高山市 田中 明 市長

Leader's Voice

駅西地区に多機能施設を整備
文化、ビジネス、観光交流などの新たな拠点に

高山市の田中明市長
駅西地区に多機能施設を整備<br>文化、ビジネス、観光交流などの新たな拠点に | 市町村長

Interview

高山市

田中 明 市長

グローバル人材の育成を目指す特色ある義務教育学校

――「荘川さくら学園開校」の概要と取り組み内容について教えてください。

田中市長 荘川さくら学園は義務教育学校になります。荘川地域は、元々、地域の絆が強くて、郷土愛もあって、地域で子どもを育てる機運があって、地域の方から「学校をなんとかしたい」という声をいただきました。少子高齢化が進む中、何年もかけて話し合いをした結果、義務教育学校にすることに決まりました。

高山市の田中明市長との対談風景

4月に開校したばかりですが、少人数の中で本当にアットホームな関係を築いています。私としては、グローバルな子どもを育てたいという思いがありましたので、国際理解、異文化との接し方を学ぶための一つのツールとして外国語教育に力を入れているのが特徴です。フランスの学校とは、すでにオンライン交流を実施していますし、アメリカ・デンバーの学校とも連携を予定しています。

もう一つの特色としては、令和8年4月からは学区を外します。通常だと荘川に住んでいるこどもだけが通えるのですが、市内どこからでも通うことができるようになります。すでにオープンスクールを実施しましたが、9人のこどもたちが興味を示してくれました。

――すでに開校から日数が経過していますが、親御さんの声や子どもたちの反応はいかがですか?

田中市長 年上の子が年下の子に勉強を教えたり、年下の子が年上の子を敬ったり、こども同士の関係も深まっていると思います。荘川には神社がいくつかあり、そこでは村芝居が行われます。大人がこどもたちの晴れ舞台を用意して、住民が普段から交流していて、ふるさとに対する思いが強いので、こどもを大切に育てる場がさらに充実してよい方向に進んでいるという声が聞かれます。また、少人数であるがゆえに、きめ細かい授業ができますので、一人ひとりが学ぶ楽しさを味わうことができるようになっています。

学園には、地域外からも学園施設や授業の様子を見学に訪れている方がみえます。荘川さくら学園で学びたいという方がみえれば受け入れていきたいと思います。

荘川さくら学園のALTとえいごあそび

荘川さくら学園(ALTとえいごあそび1、2年)

荘川さくら学園の開放的で木のぬくもりが感じられる校舎内

荘川さくら学園(開放的で木のぬくもりが感じられる校舎内)

荘川さくら学園の保育園時、小学生、中学生のレクリエーション英語で借り物競争

荘川さくら学園(保小中レク「英語で借り物競争」)

医療に妥協せず、各種連携やDX化を進める

――「地域医療」の概要と取り組み内容について教えてください。

田中市長 地域医療については、当市に住んでいるから失われる命、健康があってはならないと考えています。ですから医療には妥協しません。この考えは市長就任以来、貫いている考え方です。

いろいろな考え方がありますが、一つは、地域の中核病院である久美愛厚生病院と高山赤十字病院と連携協定を結んでいます。岐阜大学とも連携を結んで、寄附講座による医療者教育を展開しています。医療DXの活用も進んでいます。これまでは組織を採取して状況を調べるときは、専門の医師が、その場にいなければなりませんでした。それがDXを導入したことによって、大学に高解像度の画像を送ることで診断ができるようになりました。移動診療車も導入しました。これにより、看護師だけが車に乗って、診断はその場にいない医師に遠隔でやってもらえるようになりました。

広域連携という意味では、飛騨市、下呂市、白川村とも連携協定を結んでいます。これにより、相互に補完しあいながら充実した医療を受けることができる環境づくりをしています。

移動診療車内の田中市長

移動診療車

移動診療車の車内

移動診療車

移動診療車の外装

移動診療車

地域外から投資が続くチャンスを生かして、さらに活性化

――「高山駅西地区複合・多機能施設の整備」の概要と取り組み内容について教えてください。

田中市長 高山駅西地区複合・多機能施設の整備については、長年にわたって、どう整備するのかという議論が続いてきましたが、昨年度、基本方針を固めて、方向づけをしました。主な機能としては、文化ホールや各種市民活動等に利用できるルーム、子育て世代が過ごせる屋内の子どもの遊び場等を整備する予定です。

――かなり大きな建物になるのですか?

田中市長 はい。本市の中では、かなり大きな施設にはなると思います。上記機能のほか、駅の近くに立地しますから、若者の交流拠点としての活用や、アンテナショップのようなものを試験的にやりたいと考える方のためのスペース、市内在住の外国人の方との交流を推進する多文化共生センターのような機能も盛り込むなど、多くの利用者に利用いただける新しい拠点施設として整備したいと考えています。

――新たな拠点施設ができるということで楽しみは広がるばかりですが、高山市は本当に元気がありますね。

田中市長 はい。マルシェなども市内のあちこちで開催されていますし、本当に元気です。今、インバウンドの方々にたくさん来ていただいて、市民の中でも様々な声があります。マナーやごみ問題などがクローズアップされていますが、一方でインバウンドの方が訪れることで、観光産業が支えられているのは事実です。10月からは宿泊税も導入しました。当市を訪れる方にも、まちづくりに貢献していただきたいと考えています。観光客が出したごみ処理費用も、これまでは市民の税金で賄っていましたが、その費用に充てたいと思います。

人口動態を見てみると、自然動態は減少が続いていますが、社会動態を見ると令和6年度からは増加に転じています。これも大きな変化です。人口減少社会において、当市にはビジネスチャンスがあるということで、他地域からの流入があるということです。地域外から資本が入ることにアレルギー反応があることも理解しています。しかし一方で、それだけ魅力があるまちだと認識されているわけです。そのことも、市民にきちんと伝えていくことが大事だと考えています。

先ほども言いましたが、人口動態で、社会動態は減少から増加に転じています。税収も増えています。30代から50代の方が元気で、新しいことを始めようという意識を持つ方が出てきています。過渡期であるとともに、チャンスの時期ではないかと思っています。すでに市民に対するアンケートも実施しました。観光客に来ていただくことについては、多くの方が肯定的です。一方で、マナーやごみ問題については課題だと捉えています。それは、住民の思いですから大切にしないといけません。正直な気持ちだと思います。当市の市民は郷土愛を持つ方が多いと思います。様々な反応が出てくるということは、それだけまちづくりに対する関心があるということですから、議論できるまちは健全な姿だと思っています。これからも、様々な声に耳を傾けながら、そして、このチャンスを生かして当市の活性化をさらに進めていきたいと思います。

 

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