白川町役場

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 佐伯 正貴 町長

縁を大切に、暮らし続けていくことができる白川町に

人材の確保と安定出荷で白川町の農林業を永続的に継承していく

-- 佐伯町長は「目指す白川町のすがた」の実現に向けて、「攻め(産業、人・つながり、地域資源)」と「守り(人口減少・少子高齢化、防災、インフラ・交通)」をキーワードに掲げていらっしゃいます。特に「攻め」の町政について、白川町の産業について教えてください。

佐伯町長 白川町の産業の主力は以前から、東濃ひのきと美濃白川茶と言われてきました。今後は、これら資源の活かし方が課題になりますが、永続的に継承していくために、入り口と出口、つまり、人材の育成や確保と安定的な価格と量で出荷できる仕組みを作ることが重要になります。

東濃ひのきに関しては、岐阜県立森林文化アカデミーと連携協定を締結し、学生就学支援奨学金を設立しています。白川町内の林業事業体等に就職を予定している場合、アカデミーの学生に対し、修学資金を貸付する制度です。また、白川町地域おこし協力隊では林業技術者を募集しており、実際、家族で移住されて現在、協力隊で活躍されている方、そして、任期を終了され、白川町内の林業に就職された方もいます。町外の方が林業に興味をもってくださっており、町としても応援をしています。

東濃ひのき

東濃ひのきを使った製品

-- 美濃白川茶に関してはいかがでしょうか。

佐伯町長 これまでに海外や、茶葉の生産が少ない東北への販路開拓を行ってきましたが、難しさを感じます。そこで、東海学院大学管理栄養学科、岐阜県、道の駅美濃白川、白川町で産学官連携で「美濃白川茶フレーバーグリーンティー」を共同開発し、新しい茶葉の提案をしています。開発商品は美濃白川茶に花やスパイスをブレンドし、四季を感じられる香り高いお茶で、道の駅美濃白川で販売をしています。

ただし、課題となるのはお茶農家の高齢化です。例えば、民間企業が栽培から参入するような仕組みを作るなど、茶業振興会の会員さんなどと話し合いながら、課題解決に向けて取り組んでいます。

白川茶の茶畑

美濃白川茶フレーバーグリーンティー

美濃白川茶フレーバーグリーンティー「春風(SPRING ROSE)」。大野町産のバラを使用した、甘さのある華やかな香りのお茶。

実行力、政策力、新しい力をまちづくりにつなげていく

-- 「攻める」町政のキーワードの一つ、「人・つながり」について教えてください。

佐伯町長 人とのご縁を大切にし、まちづくりにつなげたいと考えています。白川町内にある「岐阜車体の森」にて環境活動をされている「岐阜車体工業株式会社」さんなど、白川町と関わりのある企業さんとさらに深くつながっていきたいとも考えています。また、まちづくりを直接担うのは町職員であり、実行力、政策力を高められるよう、その育成に取り組んでいきます。近年、大雨による水害が起きているため、防災に関しても状況に応じて行動できる職員を育てたいと思います。

-- 移住者は増えているのでしょうか。

佐伯町長 白川町は岐阜県内で最も消滅の危機にさらされている自治体とされています。実際、子どもの人口を増やすことは難しく、高齢化が進んでいるため、人口が減少していくことは間違いありません。それならば、緩やかに減らしていこうと、移住に対する補助金制度の設立や、2019年に設立した「移住・交流サポートセンター」にて、移住希望者の支援や空き家バンクの運営をしています。このような取り組みもあり、移住者は増えています。

-- 移住者の増加とまちづくりについて教えてください。

佐伯町長 先ほどのお話の通り、町外から新しく林業に就職される方がいるように、さまざまな職業の方が移住されています。黒川地区で有機農業をされている方を慕って、同じく有機農業に携わりたいと移住される方、バイオリニストやシンガーソングライターといった職業の方が移住されています。町外の方が林業に興味をもってくださったり、バイオリニストの方が歌舞伎小屋でコンサートを開いたり、移住されてくる方は今までの当町にない発想や多角的な視点、考え方をもっていらっしゃいます。移住者さんの活動内容をデータベース化できたら、まちづくりにつなげることができるのではないかと考えています。若い方が移住されてくることも多く、地区によっては子どもの人口が保たれているところもあります。ただし、町全体では学校再編について検討しており、説明会、意見交換会を行いながら進めているところです。

地域おこし協力隊の森林活動

地域おこし協力隊の空き家調査

活用が期待される、白川町独自の地域資源

-- 白川町地域資源を教えてください。

佐伯町長 川の恵みとして、町内には飛騨川、佐見川、白川、黒川、赤川の5河川が流れ、それぞれの川で鮎を主とした川魚を釣ることができます。山の恵みでいうと、先ほどの白川茶や東濃ひのきがありますが、町内の9割を占める山林自体を資源とするJ-クレジット制度を白川町森林組合と連携しながらさらに活用していくことも考えていきたいと思います。

J-クレジット適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度。

白川町を流れる飛騨川

-- 文化的な資源についても教えてください。

佐伯町長 地歌舞伎が盛んで、佐見歌舞伎、黒川歌舞伎の2地区で定期公演を行っています。黒川には歌舞伎小屋「東座(あずまざ)」があり、名誉館主に六代目中村勘九郎丈が就任されています。歌舞伎公演には地元の子どもたちが参加し、稽古を重ねて舞台を作り上げながら、地域の伝統芸能を伝えています。そんな子どもたちの中から、中学校卒業後、歌舞伎役者を目指して歌舞伎を学ぶ子もいて、活躍が期待されています。

この地方の風習にも興味深いものがあります。例えば節分の日、玄関に鬼札(鬼が描かれた短冊)を刺しておくと、鬼が逃げていくといった独特な風習があります。民話や昔話、美濃白川地方の風習や行事などを「しらかわ物語」として、データベース化すること、また、後世に伝えていく活動をしていきたいと考えています。

白川町町民会館ピストイアホールには、故辻宏さんが製作したパイプオルガンが設置されています。皇室との縁ができたり、毎年、オルガン音楽アカデミーが開催されているなど、貴重な場所となっています。また、石英斑岩の一種である「麦飯石」が日本で唯一採取できる地域でもあります。

このように、独特な資源がいくつもあるのが特徴です。長年、白川町で暮らしていると、貴重な地域資源も当たり前の存在になってしまいますが、移住者や町外の方との会話から気付かされることがあります。資源を活かし、人との縁を大切にしながら「攻め」と「守り」で、笑顔とやすらぎのまちを作っていきます。

歌舞伎小屋「東座」

白川町町民会館ピストイアホール内のパイプオルガン

 

 

白川町の情報

面積:237.89km2
人口:7,478人(令和4年9月1日)
町の木:ヒノキ
町の花:岩つつじ

名所・旧跡・観光

飛水峡
美濃白川ふるさと体験村
水戸野のしだれ桜 
クオーレふれあいの里/大正川原キャンプ場
上麻生ダム

隣接する自治体

中津川市|恵那市| 下呂市|七宗町| 八百津町|東白川村

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