INTERVIEW
Leader's Voice

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小栗 仁志 市長
小栗市長 公約にも掲げていますが、「ひとづくり」「地域づくり」「安心づくり」の柱にのっとって令和8年度の予算を編成しました。ひとづくりに関して一つ目の項目は、3歳児から中学生までの給食費の無償化です。すでに小学生までは無償化していますが、今回 どこまで支援を広げていくのかという議論を随分行いました。元々、公約でも子育て支援は徹底的にやっていくという約束をしていましたので、このタイミングで中学生まで無償化することにしました。

一番の悩みどころは財源をどこから持ってくるかですが、今までの事業の見直しをしながら財源を捻出しました。小学生に関しては、国が一人当たり月額5,200円を上限に補助することになりましたが、当市の現在の小学校の学校給食と同じようなメニューを提供していこうと考えると、一人当たり年間約1万円不足になってしまいます。その分についても市として負担することにしました。これによって、東濃地域では初めての3歳児から中学生までの給食費の無償化を実現することになります。市民の皆さまからの要望も非常に多い事業でしたから、それを実現できたことはとてもよかったと考えています。

学校給食

学校給食
小栗市長 これも、「ひとづくり」の柱の一つで、令和8年度から2年かけて、こども条例の制定まで取り組んでいきたいと考えています。これは、子どもの権利を守ることを大前提として、子どもの健やかな育ちや社会全体で支えるまちづくりにつながると考えています。進め方としては、当市は、小学校が16校、中学校が12校あります。まず子どもたち自身が自分たちを守る権利を自ら考えて、それをベースにしながら条例として形にしたいと考えています。
すでに当市では年に1回、「中津川市中学校生徒会サミット」が開催されています。各学校の生徒会の生徒が中心になって、当市をよりよくしていくための議論をする場なのですが、そうしたものも活用しながら、子ども条例の制定に向けて取り組みをスタートしたいと思います。

中津川市中学校生徒会サミット

中津川市中学校生徒会サミット
小栗市長 はい。学校や先生、大人もサポートはしますが、大事なのは、やはり子どもたちが主体的に自分たちの権利を考えてまとめることだと思います。親や先生に言われたから、その通りに行動するということではなく、子どもたち自身が、自分たちがどうしたいのかという主張も含めて、主体的に立ち位置を考える機会をつくることが大事だと思います。子どもたちの成長にもつながると思いますし、そうした子どもたちを育てていきたいと思います。
小栗市長 これも「ひとづくり」の主要施策の一つで、非常に要望も多いので、市民の声に応える形で拡充します。当市は面積が広く、加子母地域から市の中心部まではかなり距離があります。路線バスを利用して通学する生徒も多くいますが、補助が何もない場合だと、年間の定期券代が37万円かかります。これまでは市がご家族の負担を最大22万3,000円になるまでの金額を補助していました。それでも「まだまだ高くて家計への負担が大きい」という切実な声をたくさんいただきました。
家計に対する支援もありますし、路線バスの維持という側面もありますので、今回は家計の負担がお子さん一人当たり月1万円までになるよう支援を拡充します。ご両親の通勤に合わせてお子さんを一緒に送っていくケースもありますが、帰りはバスを利用することになります。もちろん時間帯が合わなくて、往復バス利用という生徒ももちろんいますので、やはり市としても手厚く助成していこうという思いで、助成を拡充することにしました。
小栗市長 令和8年がちょうど「苗木城」の築城 500年になります。大きな節目になりますので、全市的に盛り上げていきたいと考えています。現状決まっているところでは、 5月31日に記念式典を行い、10月4日には苗木城まつりを開催する予定です。苗木城まつりの中身については、実行委員会を中心に練り上げているところです。当市の観光地というと、やはり中山道「馬籠宿」が中心になりますが、苗木城跡も貴重な観光資源ですから、500年を契機にブラッシュアップして、大々的に取り組んでいこうと考えています。
一つの目玉としては、苗木城まつりにあわせて、VRによる城郭の復元を考えています。苗木城は、天守閣はありませんが、資料や復元模型から当時の雰囲気は復元できますので、それをVRにして、スマートフォンなどで多くの方に見ていただけるようにしたいと考えています。

