東白川村役場

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今井 俊郎 村長

CROCE (クローチェ)season2」「forenta(フォレンタ)
民間活力の新たなチャレンジで村が活性化

モーニングもランチも大人気の「CROCE (クローチェ)season2

―― 前回、第三セクターのお話を伺いましたが、あれからどのように動きましたか?

今井村長 ふるさと企画については交流事業部門がコロナ禍もあって、大きな打撃を受けたという話をしたと思いますが、レストラン味彩の利活用については、エネテクホールディングス株式会社が「CROCE (クローチェ)season2」を昨年オープンさせました。オープン後は大変な人気で、朝のモーニングも昼のランチも始まると同時にお客様でいっぱいになって、時間待ちになる盛況ぶりで大成功を収めています。村としては不採算部門がなくなって、財産収入が入るようになりました。隣接した土地についても、「GRANPEAKS(グランピークス)」というキャンプリゾートを運営してくれることが決まりました。7月のオープンで、こちらも多くの来場者で賑わうことが期待されます。そこで現在、ふるさと企画では、トマトジュースの生産販売、薪の販売などに特化して、人件費も削減しました。その結果、これまでは村が投資しながらも赤字でしたが、黒字に転換することができました。

―― 有限会社新世紀工房についてはいかがですか?

今井村長 有限会社新世紀工房は飲食やお土産販売などがある道の駅の運営と、美濃白川茶のブランドで様々な商品の開発販売をしています。お茶については葬祭業で一定の需要があったのですが、コロナ禍の中で家族葬が増えた結果、お茶の動きが少なくなりました。そうした経緯もあって苦労しましたが、なんとか黒字を計上することができました。

―― 話は戻りますが、「CROCE (クローチェ)season2」の成功は本当によかったですね。

今井村長 ピンチをチャンスに変えることができたと思っています。村としては不採算部門を切り離すことができました。オープンして1年ほどが経過しましたが、やはり第三セクターが運営したころと比べると、商品力が大きく違うと思います。ベーグルが大変な人気で朝、オーブンで焼くそうですが、あっという間に売り切れてしまいます。美濃加茂市、可児市、中津川市、下呂市、高山市などからのお客さんがあり、遠方から訪れてくれています。SNSで「おいしかったよ」「景色がよかったよ」といった書き込みがあって、人気がどんどん広まっています。また、私はシャワー効果と呼んでいるのですが、「CROCE (クローチェ)season2」がたくさんの人を呼び込むことで、道の駅や村内にある「白川茶屋」「野菜村」など、ほかの立ち寄りスポットも売り上げが伸びています。

森林の多機能的な魅力を発信

―― 現在、木材の取引価格が上昇していますが、森林資源が豊富な東白川村にとってはチャンスになるきっかけになりますか?

今井村長 確かに木材の取引価格は上がっていて、製材工場もフル稼働しています。青息吐息だったプレカット工場も仕事が増えてきましたし、森林組合も黒字決算でした。山主へ還元するまでは行っていないようですが、仕事量は増えているようです。ただ一つ、懸念材料があるとすればフォレスタイル事業で、家を建てる仕事もあるわけですが、住設機器なども値上がりしていて、そもそも手に入りにくいと言われていますので工務店に対する影響が出てくるのではないかと危惧しているところです。

―― 昨年11月に「東白川村森林づくりフォーラム」が開催されました。こちらはどんな事業ですか?

今井村長 100年の森林づくり構想を3年かけて立てました。100年の森林づくり構想は簡単に言えば、材木を育てて作る生産林、景観林、自然環境を保護するために広葉樹を植える涵養林といった具合に色分けして、地域に合った山づくりをしていこうというものです。その100年の森林づくり構想を発表する場として、東白川村森林づくりフォーラムを開催しました。同時に、先祖伝来の山はただ守っているだけではなく、多機能的な魅力を発信して山を活用していくことが大切ですから、当村の森林づくりについて意見交換会と現地勉強会を行いました。また、東白川村森林づくりフォーラムを契機にして、森林づくりをより具体化していくため、東白川森林未来会議を開催し、これからの森づくりについて、さらに議論を深めています。

―― その森づくりに関しては、森林レンタルサービスという新たな事業もスタートしているようですね。

今井村長 「㈱山共(やまきょう)」という林業と製材業を営む会社が自社で所有する山を区割りして、キャンプ用にリースしています。こらちは先ほどのグランピークスとは違って、自分で水を引いてきて、自分でテントを作ります。借りた人は通って、少しずつ手を入れていくもので「forenta(フォレンタ)」という森林レンタルサービスです。現在、大変な人気で、こちらも募集と同時に募集数を大きく超えるエントリーがあります。村としては、人が入って手入れをしてくれるのは大変ありがたいことで、今後の展開にも注目しているところです。

移住・定住に力を入れ、昨年は12世帯が移住

―― 最後になりますが、全国的に人口減少問題が言われていますが、最近、東白川村では移住・定住が増えているようですね。

今井村長 はい。昨年、移住・定住に関するNPOを発足させて、専門の職員を入れています。使われなくなった空き家を売りたい・貸したい・寄付したいという3つの需要を受け止めて、整備を行うことで借りやすくして公開するようにしました。名古屋大学の高野先生から1年に12世帯移住があれば人口減が止まるというアドバイスを受けましたので、12世帯を目標にしていたところ、昨年は12世帯39人が移住してくれました。しかも39人のうち10人が高校生以下で、小学校と中学校の子どもが増えました。ただ、移住してくれるのはありがたいですが、仕事の心配をしないといけないと思っていました。しかし、当村はネット環境が充実しています。リモートやPCを使った仕事をされている方が何人かいますし、中には古民家暮らしとDIYを紹介するYouTuberの方もいて、情報発信してくれています。今後も引き続き、毎年12世帯を目標にして移住・定住に力を入れていきたいと思います。

 

東白川村の情報

面積:87.11km2
人口:2,149人(令和3年5月31日) 
村の木:ハナノキ
村の花:ミツバツツジ

名所・旧跡・観光

こもれびの里
つちのこ資料館
神田神社

隣接する自治体

白川町|中津川市

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