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柴橋 正直 市長

岐阜都市圏の玄関口が大きく変わる
岐阜市センターゾーンの未来風景

こどもファーストとワークダイバーシティ

―― 今年度、重点を置いて取り組む政策であるシビックプライドについて教えてください。

柴橋市長 シビックプライドは地域に対する愛着や誇りという意味ですが、岐阜市政において土台になる考え方だと思っています。シビックプライドをいかに高めていくか。市民の皆様に、岐阜市に対して愛着や誇りを持っていただいて、それが皆様の幸せな生活につながっていくという考え方です。

 それを実現するための考え方は二つあります。一つ目は、市政運営の不変の方針にしている「こどもファースト」という考え方です。もう一つは、「ワークダイバーシティ」という考え方で、働くことがすべての人にとって居場所や出番を作ることになりますし、働くことを通じて経済的な安定も実現します。例えば、難病や障がいがある人はフルタイムで働くことはなかなか難しいかもしれません。でも、1日に1時間とか、1週間のうち2日か3日といった具合に短時間ではありますが、それぞれが持っている能力や得意分野を活かしながら働く。難病があるから、障がいがあるから働くことができないということではなく、それぞれのできる範囲で働くということをキーワードにして社会に参加していく。そのことで、自分の居場所がある、出番があることがわかります。また、周りの人から認めていただくことによって生きる喜びにつながっていくと思います。そうした社会を作っていきたいということで、ワークダイバーシティという考え方を推進しています。今は、難病の方、障がいがある方の話をしましたが、外国人の方にももちろん通じることです。

本物志向の観光まちづくり

―― シビックプライドという観点で具体的に進めていく事業について教えてください。

柴橋市長 シビックプライドという切り口では三つの事業を掲げています。一つ目は、本物志向の観光まちづくりです。二つ目は、シティプロモーションです。三つ目は、市民協働という考え方です。市民の皆様の地域に対する愛着や誇りは、どんなところから醸成されるのか。いろいろなきっかけがあると思います。本物志向の観光まちづくりでいえば、建物、地域、お祭り、イベントなどまちづくりに関わる様々な資源があります。

 例えば、岐阜城について、今年度、『史跡岐阜城跡整備基本計画』を策定し、文化庁に提出します。岐阜城は金華山の上に天守閣があるだけという元々のイメージがありましたが、様々な発掘調査を行った結果、実は全然違うことがわかりました。山麓には信長公の居館跡が広がっていますし、中腹からは石垣が出ています。山頂部にも多数の石垣が発見されていて、金華山全域が岐阜城であったことがわかってきました。こうしたものを中長期的に整備して、市外、県外、海外の方も含めて岐阜城の価値、本物にふれていただくことが整備基本計画です。これがいよいよ動き出します。岐阜城が私たちのまちにあることは市民にとって誇りですし、市外の方に認めていただくことによって、自分たちの喜びも増えていきます。これが観光というアプローチです。岐阜城の話をしましたが、伝統工芸である和傘、提灯、水うちわなどに対する市外からの評価も同様です。観光は、お客様に来ていただいて賑わうという経済的な側面がありますが、シビックプライドという概念で観光を捉えることで、観光は私たちのまちにとって必須なのだということを市民に伝えていきたいと思っています。

シティプロモーション

―― 次にシティプロモーションについて教えてください。

柴橋市長 シティプロモーションは、子育てがしやすい、医療環境が充実しているなど、岐阜市の魅力を市外の方に向けて積極的に発信していこうということです。市長に就任してから、岐阜市に住んでいた人が主に愛知県へ流出している、社会動態がマイナスであることを大きな問題意識として持っていました。そこで、岐阜市が魅力あるまちであることを、愛知県、とりわけ名古屋都市圏に向けてシティプロモーションを積極的に展開してきました。

 その結果、大変ありがたいことに、30代、40代は社会動態がプラスに転じてきました。つまり現役世代が改善してきたということです。さらに、10代、20代はまだマイナスですが、大幅に改善してきました。私の一つの夢としては、岐阜市は社会動態がプラスだというまちを目指したいと思っています。岐阜市の様々な特徴や魅力を外に向かって発信することで、「岐阜市に住みたい」「岐阜市に帰りたい」と思っていただけることは、現在岐阜市に住んでいる市民の皆様にとっても誇りにつながります。その観点でシティプロモーションを重視しています。

シビックプライドプレイスを市民協働で作り上げる

―― 市民協働についても教えてください。

柴橋市長 市民協働の一つの象徴として、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」(以下、「メディアコスモス」という。)をシビックプライドプレイスという位置づけにしました。メディアコスモスに来ると、岐阜市内の多種多様なコミュニティで活動している方、活動そのもの、観光資源などに直接つながることができるというような情報発信をしていきます。情報については行政が勝手に作り込んでいくというよりは、市民と一緒に作っていこうということで準備を進めています。まちは過去からの積み重ね、連続性の中で先人から受け継いでいます。現在、中心市街地を中心にまちづくりが進んで、まちの姿が未来に向けて変わり始めていますが、例えば、建物が解体されて新しいものが建つと、かつてそこは何だったのかということを忘れてしまいます。そこで皆さんがお持ちの写真を提供していただき、デジタルアーカイブとして活用させていただき、過去の岐阜市と現在の岐阜市を、これからの世代にしっかり継承していくことも進めていきたいです。これも岐阜に対する愛着や誇りにつながると思います。

