美濃市役所

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武藤 鉄弘 市長

美濃和紙やうだつの上がる町並みなどの歴史と文化、美濃市の特徴的な自然を軸にした体験滞在型の観光地へ

2024年(令和6年)は大きな節目の年に。歴史と文化をいかしたまちづくり。

-- 美濃市の歴史と文化をいかしたまちづくりについて、現在、進行している取組がありましたら、教えてください。

武藤市長 美濃市には1300年の伝統を受け継ぐ「美濃和紙」と、江戸時代の武将であり、大名である金森長近がつくった城下町「うだつの上がる町並み」があります。これらをテーマにしたまちづくりを進めています。歴史的価値のある建造物も多く、美濃市では保存だけでなく宿泊施設として活用していこうと、現在までに、市内に4軒の古民家ホテルがオープンしています。また、紙すき職人の千田崇統さんを中心に、市民の方々が美濃市蕨生にある古民家に美濃和紙でまるまる装飾した一室を完成させ、手すき和紙を体験できる宿泊施設のオープンを準備されています。新しい和紙の魅力を引き出されており、本市とも連携しながら取り組んでいきたいと考えています。

-- ユネスコ無形文化遺産に登録された本美濃紙の保存、伝承についてはいかがでしょうか。

武藤市長 2014年(平成26年)、本美濃紙がユネスコ無形文化遺産に登録されてから約10年、原材料から最終製品までを一貫して守っていこうと取り組んできました。原材料の一つ「楮」は茨城県との連携で、安定して確保できるようになりました。楮を均一に混ぜる粘液をとるトロロアオイについても美濃市での生産が始められています。職人についても、現在、8人の方が本美濃和紙の手すき職人として活躍されています。今後の技術継承のため、人材育成に取り組んでいるところです。

うだつの上がる町並みにある家は多くが和紙問屋です。また、長良川にある川湊は船に紙を積んで岐阜まで運んでいた歴史があります。このように、美濃市に残っているさまざまな遺産は紙がテーマになっているので、このような歴史と文化を大切にしたまちづくりに取り組んでいきます。

-- 本美濃紙がユネスコ無形文化遺産に登録されてから、2024年(令和6年)で10年を迎えますね。

武藤市長 2024年(令和6年)は節目となる話題や大きなイベントが四つある年になります。一つ目が本美濃紙のユネスコ無形文化遺産登録10周年、二つ目は美濃市制70周年、三つ目は金森長近生誕500年、四つ目として岐阜県で令和610月から11月にかけて開催される「清流の国ぎふ」文化祭2024(第39回国民文化祭と第24回全国障害者芸術・文化祭の統一名称)があります。金森長近生誕500年に関してはまだ構想段階ですが、金森長近がまちを作った福井県大野市、岐阜県飛騨市と高山市と本市、そして、故郷である滋賀県守山市の5市で何か連携して生誕祭ができないかと考えています。さらに、「清流の国ぎふ」文化祭2024で金森長近をテーマにした歴史文化を発信していきたいと思います。

本美濃紙

本美濃紙

うだつの上がる町並みの風景

屋根に取り付けられている「うだつ」

子どもたちが挑戦できる環境、夢をかなえられる環境を整える

-- 令和4年度の施策として挙げていた「ICT・英語教育の推進」について教えてください。

武藤市長 これからのネット時代、グローバルな社会を生きていく子どもたちは、英語で会話ができないといけないだろうと、私自身が実感しているところです。子どもの頃から慣れ親しむことで、コミュニケーション能力を育成して欲しいとの考えから、ICTと英語教育の推進に取り組んでいます。ICTはネット環境を使った情報収集、情報発信、生活レベル向上につながります。当然、そこには英語が入ってくるので、合わせて推進をしています。都会は民間の取り組みが豊富にあるので、ICTや英語を学ぶ環境が整っていますが、地方はなかなか環境が整わない部分もあるため、行政で学べる環境を作ろうと取り組んでいるのです。

