海津市 横川 真澄 市長

Leader's Voice

進行する少子化と正面から向き合い子育て世代に選ばれるまちづくりを進める

進行する少子化と正面から向き合い子育て世代に選ばれるまちづくりを進める | 市町村長
進行する少子化と正面から向き合い子育て世代に選ばれるまちづくりを進める | 市町村長

Interview

海津市

横川 真澄 市長

子どもたちが遊びながら学べる施設を整備

-- 子ども未来館(仮称)整備事業の概要と具体的な取り組み内容について教えてください。海津市の課題について教えてください。

横川市長 私は市長就任直後から子育て支援の拠点になる施設を作りたいという思いがありました。いろいろなところを視察する中で、子どもたちが遊びながら学べる、子育て世代の親御さんが気軽に相談できて、仲間を作って交流が果たせる施設を作りたいという思いでスタートしました。体験型の遊具で思い切り体を動かせるエリアをはじめとして、それぞれの年代でそれぞれの目的で使うことができる施設にしたいと考えています。

子ども未来館 1階

子ども未来館 1階

子ども未来館 2階

子ども未来館 2階

当市は大変な人口減少を示しています。昨年4月には旧平田地域が過疎地域に指定されました。次の国勢調査がある令和7年には市の全域が過疎地域に指定されることは間違いないです。現在の時点で、すでにそれだけの人口減少を示してしまっています。県内の平野部で過疎地域に指定されたのは当市だけです。名古屋圏にも非常に近いという点が、ひょっとしたらあだになっているのかもしれないという思いもありますが、令和3年の合計特殊出生率でみると、当市は21市の中で最低を示しています。西濃地域に特に若い世代がどんどん流出しています。それによって極端な少子化が起きています。できる手はすべてうっていかなければならないという思いです。私は市長就任以来、すべての施策において子育て世代に選ばれるまちづくりを第一に掲げています。当市を居住地として選んでもらえるようにという思いも込めて、今回の整備事業も行っているところです。

海津市市長対談

周遊型・滞在型観光への転換を図り、観光客の増加を目指す

-- 羽根谷だんだん公園キャンプ場整備事業の概要と具体的な取り組み内容について教えてください。

横川市長 羽根谷だんだん公園キャンプ場整備事業の出発点は観光面からです。当市は「おちょぼさん」「木曽三川公園」という観光入込客数が100万人を超える2か所のスポットがあります。ほかにもたくさんの観光資源があって、市外、県外から多くの方に来ていただいています。ただ、残念ながら滞在時間が非常に短いです。典型的な通過型の観光にとどまっています。そうした中、滞在時間を長くしていただいて、様々なところへ足を運んでいただけるようにしたいと考えています。周遊観光のルートを作ったり、観光情報を発信することはもちろんですが、ハード的にも滞在時間を長くしてもらえるものを作らなければならないという思いがありました。その中で今回の整備事業がスタートしました。

千代保稲荷神社

千代保稲荷神社

木曽三川公園

木曽三川公園

羽根谷だんだん公園は、BBQ施設はありましたが、以前からキャンプ利用をしたいという声がありましたので、「羽根谷だんだん公園キャンプ場」として4月にオープンしました。現在は駐車場が少ないため20テントサイトぐらいですが、駐車場を増やすとともに、来年の春を目指してオートキャンプサイトの整備も進めています。最終的にはテントサイト、オートキャンプサイトを含めて40ぐらいに増やして、好評をいただいたならばさらにエリアを拡充して大規模に、指定管理者に任せられる施設になればと考えています。

羽根谷だんだん公園キャンプ場

羽根谷だんだん公園キャンプ場

羽根谷だんだん公園キャンプ場

羽根谷だんだん公園キャンプ場

-- 利用率についてはいかがですか?

横川市長 想定よりは多かったです。平日の稼働率はそれほど高くないですが、土日曜はほぼ100%です。ならしてみると2割ぐらいの稼働率を想定していたのですが、現在は3割弱ぐらいの稼働率になっています。

当市の移住定住戦略の中では中京圏の若い世代を呼び込みたいと考えています。その中で観光の誘客と合わせてオープンしたわけですが、キャンプ場利用者の6割近くは愛知県の方です。当市として呼び込みたいと考えている方々に関係人口として来ていただいているという点では目標を達していますので今後も継続していきたいと考えています。

-- 宿泊施設の誘致ということでコンテナホテルも開業したようですね。

横川市長 はい。なんとか宿泊施設の誘致をしたいと考えていた中で、職員が情報をつかんできてくれました。運営は千葉県に本拠を置くデベロップという会社で全国に展開をしています。

