大野町 宇佐美 晃三 町長

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義務教育学校の開校を目指して
「みんなで創る学校づくりプロジェクト」がスタート

大野町の宇佐美晃三町長
義務教育学校の開校を目指して<br>「みんなで創る学校づくりプロジェクト」がスタート | 市町村長

Interview

大野町

宇佐美 晃三 町長

候補地の絞り込みを今年中に

―― 大野町の最近の動きについて教えてください。

宇佐美町長 今、一番力を入れて取り組んでいることは教育問題、小中学校の統廃合についてです。基本方針については、昨年末に決まりました。現在ある二つの中学校と六つの小学校を小中一貫校にするというところまでは形になっています。

場所については、3月の議会で初めてお示ししました。「みんなで創る学校づくりプロジェクト」もスタートしましたし、4月には地域説明会、7月と8月には毎年開催しているタウンミーティングでも話す予定にしています。そのあたりの議論を経て意見集約したうえで、できれば今年中に1カ所に絞り込みたいと考えています。最終的には令和13年度か14年度辺りに開校できたらと考えています。

大野町の宇佐美晃三町長との対談風景

タウンミーティング

タウンミーティング

―― 三つの候補地はどこになりますか?

宇佐美町長 一つめは町役場の西です。二つめは名鉄廃線敷の辺りが人口中心付近にあたりますので、そこです。三つめは既存の学校を活用したらどうかという意見もありましたので東小学校になります。最低27,000㎡、できれば30,000㎡ぐらいの広さを確保したいと考えていますので、拡張性が一番ある東小学校にしました。

―― 今後、様々な意見が出ると思いますが、ポイントはありますか?

宇佐美町長 一番のポイントは、距離感だと考えています。六つの小学校では、現在こどもたちは歩いて通っていますが、2kmぐらいは歩いて通ってほしいと考えています。それ以上の距離はスクールバスになるでしょう。中学生は自転車通学できると思います。そうした距離感をカバーできる立地としてふさわしいのはどこか、ということは一つのポイントだと思います。

―― 親御さんの反応はいかがですか?

宇佐美町長 少しびっくりしたのは、学校の統合に対する反対意見がほとんどないことです。「新しい学校に早く通わせたい」という親御さんの声も多いです。高齢者からすると、自分たちの地域から学校がなくなることには反対する声があるかと思っていましたが、それもほとんどないです。「孫に新しい学校へ通わせたい」という声が多く聞かれます。

―― 少し意外な気もしますね。

宇佐美町長 はい。でも、人口減少の中で、複式学級になったり、競争もなくなりますし、部活動も難しくなります。文部科学省も以前から2~3クラスが適正だと言っていますし、その方がこどものためになると考える親御さんが多いのだと思います。

―― 統合によって、廃校になった学校についてはどのような活用になりますか?

宇佐美町長 これも並行して議論を進めることになると思います。まずは避難所としての機能が残っています。あとは、民間企業に生産拠点として活用していただく、あるいは、イビデン株式会社様は現在700名程度の方が働いていますが、フル稼働になると、1000名程度の想定もあるようなので、そうした際の優良宅地としての活用なども考えられると思います。

好調な道の駅だが、ブラッシュアップとリニューアルは必要

―― 話題は変わりまして、東海環状自動車道本巣ICの開通により、変化はありますか?

宇佐美町長 はい。以前から、職員には、これまでは終点として大野神戸ICで降りてくれる人が多かったけれど、本巣ICの開通によって、流れは変わると言い続けてきました。本巣IC~大野神戸IC間は昨年8月に開通しましたが、道の駅「パレットピアおおの」の売り上げについては微減になると思います。やはり影響はあると思います。昨年の春は淡墨桜を目的にした観光バスがかなり立ち寄りました。それが今年は本巣ICで降りて向かうことになると思います。ただ、その後、谷汲山などに立ち寄れば、大野神戸ICから乗るということも想定できます。ゼロにはならないと思いますが、一定程度の影響は出ると思います。道の駅を目的に来ていただけるよう、さらにブラッシュアップしていく必要はあると思います。

パレットピアおおのの外観

パレットピアおおの

―― 道の駅自体は好調が続いているようですね。

宇佐美町長 はい。売り上げは約4億円あり、指定管理による運営ですが黒字経営です。レジでのカウントが40万ですから、一人当たりの単価は約1,000円です。レジカウントの人数で40万人ですから、年間約100万人の方に来ていただいていると思います。ただ、こうした施設は、賞味期限は10年だと当初から言ってきました。一定のファンは獲得していると思いますが、やはり陳腐化してお客様に飽きられますからリニューアルは必要だと考えています。

町特産品ブランド「大野の太鼓判」

―― 昨年6月には高知県佐川町と災害発生時の相互応援協定を締結しましたね。

宇佐美町長 はい。当町は常呂に入植した経緯があり、北海道北見市と友好都市提携を結んでいます。佐川町も常呂に入植した歴史があり、姉妹都市提携を結んでいます。そのご縁で、佐川町と協定を結ぶことになりました。2月には、北見市で物産展が開催され、当町産のイチゴ「美濃娘」380パックが1時間で完売しました。

―― 特産品でいえば、「パーシーマン」と「カキフライ」が「大野の太鼓判」に認定されましたね。

宇佐美町長 はい。当町の特産である富有柿を使った新たな特産品ができてうれしく思っています。当町は富有柿の生産において農協への出荷量はトップです。ただ、大野町かき振興会生産者大会が開催されるのですが、柿農家は400軒を切ると思います。私自身も柿生産をしていて、参加していますが、私が初めて参加したときは500軒ぐらいありましたから、残念ながら減少しています。

私自身は忙しくて、なかなか手をかけられませんが、仕事は1年間続きます。1月からは剪定が始まり、次は皮の中に虫が入るので皮むきをします。4月に葉が出て、5月には柿の蕾ができます。それを1枝に1つの蕾にする摘蕾をして、その後は消毒も始まります。7月には実ができ始めますが、そこでも実を大きくするために摘果をします。柿生産は結構手間がかかります。高齢化もあり、生産者は減少傾向にありますが、当町の大切な特産品ですから今後も支援を続けていきたいと思います。

富有柿

富有柿

富有柿を使ったパイ饅頭パーシーマン

パーシーマン

富有柿のドライフルーツカキフライ

カキフライ

 

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人口:21,025人(令和7年3月1日)
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