まず、本市では小学校全校、全児童にタブレットを配布しました。英語教育では外国の方4名を採用して、ネイティブな英語に触れることができるようにしています。成果がすぐにみられるわけではありませんが、子どもたちが社会に出た時、「小学校で経験して良かったな」と思ってもらえたら。行政の差や都会と田舎の差で不幸にならないよう、取り組んでいます。

-- 夏休み期間に企画された挑戦プログラムについても教えてください。

武藤市長 子どもたちが興味関心のあることや将来の夢に結び付くような活動を通じ、夢実現への意欲を持ち、美濃市の将来に希望を持つことができるよう、今年、夏休み中にどんなことでもいいから挑戦しましょう、という任意参加の「挑戦プログラム」を企画しました。英語だけで3日間生活をするプログラム、3日間紙すき職人体験をするプログラムなど、子どもたちに興味をもってもらえる10プログラムほどを企画し、「挑戦して夢をかなえる」ことを目指してもらいました。

小学生のICT授業

小学生の英語授業

挑戦プログラムでサップを体験

アフターコロナを見据えた滞在型観光の推進

-- 近年、美濃市で古民家ホテルのオープンやホテル誘致をされた理由を教えてください。

武藤市長 これまでの美濃市の観光は日帰り、素通り型、立ち寄り型がメインでした。うだつの上がる町並みも1時間ほどの散策で満足してしまいます。そこで、宿泊して長く滞在していただくために、古民家ホテルのオープンや、マリオットホテルの誘致をしました。さらには、自分で漉いた和紙で造形物をつくる、長良川でカヤックやラフティングなどアウトドアを楽しむ、美濃市近郊の山歩きをするなど、体験滞在型の観光に取り組んでいきます。コロナ禍に多数のプログラム内容をじっくり練り、10月には、東京や大阪の観光・旅行関係者向けのモニターツアーを実施しました。これから、国内外にアピールしていく予定です。

古民家ホテル「NIPPONIA 美濃 商家町」

モニターツアーで紙すき体験

モニターツアーの様子

-- 豊かな自然もいかされていくのでしょうか。

武藤市長 美濃市の特徴的な自然と言えば、長良川と板取川です。渓流ではなく、川幅も広くなく、ほど良い速さの流れで川辺まで下りることができるので、アウトドアへの活用や安全・安心な川遊びができます。また、美濃市の山は300m級や500m級の低山が多く、日帰りで登山が楽しめるため、高齢者向けの山岳体験やハイキングなどのプログラムも準備しています。同じ自然でも何をメインに、誰をターゲットにするのかを明確にしてアピールしていかなければいけないだろうと、企画を詰めながら、本市らしさを出していこうと思います。美濃市に来ると癒される、長良川でバーベキューをしながら自然を満喫するなど、ほっとできるまちを目指していきます。

長良川でアクティビティ

低山登山

小さな挑戦を重ね、夢をかなえるまちづくり

-- 美濃市全体の未来に向け、どのようなまちづくりを目指しているでしょうか。

武藤市長 令和2年度に策定した「美濃市第6次総合計画」は、10年後を目指した「一人ひとりが挑戦 夢かなえるまち」をテーマにしています。「挑戦」というと、ハードルが高いように思えますが、毎日、ゴミ1つ拾うとか、毎年、健康診断を受けるとか、晴れた日には散歩をするなど、今までやらなかったことに対しての挑戦です。成果が出たら次の挑戦をし、この挑戦が重なることにより、10年後には今よりもいきいきと、そして、夢をかなえられるようになって欲しいと願っています。

美濃市の情報

面積:117.01km2
人口:19,593人(令和4930日)
市の木:カエデ
市の花:ウメ

名所・旧跡・観光

小倉公園
美濃祭りの花みこし
美濃橋(国の重要文化財)
うだつのあがる町並み
美濃町
大矢田もみじ谷
美濃和紙の里会館
美濃和紙あかりアート館
美濃和紙あかりアート展

隣接する自治体

関市|郡上市

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