽しみいただけると思います。それ以外にも、JR穂積駅の南口にアクセスする県道北方多度線の別府交差点では、今年度から道路交通の安全性の向上を目的とした交差点改良などの工事に着手していきます。これからも、駅周辺の将来像の実現に向けた事業を推進していきたいと考えています。

―― 犀川遊水地整備事業についても教えてください。

森市長 犀川遊水地整備事業は、『犀川・五六川かわまちづくり計画』を策定するために、夏の社会実験を行いました。涼しい木陰もある中で、「トランポリン」「ふわふわスライダー」「モルック」「ポイポイバトラー大会」などたくさんのアクティビティが用意され、多くの子どもたちで賑わっていました。犀川遊水地整備事業は昭和56年から事業化されたわけですが、現在最終段階を迎えています。良好な水辺空間でウォーキングやBBQ、ドッグランなど、水に親しむ場所にしていくということで、気候がいい秋の社会実験に向けて、さらに力を注いでいきたいと考えています。

地方創生3つの拠点の飛躍

―― 続きまして20周年記念事業について教えてください。

森市長 先行する形で、4月に老人クラブと連携して陸上自衛隊第10音楽隊によるコンサート、朝日大学の吹奏楽部も春のコンサートを20周年記念事業として開催していただきました。会場のサンシャインホールは満員で、市内外から多くのかたに来場いただき、とても好評でした。

6月には当市の市制施行20周年記念式典を行いました。「人権」「平和」「環境」を3つの柱に、次の時代を担う子どもたちに瑞穂市をつないでいきたいという思いで計画しました。平和については平成22年に「非核・平和都市宣言」を行っており、人権については「瑞穂市人権尊重都市宣言」を令和53月に制定しました。これから4年の間に環境宣言もできるように進めています。

 式典は、全国的にも有名な市内在住の奥川兄弟によるピアノの演奏で厳かに始まり、来場者からは「演奏技術がとても高かった。」「難しい曲を選曲したのに、見事に演奏していました。」などの声が聞かれました。その後、市制施行10年から20年の間に、当市の発展にご尽力いただいた365名のかたがたに表彰状や感謝状を贈り、結びに市内3中学校の生徒が「人権」「平和」「環境」の3つの柱について宣誓をしてくれました。人権の宣誓では「いろいろな情報がネットの中で錯そうする中、それが本当に事実なのかどうかをしっかり見極めることを大切にしていきたい。周りに流されずに事実をしっかり見つけることが人権の配慮につながる。」と、平和の宣誓については「小さな平和が大きな平和につながる。」と、環境の宣誓については「今ある環境をさらによくするために、他人事ではなく自分事として環境問題をとらえていきたい。」とそれぞれ発表していただき、大きな拍手に包まれながら幕を下ろすことができました。

820日には「みずほ平和の祈り2023」ジャズコンサート、827日には朗読劇「千本松原」、101415日には「清流長良川100kmウォーク」を順次開催してまいります。市制施行20周年特別企画のイベントを毎月開催しますので、多くのかたに来ていただければと思います。

地方創生3つの拠点の飛躍

―― 最後に、みずほ未来まちづくり構想2035について教えてください。

森市長 私の政策はマニフェストに掲げた健幸都市みずほの推進です。誰もが生きがいを持って、幸せに暮らせることを実現するために、「うれしかったこと」「楽しかったこと」をたくさん作ることが私たちの役割だと考えています。

 その中で、日本が人口減少、少子高齢化問題を抱え、今年の1月頃からは国も『異次元の少子化対策』を検討しています。その背景には、昨年10月までの1年間に日本全体の出生数が80万人を割り、国の想定より8年早く下回った現状があり、これから3年の間に少子化対策を行わないと取り返しがつかなくなるとしています。

 お陰様で、現時点では当市の人口は増えていますが、人口が増えているときに人口減少対策ができるメリットを生かすと同時に、当市の状況をしっかり理解した人口減少対策が有効になると思います。その中で先ほど申し上げた、中・西小学校区だけが人口減少をしているので、優先的に人口減少対策を行いたいと思います。私の「みずほ未来まちづくり構想2035」は、これから12年先の当市がどうなるのか、どうしたいのかを描いたうえで総合計画や都市計画マスタープランの策定を進めていきたいと考えています。

 

瑞穂市の情報

面積:28.19km2
人口:55,932人(令和4年11月30日)
市の木:桜
市の花:アジサイ

名所・旧跡・観光

柿(旧巣南町は富有柿の発祥地で、原木も現存している)
サボテン村

隣接する自治体

岐阜市|大垣市|本巣市|北方町| 神戸町|安八町|大野町

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