都市の顔であり成長のエンジン「センターゾーン」

―― 話題は変わりまして、岐阜駅周辺から岐阜公園までの「センターゾーン」の活性化について教えてください。

柴橋市長 岐阜市の中心市街地は大事な成長のエンジンであり、まちの顔ですが、もう少し広くいうと、岐阜都市圏の玄関口ともいえます。また、中心市街地は岐阜駅を玄関口とした駅周辺エリア、柳ケ瀬エリア、メディアコスモス・市役所新庁舎を中心としたつかさのまちエリア、岐阜城・長良川・ぎふ長良川の鵜飼がある岐阜公園エリアという4つのエリアにわけられます。それら全体をセンターゾーンと言っています。それぞれのエリアに対して、まちづくりの計画をもって事業を前進させてきたわけですが、駅周辺エリアは、積年の課題であった岐阜駅北中央東地区、中央西地区の再開発事業を進めます。これまで問屋町ということで賑わってきましたが、産業構造の変化によってターニングポイントに立っています。地権者の皆様も再開発をやっていきたいという思いを持っていましたので、20213月に都市計画決定をして正式的に行政プロセスを動かしました。今年度はいよいよ、どのようなまちづくりをするか具体的に議論するというフェーズに入っています。2027年のリニア新幹線開通を一つの目標に、スピード感を持って進めましょうということで話をしています。数十年来の課題であった再開発が、いよいよ動き出し、玄関口が大きく変わることになります。駅周辺エリアには名鉄岐阜駅も含まれています。これも積年の課題だったわけですが、名鉄名古屋本線の鉄道高架化事業について、岐阜県、岐阜市、名古屋鉄道で覚書を結び、今年度、国土交通省から事業認可をいただけば、いよいよ動き出します。これも半世紀越しの議論です。もともと、踏切が多くて、事故がありましたし、渋滞もあります。鉄道高架化事業は踏切の除去ですが、それにとどまらず、境川を中心に治水事業も進んで、災害に強いまちづくりもできます。

―― 柳ケ瀬エリアについて教えてください

柴橋市長 2022年度に柳ケ瀬グラッスル35が完成します。柳ケ瀬グラッスル35の完成を一つのきっかけにして、すでに近隣で多数のマンション開発が民間投資で行われています。また、金公園をセントラルパークと位置づけをして、柳ケ瀬グラッスル35の竣工に合わせてリニューアルを行います。憩いの場として、のんびりとくつろいでいただいたり、マルシェを開いていただいても結構です。民間の力も借りてパブリックスペースのリノベーションを進め、パークサイドを価値ある空間として活かしていきます。

―― つかさのまちエリアについてはいかがですか?

柴橋市長 完成した新庁舎は、メディアコスモスと一体運用を行っていきます。「開かれた庁舎」という考え方で、行政サービスを受けるためだけの来庁でなく、市民の多様な活動や市外からお客様が来た時のおもてなしなど様々に使っていただきたいと思います。1階は、「ミンナト」という市民交流スペースがあり、どなたでも弾いていただけるグランドピアノが置いてあります。すでに市民の方による素敵な音色が響き、心地いい空気が流れています。ポストコロナの時代には市民コンサートを開いたり、幼稚園や保育園の生活発表会で使っていただいたりしてもいいと思います。17階の「つかさデッキ17」では、読書をされている方を見かけることもありますし、4階の「みどりの丘」では、おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんがベンチに腰掛けて楽しそうにお話ししている姿を見ることもできました。市民の皆様には、生活の一部として、大いに使っていただきたいと思います。

―― 最後に岐阜公園エリアに教えてください。

柴橋市長 『史跡岐阜城跡整備基本計画』に基づく整備に合わせ、岐阜公園の再整備も進めていきます。また、国土交通省から『ぎふ長良川鵜飼かわまちづくり計画』の認定もいただきましたので、民間活力を活かしながら水辺に親しむ様々な事業を進めていきます。すでに夜市や渡し船など新しい可能性を創造するイベントが実験的に行われ、好評を博してきました。今後さらに様々なアイデアが出てくると思います。

 このように、4つのエリアを中心としたセンターゾーンの事業は着実に動いています。2030年代に向けて、岐阜市は劇的に変わります。若い世代の方に、自分たちが住むまちが未来に向けて着実に変化して、魅力あるまちとして動いていることを実感してもらいたいと思います。また、岐阜市から引っ越して他県で活躍している方にも、ふるさと岐阜市が発展している姿をぜひ見ていただきたいと思います。

 

岐阜市の情報

面積:202.89km2
人口:405,966人(令和3年6月1日)
市の木:つぶらじい
市の花:サルビア

名所・旧跡・観光

長良川(特に長良川鵜飼で有名)
長良川うかいミュージアム
岐阜公園
加納宿
小紅の渡し
梅林公園
長良川温泉
柳ケ瀬(商店街)
金華山ドライブウェイ
岐阜城(稲葉山城)
岐阜まつり(4月第1土曜日と翌日日曜)
道三まつり(4月の第1土曜と翌日日曜)
手力の火祭(4月の第2土曜日と8月の第2日曜日)
全国選抜長良川中日花火大会(7月最終土曜日)
長良川全国花火大会(8月第1土曜日)
ぎふ信長まつり(10月の第1土曜と翌日日曜)

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