白川町役場

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横家敏昭 町長

他の産地にはない物語性、歴史性で差別化し、 
“神秘のお茶”として景色も合わせてPR

当たり前に感じていた石積みの茶畑が
外から見ると大きなインパクトになる。

―― 最近の白川町の新しい動きについて教えてください。

横家町長 JR白川口駅や道の駅「美濃白川ピアチェーレ」などに観光ポスターを貼っているのですが、特に外国人観光客が高い関心を寄せられます。ポスターに映っている場所は、道の駅「美濃白川ピアチェーレ」から500mほど行ったところにある飛騨川沿いの茶畑の風景です。私たち長年暮らし続けているものの目から見ると、なんでもない当たり前の風景なのですが、石垣と茶畑がコラボした風景は外国の方にとっては非常に印象的に映るようです。「ポスターの場所へ行ったみたい」ということで、出かけられる外国人の方も増えてきて、観光資源として売り出そうとして進めているところです。

―― よく言われることですが、その地域に住んでいると、なかなかよさがわからないわけですが、外からの目線で見ると、非常に新鮮で宝になりえるというわけですね。

横家町長 はい。石垣の積み方にも歴史があって、積み方を見ると歴史がわかります。当町で見ることのできる石垣の多くは江戸時代に積まれたものです。地域の方も、外国人観光客が増えてきたことを受けて、ウォーキングコースを作る計画をするなど、地域の人自ら新たな仕掛けを考えるようになってきて、こうした動きが非常に大切だと思っています。

希少価値のある手もみ茶が日本橋のお茶バーで大人気

―― お茶だけでなく、茶畑そのものが観光資源になるということで、今後に期待ですね。お茶については、いかがですか。

横家町長 お茶についても、新しい動きがいろいろと生まれてきています。1つは東京・日本橋にフランス人のソムリエがオーナーを務める「おちゃらか」というお茶バーがあります。職員が売り込みに行ったところ、非常に気に入っていただき、採用してもらっています。全国のお茶の飲み比べをしたり、フレーバーティーを楽しむことができるのですが、特に当町の手もみ茶は希少価値が高いこともあって、品薄になるほどの人気を博しています。

―― 国内でのお茶の消費が伸び悩む中で、外国の方にとっては、日本茶は魅力的な要素が大きく、外国の方に向けてのアピールは今後どんどん重要になっていきそうですね。

横家町長 はい。元々、明治時代にはお茶は絹と並ぶ輸出の代表選手だったわけですし、輸出にはより一層力を入れる必要があると考えています。その意味ではマレーシアへの輸出も試験的にスタートしていますので、景色も一緒にPRしていきたいと考えています。また、主に外国人留学生を対象にした茶畑などを体験するバスツアーも隔月ぐらいで開催しています。こちらは地域おこし協力隊が仕掛け人になっています。バスツアーに参加した方からの口コミによって、ツアーとは別に当町を訪れてくれる方も出てきていて、地域おこし協力隊の皆さんの力も非常に大きいです。

稼働率の落ちた集会所を活用して
地元の主婦グループが農家レストランをオープン

―― 町内で新たな取り組みの芽がたくさん生まれているようで、活気が感じられますね。

横家町長 はい。単位としてはそれほど大きくありませんが、小グループの旅行者を積極的に取り込んでいきたいと考えています。その意味では、黒川地区で地元の主婦の皆さんによる農家レストラン「まんま」がオープンしました。地域ごとに集会所がありますが、利用率が落ちていますので、その活用方法として地元の皆さんがアイデアを出して運営しているものです。地場産の有機野菜を利用して、五平餅、ほうば寿司、ジビエ、やまめなど川魚料理まで季節ごとの郷土料理を楽しむことができます。10人以上の予約制ですが、とても好評です。こうしたレストランが今後、各地区にできるようになればと期待をしているところです。

―― お茶の話に少し戻りますが、白川茶というブランドは、これまですでに確立されていた部分があると思うが、PRの切り口を変えた部分というものはあるのでしょうか。

横家町長 当町にはまもなく創建1300年を迎える「大山白山神社」があります。近年、パワースポットということで、若い方が訪れる機会も増えています。標高862mの山頂にありますから、白山、御嶽、乗鞍、中央アルプス、さらに伊勢湾を望むことができ、巨大タンカーを肉眼で見ることができます。名古屋の夜景も一望できるとあって、夜景スポットの側面も持っています。
白山神社は全国に約2000あって、そのうち約500が岐阜にあります。岐阜県は白山信仰が強く、その流れは長野県へも続いています。その関係で、町内のお茶屋さんは、現在でも信州、松本、木曾谷などへお茶を売りに歩くという歴史が続いています。その売り方も、昔の配置薬と同じで、使った量だけ盆、暮れに清算するという様式で、その姿は今も変わりません。そうした物語性、歴史性があるという意味では、ほかのお茶産地とは少し趣が違うという意味で、“神秘のお茶”といったイメージの表現を強調している部分があります。

日本初!?の有料道路、丈右衛門新道

―― 話題は変わりますが、広域連携での取り組みについてはいかがですか。

横家町長 丈右衛門新道は、新しい可能性として注目しています。明治の初めころ、八百津から飛騨、東濃地方へ塩を運ぶために道が必要だということで、牧野丈右衛門という人が、八百津から中津川付知まで続く道を作りました。輸送のための道路で、馬車1台につきいくらかの料金を徴収したようで、日本で初めてに近いぐらいの有料道路ではなかったかと考えられています。ただ、せっかく作った道路ですが、道路が完成したころに、飛騨川に沿った道が完成したようで、その利用期間は非常に短いものだったようです。それでも、新道の遺構が、八百津町、当町、恵那市、中津川市にかけて残っています。この道を掘り起こして、観光につなげていくことも、広域連携の1つの取り組みとして重要ではないかと期待を寄せているところです。

 

白川町の情報

面積:237.89km2
人口:1,668人(平成28年12月28日現在 )
町の木:ヒノキ
町の花:岩つつじ

名所・旧跡・観光

飛水峡
美濃白川ふるさと体験村
水戸野のしだれ桜 
クオーレふれあいの里/大正川原キャンプ場
上麻生ダム
ラム肉祭り

隣接する自治体

中津川市|恵那市| 下呂市|七宗町| 八百津町|東白川村

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