川辺町役場

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佐藤 光宏 町長

埋もれた町の宝を発掘しながら、川の町、山の町をPR

ベッドタウンとしての需要がある中川辺駅西地区の再開発

-- 川辺町で今、最も力を入れている取組を教えてください。

佐藤町長 中川辺駅西地区の整備事業と川辺町内3小学校の統合計画です。まず、中川辺駅西地区の整備事業ですが、川辺町は町の真ん中を流れる飛騨川に沿ってJR東海の高山本線が走っており、東と西で分かれています。西側は国道41号美濃加茂バイパスを利用すれば美濃加茂市から川辺町まで信号無しで走ることができ、川辺町にバイパスへの入り口が2箇所あるため車移動が便利なエリアです。近郊都市のベッドタウンとして発展しており、中川辺駅に西駅舎・駅西広場・跨線橋を整備しこれを出発点にして、駅西地区のまちづくりを計画しています。

-- 国道41号飛水峡街道の工事も始まりましたね。

佐藤町長 国道41号は土砂崩れや落石などのリスクが高く、1968年(昭和43年)に起きた飛騨川バス転落事故は、雨量通行規制を行うきっかけになりました。ところが、下呂市や白川町へ抜ける道は国道41号しかないため、通行規制が行われると通勤する方や急患が出た場合、中部国際医療センターへの搬送に不都合が起きます。そこで、国道41号沿いの市町村でつくる「国道41号美濃加茂下呂間強靱化同盟会」で当時の七宗町長を中心に、何度も国土交通省へ出向き、災害に強い道路整備の陳情を行ってきました。飛騨川バス転落事故からちょうど50年目の2018年(平成30年)に事業化され、トンネル3箇所、橋を4本かける大工事が始まりました。国道41号は川辺町にとって大切な道のため、これで安心できます。

小学校統合を進め、教育環境を整える

-- 川辺町内3小学校の統合計画について教えてください。

佐藤町長 川辺町内にある小学校は川辺西小学校、川辺東小学校、川辺北小学校の3校あります。それぞれ子どもの人数が少なく、最も大きい川辺西小学校は1学年で40名を超えるためかろうじて2クラスにできますが、少しでも人数が減ると1クラスに編成されます。川辺東小学校は1学年、25名前後、川辺北小学校は1学年平均15名で、令和5年度の新入生は11名の予定という状況です。クラス替えが無い、あるいはあってもほとんど同じ顔ぶれのため、お互い気心が知れて良いのですが、多様な子どもたちと関わりあい切磋琢磨しながら人格を高めて欲しいという思いもあり、8年ほど前から統合を計画し、「2030川辺小学校統合」を進めています。

-- 校舎はどのようにされるのでしょうか。

佐藤町長 校舎は最も古い川辺西小学校が50年以上、川辺東小学校が40年以上経過し、老朽化をしているため、町内唯一の中学校、川辺中学校の敷地内に新築する予定です。そうすると、小中一貫校にすることができます。岐阜県内初の義務教育学校白川郷学園へ見学に行きましたが、大人の入り口に立つ9年生(中学3年生)が保育所から入ったばかりの1年生の手をひく姿を見て、優しい心が育っていることに感慨深いものがありました。小中一貫校にすることで、新しい環境に馴染めない「中1ギャップ」もなくなるでしょう。教育は人を作る大事な場所です。なおざりにはできません。町として良質な教育環境を整えていくことが必要です。

川辺中学校

岐阜のグランドキャニオン「遠見山」をはじめ、地元の方の手で開発されていく7つの里山

-- 遠見山が全国的に注目されていますね。

佐藤町長 飛騨川を中心に、太古の昔から川と付き合ってきた町です。飛騨川に流れ込む小さい川もあり、稲作で生計をたてたり、鮎や鯉、鮒釣りなどが行われてきました。しかし、平野部は町の面積の3割程度で、そのほかは里山、低山です。近年の低山登山ブームもあり、企画課が「岐阜のグランドキャニオン」と名付けた遠見山がマスコミに紹介されると、あれよあれよという間に全国に広がりました。確かに、遠見山の頂上からの眺めは馬蹄型に蛇行した飛騨川の上に田んぼがある素晴らしい景色です。2022年(令和4年)8月に「安全登山に向けた相互連携・協力に関する包括協定」を締結した株式会社ヤマップのGPSを活用したデータによると、202211月時点で登山者は12000人。町の人口を超える登山者が訪れるようになりました。

遠見山からの眺め(岐阜のグランドキャニオン)