少し前置きが長くなりますが、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルスの集団感染が起きたことは記憶に新しいです。デベロップは医療従事者の宿泊施設を船の周りにおいて対策の拠点基地を作った会社です。デベロップは元々、コンテナを作る会社です。社長が阪神淡路大震災の被災地を見たとき、「支援を要する妊婦や障がい者の方々が片隅に追いやられて非常に肩身の狭い思いをしていました。これは本来の避難所ではない。こうした方々に、もう少し快適な避難生活をしてもらいたい」という思いからコンテナを改造したホテルを作ったそうです。それを災害時に活用するためには、普段はビジネスホテルとして展開しようというのがスタートだったそうです。私は、企業の紹介を受けたとき、ビジネスホテルという事業があったうえで、災害時にも活用できるという話だと思っていたのですが、スタートが逆でした。非常に感銘を受けましたので、関わりを持ちたいと考えて、旧平田庁舎跡地に設置してもらいました。万が一、災害が起きた場合は、各避難所にコンテナを持っていって、支援を要する方の避難生活に使っていただくことができます。市民の安全・安心にもつながる、非常にうれしい進出だと考えています。

コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 海津」

コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 海津」

コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 海津」

コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 海津」

心地よい空間づくりで気軽に本と親しめる

-- 読書ガーデン整備事業の概要と具体的な取り組み内容について教えてください。

横川市長 当市は昨年3月に、「海津市読書のまち宣言」を行い、読書の推進をしています。本にふれて、いろいろなことを学ぶことは考える力につながると思います。気持ちよく読書ができる空間づくりをしたいという思いから「海津図書館」の整備をしました。Wi-Fiを導入して調べ学習ができるようにすると同時に、屋外には気持ちの良い水辺空間で本が読めるようなテラス席や東屋なども設置しました。

読書ガーデン整備事業

読書ガーデン整備事業

-- 市長も本はよく読まれますか?

横川市長 人と比べて読書量が多いかと聞かれると、正直それほど多くはないです(笑)。個人的には推理小説が好きでよく読みましたし、三国志を中心に歴史物もたくさん読みました。本を読んでいないと、自分が書くときに書けないです。仕事をするうえでも大切なものなので、子どもにはぜひたくさんの本にふれてもらいたいと考えています。

-- 観光農園開園補助事業の概要と具体的な取り組み内容について教えてください。

横川市長 当市は農業のまちでもあります。これだけ盛んな農業を観光に生かさない手はないと思っています。観光農園をもっと整備して、たくさんの人に集ってもらうことが誘客を伸ばす、滞在時間を延ばすうえで大事だということで、観光農園の整備を進めています。市が直営で観光農園を運営していくという時代ではありませんので、民間の協力者を補助するという形で取り組みをしていきたいと考えているところです。今年は資材の高騰もあって、実施が難しい状況にありますが、来年以降も対象になる農業法人や農業従事者と調整しながら整備をしていきたいと考えています。

先ほどのキャンプ場の話もそうですが、当市には水辺があり、山の豊かな自然もあります。農業とあいまった自然を体験してもらえる施設ができたらと考えています。

-- 最後になりますが、コミュニティバス「海津津島線」の運行がスタートしましたね。

横川市長 はい。10月から当市と愛知県津島市を結ぶコミュニティバス「海津津島線」の運行がスタートしました。自治体が運営するコミュニティバスで県外へ行くのは、県内では初めてです。非常に要望が多くて、こちらも市長就任時から取り組んできた事業です。かつては民間のバス会社が運営する津島駅までの路線がありましたが、今はなくなってしまいました。

当市から名古屋へ行こうと考えると、北部地域の方たちは岐阜羽島駅へ行きます。南部の方々は養老鉄道を利用して桑名を経由してアクセスする方が多いわけですが、やはりアクセスにおいて不便を感じていたことは事実です。そこでアクセスを高めたいし、名古屋圏からも多くの方に来ていただけるような基盤整備をする必要があると考えてスタートしました。平日は往復で28便、土日祝日は往復合計15便を運航しています。市役所から名鉄津島駅まで道路混雑がなければ25分ほどで行くことができます。それから名鉄電車に乗り換えても1時間あれば名古屋へ行くことができます。

スタートしたばかりで認知度も低く、現在は1日平均25人程度の利用ですが、認知度が高まって多くの方に利用されるようになれば、名古屋へ通勤、通学するにも大変便利だということも理解してもらえると思います。当市を居住の拠点にしてもらって若者の流出を何とか止めたいということも含めて取り組みをスタートしています。

コミュニティバス「海津津島線」

コミュニティバス「海津津島線」

 

海津市役所

〒503-0695 岐阜県海津市海津町高須515番地 
TEL.0584-53-1111 FAX.0584-53-2170
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海津市の情報

面積:112.03km2 人口:32,758人(令和4年4月1日) 市の木:松 市の花:みかんの花 市の魚:なまず 市のマスコットキャラクター:かいずっち

名所・旧跡・観光

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