白川村 成原 茂 村長

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白川村誕生150周年という節目の年。多彩なイベントも開催

白川村の成原茂村長
白川村誕生150周年という節目の年。多彩なイベントも開催 | 市町村長

Interview

白川村

成原 茂 村長

世界遺産サミットや記念式典なども開催

―― 今年の新しい動きについて教えてください。

成原村長 今年は当村が誕生して150周年になります。明治8年6月1日に廃藩置県が実施されて、23カ村が合併して当村が誕生しました。また、世界遺産登録がされて30周年になる節目の年です。今年6月には村誕生150周年を祝う式典を行いました。世界遺産登録30周年については、11月には富山県南砺市で世界遺産サミット、12月に当村で記念式典とシンポジウムを開催します。

白川村の成原茂村長との対談風景

白川学園生徒の発表会の様子

「白川村誕生150周年記念式典」白川学園の生徒の発表会

広域観光の中で、いかに独自の色を打ち出せるか

―― 5月の連休は観光客の入り込み客数についてはいかがでしたか?

成原村長 祝日と祝日の間に少し間隔があったこともあって、おかげさまで例年のような大渋滞にはなりませんでした。GW全体を通した入り込み客数については、昨年とほぼ変わらないという報告を受けています。

オーバーツーリズムが課題になっていますので、今年は総量規制を行う手始めとして10月から大型バスや普通車の駐車料金の値上げ、さらには完全予約制の駐車体系ができないかも検討したいと思います。これまでも、様々な策を講じてきましたが、これといった解決策にはなりませんでしたので、新たな総量規制に向けた取り組みを進めたいと思います。

もう一つは、世界遺産一極集中の是正です。南部地域には「白山」があり、2023年に国の名勝に指定された「白水の滝」もあるのですが、客層が違うこともあって、なかなか足を運んでもらえません。そこで今年からは國學院大學西村教授の力を借りて、アクティビィティのための誘客をどうしたらいいか、数年かけて方策づくりに取り組んでいきたいと考えています。そのことによって、一極集中を緩和させたり、南部地域に新たなお客を呼び込みたいと考えています。

白川郷のかん町地区

白川郷のかん町地区

白川郷の白水滝

白水の滝

大白川白山の風景

大白川白山

―― オーバーツーリズムという問題はありますが、それだけの人が来ているのは、すごいことですね。

成原村長 はい、もちろんありがたいことです。たくさんの方が訪れている要因としては、二つ考えられると思います。一つは、世界遺産ということで非常に知名度が高くて、インバウンドのお客様が多く訪れているということです。もう一つは、高山市と石川県金沢市はどちらも観光都市ですが、ハブ化していることが要因だと思います。昔は高山市で完結した、あるいは金沢市で完結していました。でも今は、高山市や金沢市で四泊、五泊して、高山市をベースに上高地、松本、白川郷、金沢市へ行きます。金沢市をベースに福井県へ、能登半島、白川郷、高山市へ行くという具合です。

先日、北陸・飛騨・信州3つ星街道観光協議会の会合がありました。その際、最近の傾向として、高山市や金沢市はハブ化しています。当村にとってはありがたいことですが、観光の本質をもう一度しっかり考えながら、それぞれの地域が広域観光の中で、しっかりと色を出せるようにしましょうということで、お互いの意思を確認しました。そういう時期を迎えていると思います。

様々な思いが込められた悲願の酒蔵づくり

―― 話題は変わりまして、白川村と渡辺酒造店による酒蔵づくり共同プロジェクトがスタートしましたね。

成原村長 はい。大変ありがたいことにクラウドファンディングによる支援もたくさんいただいて、順調に進んでいます。

ふるさと納税サイト「ぎふちょく」
https://gifuchoku.jp/projects/shirakawa/kura

ふるさと納税サイト「ぎふちょく」世界遺産白川郷の100年の悲願・酒蔵をつくりたい!『白川村の蔵』建設プロジェクト

ふるさと納税サイト「ぎふちょく」
世界遺産白川郷の100年の悲願・酒蔵をつくりたい!『白川村の蔵』建設プロジェクト

―― 今後は、どのようなスケジュールで進んでいきますか?

成原村長 今年、来年で工事をして、来年途中から試作品を作って、令和9年4月から本格的な稼働ができたらと考えています。ただ、課題はあります。村で採れた山田錦を使うことになりますので、それをどのように確保するかは課題の一つです。

今後、増量を図っていきますが、よい点としては現在つくっているコシヒカリより高い価格で買ってもらえるので農業所得は増えます。また、耕作地が増えるわけですから雇用も確保できます。あるいは、当村へ来なければ買えないお酒をつくるということで、大きなPR効果もあります。

問題は、現状で1haの田んぼをいかにして20haまで増やすかという点です。ただ、村内には、たくさんの遊休農地があります。村内の田んぼの面積は120haです。そのうち、現在生産をしているのは約40haです。山際で長年使われていない土地については、木が生えたりして、田んぼに回復するのが難しい土地が20haぐらいあると思います。それでも60haほどは活用できる土地があります。中にはすでに転作してしまって、田んぼに適した土地にするため数年かかる土地もあると思いますが、少しずつ時間をかけて20haまで増やしていきたいと思います。
村としても大きなプロジェクトになりますが、このプロジェクトの中には、村の中に雇用をつくり出す、村内で生産した原材料を使った特産品をつくりたい、新たな特産品を開発することで、村を広くPRしたいなど、様々な思いが込められています。たくさんの方のご支援をいただきながら、少しずつ前に進めていきたいと思います。

白川村役場

〒501-5692 岐阜県大野郡白川村鳩谷517
TEL.05769-6-1311 FAX.05769-6-1709
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白川村の情報

面積:356.55km2
人口:1,464人(令和7年7月1日)
村の木:ブナ
村の花:白山シャクナゲ

名所・旧跡・観光

白川郷(荻町集落)
御母衣ダム、御母衣湖
飛騨トンネル
白山スーパー林道
どぶろく祭り

隣接する自治体

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