INTERVIEW
Leader's Voice

Interview
伊藤 敬宏 町長
伊藤町長 町長就任時に“稼ぐ行政”をキーワードの一つとして掲げました。その具体的な取り組みとして、ふるさと納税に力を入れています。就任時の寄付額が年間約170万円でしたが、職員や企業の力を借りて、一昨年が約850万円になり、昨年は9月末時点で約1,200万円まで引き上げることができました。

ただ、特産品の開発はある程度できても、PR方法に関して、なかなかうまくいかない部分があったので、総務省の地域活性化企業人を活用して、レッドホースコーポレーション株式会社から職員を派遣してもらっています。商工会を中心に当町を知ってもらったり、新しいPR方法なども考えてもらっています。もう一つは、株式会社リトルクリエイティブセンターとも提携を結んで、東京で特産品のPRをしてもらっています。特産品の開発はもちろんですが、PRの方法や検索にヒットする方法の研究などに力を入れています。
伊藤町長 はい。なんとか形にすることができました。ほかにもMiya foodsがMy Chili( マイ チリ ) という唐辛子ソースを製造・販売していますが、全国商工会が開催している『Buyer's room 2025(9月の部)』にて、102商品の中から審査員特別賞を受賞しました。自家製のソーセージ開発も始めて、今後はセットにして売ることを計画するなど力を入れてくれています。また、飛騨牛の取り扱いもできますので、見直しをはかるなど、やれることは貪欲にチャレンジしていきたいと考えています。

シバタイヤ

My Chili(マイ チリ)
伊藤町長 はい。当初は30品目ぐらいでしたが、職員の頑張りもあって、現在は100品目以上になりました。PR方法についても、これまでは単品でのPRがメインでしたが、定期的に発送するなど、やり方を見直して長期的に寄付を獲得していくという方法を民間からアドバイスをもらって実践しているところです。 スタートアップを支援して活性化を図る
伊藤町長 当町は飲食店が少ないです。3年前にパジェロ製造株式会社が撤退して、その影響で人口も200人ほど減りました。企業誘致も進めたいとは考えていますが、財政的に厳しい面があります。そこで、坂祝駅に着目しています。JRの駅は貴重な資源ですから、駅を活用して、駅前の活性化を図りたいと考えています。
スタートアップ支援を始めたのですが、現在3件ほど相談をいただいています。まだ形にはなっていませんが、情報を発信したことによって、引き合いもいただいていますので、少し手ごたえを感じているところです。もう一つは、観光やインターンなどの企業訪問で、当町を訪れていただく方がいますが、残念ながらそうした方々が宿泊する場所がありません。近隣の美濃加茂市、岐阜市、愛知県犬山市などで宿泊するという現状があります。せっかく来ていただいた方が地元でお金を消費するシステムを構築したいと思っています。民宿などができるといいのではということで発信したところ、相談したいという声をいただいています。まちの魅力をどんどん発信して、スタートアップ支援に力を入れていることをアピールすることで、活性化をどんどん進めていきたいと考えています。
伊藤町長 東海地方では初めての、郵便局と一体型した駅ということで、駅舎は郵便局に整備していただきます。当町はトイレとロータリーの整備を進める予定ですが、令和9年ぐらいをめどに整備を進めることができたらと考えています。

坂祝駅

坂祝駅
伊藤町長 やりたいと思う政策はたくさんあるのですが、財政状況が厳しい中、なかなか実現することができない難しさを実感しています。当町は、パジェロ製造株式会社があったことから、内外から裕福なまちだと見られています。ただ、パジェロ製造株式会社の撤退により、16%ぐらい税収は下がりました。今は決して裕福なまちではありません。ただ、42年間という長い年月にわたって、パジェロ製造株式会社が支えていた部分があるので、町外だけでなく、町民にも裕福なまちだというイメージが根強く残っています。ただ、現状はそうではありません。これまで当町は、住民説明会などの住民との対話の機会が少なく、本当の姿を知っていない方が多いと思います。そこで、来年度は住民説明会やタウンミーティングを徹底的に実施しようと考えています。現状を説明して、本当の姿をしっかり認識してもらおうと考えています。これまでのように行政頼みだけでは成り立たないことを知ってもらって、地域の皆さんにも自発的に取り組んでもらえるよう働きかけていきたいと思います。
伊藤町長 当町は、教育に関してはとても協力的な方々が多くて、熱意のある方も一部見られます。木曽川中流域や猿啄城を活用するNPO法人なども活発に動いてくれています。ただ、そうした方々が高齢であったり、一部の方々にとどまっていて、ほかの活動に対して巻き込むほどの形にはなっていません。
近年はインフラ整備によって、まちの中心がこれまでより北部にシフトしつつあり、ありがたいことに人口も微増しています。子育て世代の若い方々の流入は増えています。住民と対話する機会をどんどん増やしていく中で、住民の自発的な活動の増加につながってくれればと考えています。

木曽川

猿啄城(さるばみ城)

猿啄城(さるばみ城)展望台
〒505-8501 岐阜県加茂郡坂祝町取組46-18
TEL.0574-26-7111 FAX.0574-27-1808
坂祝町のホームページはこちら
面積:12.89km2
人口:8,231人(令和7年12月末)
町の木:南天
町の花:サルビア
飛騨木曽川国定公園(通称:日本ライン)
日本ライン ロマンチック街道
猿啄城跡
岩屋観音
関市|美濃加茂市|各務原市|可児市
坂祝町商工会のホームページはこちら
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