川辺町 木下 宙 町長

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熱中症対策で夏限定のスクールバスを運行
現場目線を意識しながら、スピード感をもって実現

川辺町の木下宙町長
熱中症対策で夏限定のスクールバスを運行<br>現場目線を意識しながら、スピード感をもって実現 | 市町村長

Interview

川辺町

木下 宙 町長

全天候型で遊べる、高架下の公園化を推進

―― 町長に就任して1年ほどが経過しました。まちの新しい動きについて教えてください。

木下町長 昨年、町長に就任してすぐ、夏の猛暑が進む中、遠距離通学をしている低学年児童の命と健康を守るということで緊急的に補正予算を組んで下校支援をしました。議長車など公用車を使って、夏休み前後の下校時に車で送る事業を実施したところ、保護者の皆さんに非常に好評でマスコミにも取り上げられました。

昨年はおおむね2.5km以上の距離を通う低学年児童が対象でしたが、今年は範囲を拡大して、おおむね2km以上の全学年児童を対象にする予定です。これについては、スピード感をもって事業化できたので、よかったと思っています。
川辺町の木下宙町長との対談風景

スクールバスの様子

スクールバス

 

―― 前回のインタビューで話されていた“現場目線”“当事者目線”を生かして、スピード感をもって形にしたというわけですね。

木下町長 はい。尋常ではない暑さの中、歩いて下校する児童の姿を見ていましたので、その意味ではよかったと思います。今年度に関しても、同じ目線で新しい事業をいくつか進めようと考えています。

―― 具体的な事業があれば教えてください。

木下町長 一つは、高架下の公園化を進めようと考えています。まちの真ん中をバイパスが走っていますが、その高架下は広い空間になっていて、防草シートが貼ってあるだけです。そこを活用して全天候型の公園にしようと考えています。お子さんが雨の日や夏の暑い日でも、外で遊ぶことができる場をつくろうということです。室内の児童館や民間の室内遊技場のようなものはあちこちにありますが、高架下で、全天候型で外遊びができる公園は、近隣にはおそらくないと思います。その意味では貴重だと思いますし、当町の財産だと考えていますので、活用を進めたいと思っています。

ただ、当町の財産といっても、管轄は国土交通省です。現在、すでに交渉も進めていて、実現に前向きな返事もいただいていますので、今年度、構想をたてて、来年度に設計、再来年度に着手という予定で進めようと考えています。

高架下の風景

公園化を考えている高架下

 

―― まちの中に、新しい賑わいスポットが誕生するわけですね。

木下町長 はい。南部と東部は宅地が多いですが、北部は人口が減少傾向です。一方で“岐阜のグランドキャニオン”と呼ばれて注目を集めて軽登山はブームになっています。また、まちの中心部から、ほど近い場所でもSUPなど川遊びが楽しめますし、秘境のような景色が広がっていますので、商工観光に特化して、エリア分けしたまちづくりを進めたいと考えています。

役場組織についても、来年度は商工・観光の担当課を新しく発足させようと考えています。これまでは企画課、産業環境課などにまたがっていて、観光に特化した部署はなかったので、観光に力を入れていきたいと考えています。岐阜県も今年度以降、アウトドアに力を入れていくということですから、県の方向性にも沿う形で進めていけるのではないかと考えています。

軽登山風景

軽登山風景

川遊び風景

川遊び風景

11月には合併70周年記念式典を開催

―― アウトドアという意味では、10月25日に「FUMOTO2026」の開催が決まりましたね。

木下町長 はい。このイベントは若手職員が企画したのですが、今年で4年目を迎えます。昨年は約9,000人が来場し、大変賑わいました。ブランディング、まちの見せ方という点で、おしゃれさ、見栄えが大事ですから、若手職員の企画力が実を結んだものだと思います。内容も音楽フェス形式にガラッと変えたのですが、当町の新しい魅力を発信してくれていると思います。

KAWABE MOUNTAIN FES.FUMOTO 2025

KAWABE MOUNTAIN FES.FUMOTO

 

―― 11月1日には、合併70周年記念式典も開催されますね。

木下町長 はい。合併70周年という節目の年を迎えます。すでに、当町出身の大学生にシンボルマークもつくってもらいました。とてもステキなデザインに仕上がっていると思います。今年度を中心に冠をつけてイベントなども開催する予定ですが、一つ考えているのは、飛騨川ダム湖のネーミングです。ダム湖というと、山奥のイメージで、当町のイメージとは少し違う気もしますので、愛称をつけることができたらと考えています。愛称が決りましたら、式典当日に披露できるといいなと考えています。

川辺町合併70周年の記念ロゴ

川辺町70周年記念ロゴ

 

―― 住み続けたい街ランキング2025で東海版第1位に選ばれました。これも素晴らしいことですね。

木下町長 ありがとうございます。東海版では1位で、全国では4位に選んでいただきました。これについても、数年前から、よい結果を出していて、ワードとしては出ていたのですが、PR不足だったと思います。形にすることで、広く知ってもらおうということで、目に見える形にしました。見せ方、ブランディングについては、少し苦手な部分でもあったと思いますので、今後はどんどん発信していきたいと思います。

住み続けたい街ランキング2025

住み続けたい街ランキング2025

軽登山や川遊びで訪れる人が循環する仕組みづくりが課題

―― 先ほど言われたように、軽登山や川遊びなどで、コンスタントに人が来ているようですから、いい循環が続いていますね。

木下町長 はい。ただ一方で、訪れる人が町内を回遊していなくて、スポットで終わっているという課題はあります。消費に結びついていないですし、循環する仕組みをつくる必要があると考えています。一つは、まず宿泊が弱いです。公共交通も弱いです。飲食店や商店も、もう少し増えたらと思っています。

―― その意味では、駅があることは大きな強みだと思いますが、いかがでしょうか?

木下町長 小さなまちでありながら、下麻生駅、中川辺駅という二つの駅があります。ただ、それを十分生かし切れていません。この二つの駅には停車しませんが、同じ線路を走る特急ひだの中には、リュックを背負った外国の方がたくさん乗っています。その方たちに美濃太田駅で降りてもらって、乗り換えて当町へ来てもらえるようなコンテンツをつくりたいと考えています。見せ方を工夫するなどアイデア次第で、立ち寄ってもらえるだけの魅力はあると思っていますので、チャレンジしていきたいと思います。

下麻生駅を通過するJR特急ひだ4号

下麻生駅

中川辺駅に停車するJR高山本線

中川辺駅

 

■川辺町役場
〒509-0393 岐阜県加茂郡川辺町中川辺1518-4
TEL.0574-53-2511 FAX.0574-53-2374
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川辺町の情報

面積:41.18km2
人口:9,619人(令和8年7月1日)
町の花:さつき

名所・旧跡・観光

岐阜県川辺漕艇場 飛騨木曽川国定公園 川辺おどり 南天の滝

隣接する自治体

美濃加茂市|七宗町|八百津町

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