御嵩町役場

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渡辺 公夫 町長

環境モデル都市としての特徴を活かし
木造建築の町役場庁舎建て替えに着手

地下空洞の埋め戻しが順調に進み、安心感が広がる

―― 最近の御嵩町の新しい動きについて教えてください。

 渡辺町長 まずは亜炭廃坑の地下空洞の埋め戻しの件です。モデル事業が3年間で終了して、引き続き5年間、対策事業ということで予算をいただきました。令和2年度が最終年度になります。これまでは学校など公共施設が中心でしたが、現在は町の中心部や生活している住宅地の地下充填を進めていて、基幹病院の地下も埋め終わりました。地下充填が広がっていく中で、町民の間にも安心感が広がっていると思います。この事業は、起工式は行いましたが、竣工式はありません。その意味では達成感は得にくい事業ですが、安全な部分が広がっているという認識ができましたので、町民にとってもありがたいことではないかと思います。ただ、埋めたいと思っている部分の20%ほどが終了しましたが、まだまだ進めていく必要がありますので、対策事業として引き続き国の支援をいただきながら、事業を継続していきたいと考えています。このことで人口対策ができるとは思っていませんが、理由なく当町を離れようという方を引き留めることができるのではないかと思います。

 まちの宝である「願興寺」を再建立

―― 「願興寺」の再建立についても教えてください。

 渡辺町長 願興寺は大変な歴史があるのですが、町民の中でも重要なものであるという認識が薄かったと思います。本堂は国の重要文化財ですし、24躰の仏像も国の重要文化財です。武田信玄に焼き払われた後、約400年前に地域の人々の手によって再建された本堂は劣化が激しく、自分たちの代で風化させてはいけないという思いがあり、大きな懸案事項でした。重要文化財ですから、国の負担も手厚いのですが、檀家も減少し、それほど大きくない願興寺の負担金にも耐えられない現状がありました。そこで町の有志による保存会を発足させ、寄付活動を行ったところ、まちの宝だからみんなで協力しようということで賛同が得られ、寄付金も順調に集まりました。工事期間は約9年間を予定しています。

 山の中に切り捨て放置せず
間伐材の利用を促進する仕組みづくり

―― 町役場庁舎の建て替えについても教えてください。

 渡辺町長 現在、全国に市区町村は1750程あるわけですが、そのうち23の自治体が環境モデル都市に選定されています。中部地方では富山県富山市、愛知県豊田市、長野県飯田市、そして当町の4つだけで、当町の大きな誇りになっています。CO2削減が大きな目標になっているわけですが、まず1つはCO2を出さないということで、家庭や事業所が主体的にCO2削減に取り組む仕組みづくりを進めています。もう1つが林業の再生です。様々な地域で森林整備が行われていますが、その多くは切り捨てて間伐をしている現状があります。しかし、切り捨て間伐して朽ち果てる際にはCO2を発生しますので、現状の様な森林整備では、山の中でCO2を出して吸っているだけです。街中のCO2を吸収するためには、吸収能力を上げる必要があります。そこで、当町では切り捨ては一切行わない仕組みを作りました。

 ―― 森林整備のネックになっているのが、間伐はするけれど、間伐材を搬出する費用が捻出できず、山の中に放置されているケースが多いようですね。

 渡辺町長 その点で、当町の山が東濃桧のエリアに入っていなかったことはラッキーだったと思います。

 ―― 東濃桧というブランド材として全国的にも知名度が高いです。ブランドでないことがラッキーだったのですか?

 渡辺町長 東濃桧はブランド材で、バブル時期には数本伐採して市場に出すと、高級車が買えた時代もありました。そうした記憶はいつまでも残ります。しかし、当町の木材はブランドではありませんから、山の所有者も、大きな恩恵を受けた記憶が少ないです。ブランド材だと、「大して儲からないのに木を伐りだすのはいかがなものか」と躊躇してしまいますが、ブランド材でなければ、「プラスマイナスゼロなら、木を出してもいい」ということで、思い切って間伐を進めることができました。ただ、ブランド材ではありませんが、当町の木材は材質がよいと評価が高く、切り出すとすぐに売れていきます。A材とB材は市場で流通し、C材はコンパネ、それでも残った木材はチップにしてパルプの原料に活用することで、山に間伐材が残ることはありません。取り組みを始めて10年になりますが、毎年黒字になっています。これだけ山に入って作業しているところも少ないと思います。おかげで山もかなり活性化が進み、全国から多くの方が視察に訪れています。

 ―― 町役場庁舎の建て替えにとの関係性についても教えてください。

 渡辺町長 前置きが長くなりましたが、切り捨て間伐をなくしたことで、CO2の吸収能力はアップしました。CO2の吸収に関しては、年月が経過した木よりも若木の方がCO2の吸収能力は高いです。そこで、50年以上を経過した木材を使って町役場庁舎の建て替えを行う予定です。これにより、山の新陳代謝が上がり、CO2の吸収能力はさらにアップすると思います。木造の町役場庁舎は現在、設計段階に入っていて、令和4年度の完成を目指しています。

 

 

御嵩町の情報

面積:56.61km2
人口:18,445人(平成30年4月1日現在)
町の木:アカマツ
町の花:キク

名所・旧跡・観光

鬼岩公園
生活環境保全林「みたけの森」
願興寺仏像
愚渓寺石庭
鬼岩福鬼まつり

隣接する自治体

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