苗木城

苗木城

苗木城城郭VR再現イメージ
小栗市長 令和7年の速報値では、約 8万2千人です。令和元年に約15万人の方に来ていただき、その後、コロナで落ち込み、今は徐々に回復に向かっている段階です。ただありがたいことに、福山雅治さん主演の映画「ブラック・ショーマン」や、織田裕二さん主演のWOWOW連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」のロケ地として使われました。聖地巡礼のような形で、すでに多くの方に訪れていただいていますので、そうした部分もPRしたいと考えています。すでに駐車場からは山頂の展望台がすっきり見えるように伐採を進めましたし、今後は展望デッキの整備なども進めながら、より多くの方に来ていただけるよう取り組んでいきたいと思います。
小栗市長 JR中津川駅前には現在、にぎわいプラザという建物がありますが、老朽化と次の駅前の顔づくりのため解体に向けた準備作業を進めています。建物の中には観光案内所とバスの待合所、特産品販売所がありますので、移設整備について協議をしています。駅前という立地で、敷地の活用は中心市街地の活性化にも結びつく話なので、地域の皆さんや地元商店街の皆さんとも連携を取りながら、どう活用するのがよいか、様々な調査も含めて計画をしていきたいと思います。

中津川駅前
小栗市長 はい。以前からキッチンカー事業者の方々に協力をいただいて、定期的に出店してもらっています。ただ、真ん中に池があって、「もう少し活用の幅を広げたい」という声をいただきました。そこで令和8年度は整地して、さらに有効活用できるようにしたいと考えています。
特に昨年の夏は、ビアガーデンを2日間開催してもらいましたが、想像以上にたくさんの方に来ていただき、大変な盛り上がりを見せました。「ぜひ続けてほしい」という声も多くいただき、整地することによって、さらに規模を大きくして開催できると考えています。ビアガーデンは、私も顔を出して、たくさんの方とお話をしました。その中には「駅前のお店で飲んだ後、ビアガーデンに来ました」という方もいましたし、駅前の飲食店からは、「ビアガーデンで飲んだ後、二次会、三次会という形でお店に来てくれた人がたくさんいました」という話も聞きました。ビアガーデンをやることで、飲食店を圧迫するのではないかという懸念もあったのですが、想像とは逆に相乗効果でうまくいったと思います。「電車に乗って、わざわざビアガーデンに来ました」という市外からの方もいましたし、駅前という好立地を生かす、一つのきっかけになると考えています。

おいでよ!みんなの駅前ビアガーデン
小栗市長 現在も市民病院の中に産婦人科はありますが、より充実させることで、里帰りの出産も含めて、たくさんの方にも利用していただきたいと考えています。建物自体は老朽化が進んでいますが、明るく清潔感のある病棟や外来にリニューアルすることで、安心して 赤ちゃんを産んでもらえるような環境を整えていきたいと考えています。
そのためには産婦人科の先生を充実させることが重要です。現在は大学の医局から2人、法人の医療機関から2人来ていただいていましたが、法人の医療機関との契約が終了します。ただ、大学病院の医局から、さらに2人の先生のご支援を受けて4人体制で進められることが決まりましたので、自信をもって整備に取り組んでいくことかできると考えています。また、これまでは婦人科の手術はできていませんでしたが、医療体制が充実したことによって、婦人科の手術もできるようになります。今後も医療体制、快適な環境を整えることで、安心を提供していきたいと思います。

中津川市民病院
■中津川市役所
〒508-8501 岐阜県中津川市かやの木町2番1号
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面積:676.38km2
人口:72,298人(令和8年2月)
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