関ヶ原町 西脇 康世 町長

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江戸時代から残る貴重な遺構
今須宿問屋場の活用法を模索

関ヶ原町の西脇康世町長
江戸時代から残る貴重な遺構<br/>今須宿問屋場の活用法を模索 | 市町村長

Interview

関ヶ原町

西脇 康世 町長

中山道沿いに残る地域の財産

―― 関ケ原町の最近の動きについて教えてください。

西脇町長 今須地区の旧中山道今須宿に昔の問屋場があるのですが、町が譲り受けることになりました。建物自体は江戸後期に建てられたもので、幕府や藩の重要な荷物などを取り扱っていました。

建物は切り妻造り、瓦屋根の2階建てで、延べ床面積308.83㎡を町有形文化財に指定しました。屋根は修復されていますが、内装については、台所は改装されていますが、それ以外はほぼ当時のままです。文政11年(1828年)に建てられたものですが、明治時代初期に、この地域で米騒動がありました。その時、この問屋場が農民に襲われたという言い伝えが地区に伝わっているのですが、農民が振るった鎌による傷の跡も残っています。地域にとっても大きな財産ですから、いずれは公開しながら、どのように活用していくかを今後は決めていきたいと思っています。

関ヶ原町の西脇康世町長との対談風景

今後の道筋としては、今年は方向性を検討して、建付けが悪い箇所もあるので、今年度は岐阜県建築士協会に建物の耐震調査、来年度は建物の修理をして、再来年度ぐらいにオープンすることができたらと考えています。

中山道については、国道21号になりましたので、関ケ原地区については遺構がほとんど残っていません。それに比べて、野上地区、松尾地区、山中地区、今須地区については少し遺構を見ることができます。

近くには、地元で今須峠と呼ばれる場所があります。元々は急峻な峠道でしたが、明治時代以降に坂道が削られて自動車で通行できるようになりました。そのせいで埋もれてしまっていたのですが、現在の道路のすぐ脇に、峠道だった時に置かれたと思われる石碑が見つかって、案内看板も設置したところです。当時の状況を思い浮かべながら歩いてもらうことができると思います。中山道は週末を中心に、外国人のバックパッカーの姿を見ることも増えていますので、この問屋場を中心に中山道の雰囲気を高めていくことができたらと考えています。

今須峠にある看板

今須峠の案内板

旧中山道の今須宿にある昔の問屋場

今須宿の問屋場

―― 問屋場周辺には、お茶を飲んだり休憩する場所などはありますか?

西脇町長 町民や観光客が常時立ち寄ることができる休憩場所は、残念ながら現在はありません。その意味では、この問屋場を古民家カフェなどにするアイデアも面白いのではないかという思いもあります。ただ、管理をどうするかという枠組みや、活用の仕方については、それぞれきちんと考える必要がありますので、その辺りは慎重に検討を進めたいと思っています。

7月から「せきがはらポケットパークマルシェ」を開催

―― 今日も観光バスを見ましたが、「岐阜関ケ原古戦場記念館」は相変わらず賑わっているようですね。

西脇町長 週末は他県ナンバーの自動車も多くなって、観光地として定着しつつあるという感覚はあります。NHK大河ドラマ『どうする家康』の放送時には過去最多となった年間19万人の方にお越しいただきましたので、やはり大河ドラマの影響は大変大きいように思います。来年は『豊臣兄弟』が放映される予定です。関ケ原合戦の時期と少し時代は違いますが、戦国時代が取り上げられると関心度は高まりますので、多くの方が関ケ原に来訪されることを期待しています。

―― 岐阜関ケ原古戦場記念館による地域への波及効果についてはいかがですか?

西脇町長 一定の波及効果はあるものと考えていますが、地域への波及効果をさらに高めるべく、「駅北ポケットパーク」において、7月26日から「せきがはらポケットパークマルシェ」を開催します。町内のお店に出店してもらって、記念館への来訪者などの立ち寄りを促すことを通じて地域活性化につなげることができたらと考えています。すでに5月の連休に町内のお店に出店してもらって、試験的な形で開催したのですが、「多くの人が立ち寄ってくれました」という声もいただいたので、期間も長くして開催します。ぜひ、多くの方に立ち寄っていただきたいと思います。

せきがはらポケットパークマルシェ

せきがはらポケットパークマルシェ

せきがはらポケットパークマルシェの様子

せきがはらポケットパークマルシェ

立ち寄り客の多い「笹尾山」は伐採を進め、眺望がUP

―― 岐阜関ケ原古戦場記念館を訪れた方が、史跡地へ寄る際は、どこが一番多いですか?

西脇町長 やはり石田三成が陣を構えた笹尾山です。先日、私も行ってみたのですが、外国人の方で、一人で訪れているようでしたが、案内板をじっくりと呼んでいる姿はとても印象的でした。国内外問わず、歴史好きな方が多いことを再認識した次第です。

笹尾山については、東屋があって一休みすることができるのですが、そこからの眺望をよくしてほしいという声をいただきましたので、冬に樹木の伐採を行いました。その効果で、東屋から開戦地を見ることができるようになりました。ただ、伐採時期が冬だったので、木の隙間から見ることができたのですが、季節が進んで夏になると、葉っぱが生い茂って、眺望が悪くなってきましたので、今後もさらに見やすくなるように、適宜手入れを進めていきたいと思います。

石田三成陣跡の笹尾山

笹尾山

笹尾山頂上からの眺望

笹尾山からの眺望

 

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関ヶ原町の情報

面積:49.29km2
人口:6,060人(令和7年8月1日)
町の木:すぎ
町の花:うめ

名所・旧跡・観光

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関ヶ原ウォーランド
中山道関ヶ原宿
今須宿
寝物語の里(美濃・近江の国境)
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