-- そのほかの山についても教えてください。

佐藤町長 「遠見山」をはじめ、逆さ富士がダム湖に映る「米田富士(愛宕山)」、標高633mで町内最高峰の「納古山」、小学生や保育所の園児が気軽に登山する「八坂山」、そのほか「大谷山」「鬼飛山」「権現山」を「川辺里山7座」として、PRやスタンプラリーができるように企画課が動き始めています。また、登山道の整備には町民のみなさんの力が大きく関わってくださり、現在、「川辺町ふるさと愛好会」、「下麻生活性化委員会」、「ふるさと吉田愛好会」、「ふるさと米田富士愛好会」の4団体が活動されています。遠見山を整備されている「下麻生活性化委員会」は2022年(令和4年)3月にオープンした「下麻生ふれあいパーク」にも取り組んでくださいました。「下麻生ふれあいパーク」は下麻生グランドに整備された公園で、開園式の時に挨拶されたお子さんが「周辺に公園がなかったため、待ちに待った公園ができて嬉しい、築山で遊んだり、東屋でお茶を飲んだりできる」と言ってくださって、私もとても嬉しく思いました。

米田富士(愛宕山)

納古山頂上からの風景

八坂山からの日の出風景

大谷山

鬼飛山

権現山

下麻生ふれあいパーク

-- 下麻生の地区の方はずいぶん熱心に取り組まれていますね。

佐藤町長 かつて、川辺町の辺りの飛騨川は岩場が見えており、下麻生地区に綱場がありました。藤蔓で作った綱を岩場にくくりつけて川に張り、上流から流れてくる木材を受け止めて筏を組んでいたそうです。それから、木曽川に合流した先にある犬山や桑名にまで筏師が筏を漕いで運んでいたそうです。危険な仕事のため報酬が高く、下麻生には富豪がたくさんいて、料亭や旅館、銀行は2つもあるような豪勢なまちだったそうです。ところが、1927年(昭和12年)に川辺ダムができると、筏師は廃業され、まちは静かになっていきました。そこで、かつての下麻生の賑わいを取り戻そうという思いで「下麻生活性化委員会」は活動されており、夏にはまきわら船を飛騨川に浮かべて川を下る「水神祭り」も行われています。

かつての下麻生の綱場の風景

かつての下麻生の綱場の風景

水神祭り

「住み続けたい街」として上位にランキング

-- 移住、定住への取組について教えてください。

佐藤町長 大東建託株式会社が行った居住満足度調査によると、「住み続けたい街ランキング2022」で川辺町は岐阜県版で2位、東海4県の中でも8位というランキングになりました。確かに、町で管理している空き家バンク47軒のうち、5年間で36軒が成約されています。都会の方が週末に川辺町へ来て、山に登ったり、川で遊んだり、アウトドアを楽しんでいるようです。ここから北に多い本格的な登山を楽しむために、川辺町をベースにされている方もいるようです。また、周囲の市町より土地価格相場が低いことも理由にあがっています。

川辺町からは空き家バンク事業を活用した方に、リフォーム費として「空き家バンク登録物件改修事業補助金」を最大100万円、給付しています。また、「川辺町定住促進助成金」として基準額10万円と、18歳以下のお子さん1人あたり5万円の加算(上限15万円)もしていますので、ぜひ、川辺町の移住も考えていただきたいと思います。

歴史、文化、特産品などの宝を掘り起こし、川辺町をアピール

-- 川辺町には見どころがたくさんありますが、歴史についてはいかがでしょうか。

佐藤町長 米田富士に肥田玄蕃善直が築いた米田城があり、兼山城主だった森長可に攻められて落城しています。この時、遠見山にあった下麻生城も攻められ、断崖絶壁の岩場から家来が身を投げたという伝説が残っています。このような歴史にふれるために、山を訪れる方もいるようです。

-- 特産品はいかがでしょうか。

佐藤町長 ふるさと納税では、「養老軒」のふるーつ大福が1番人気で、2番目は赤坂や京都の料亭にも使われている「白扇酒造」の本みりんになります。酒造店でいうと、遠見山の登山口にある金泉で知られる「平和錦酒造」があり、登山の帰りに立ち寄る方が多くいらっしゃいます。同じく、遠見山の登山口周辺には、手打ちそばの「山法師」、店内から特急ひだの走る姿が見える喫茶店「line side cafe」、隣接する古民家では予約をしてジビエ料理が食べられる「山々料理せんべ」があります。

特産品や飲食店も賑わいをみせていますし、川辺町の開発を考えると、とても楽しくてワクワクします。川辺町民しか知らないことや自然、文化を掘り起こして、どんどん発信していきたいと思います。

 

川辺町の情報

面積:41.18km2 
人口:9,956人(令和511日)
町の花:さつき

名所・旧跡・観光

岐阜県川辺漕艇場
飛騨木曽川国定公園
川辺おどり
南天の滝

隣接する自治体

美濃加茂市|七宗町|八百津町

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