INTERVIEW

Leader's Voice
Interview
早野 博文 町長
早野町長 令和3年に改定した垂井町都市計画マスタープランに基づいてまちづくりを進めていますが、マスタープランの重点戦略の一つに「庁舎周辺での都市機能集積拠点づくり」を位置付けています。直近では、本年5月20日に庁舎周辺の市街化調整区域約4haを市街化区域に編入し、あわせて商業系の土地利用を促すため用途地域の変更及び地区計画の指定が完了しました。この後、ホームセンターとディスカウントストアを併設した商業施設の進出計画があり、順調に進めば令和8年度中にオープンの予定と聞いています。
また、先ほどのエリアの南側と県道養老垂井線の西側に位置する市街化調整区域の一団の土地(約13ha)の都市的土地利用の検討を進めています。すでに地権者に対して土地活用にかかる意向調査を行いましたが、約8割を超える方から前向きな回答もいただいています。今後は、民間事業者との意見交換をしながら、にぎわいづくりに向けた都市的土地利用を進めていきたいと思っています。
早野町長 ここは、先日、土地区画整理の組合が立ち上がったところです。当町では、昭和53年から平成11年にかけて、4つの地区において土地区画整理事業が実施されてきました。事業実施後は、多くの住宅が建築され、町内においても、比較的、人口密度が高い地域になっています。府中清水地区の地権者の土地活用に対する機運が高まったことから、今回の運びになったわけです。当町においては約30年ぶりとなる事業になりますので、土地の区画を変え、道路や公園などの公共施設を整備することで、若い世代や子育て世代に選ばれるまちをつくっていきたいと考えています。
早野町長 これは、地域、各種団体から自ら提案してもらい、町民が主体になって地域を活性化する事業です。当町では、約30年にわたり、町主催の「ふれあい垂井ピア」を開催してきましたが、私が町長に就任してから中止にしました。それまではずっと行政主体でイベントを実施してきましたが、その代わりに、住民自らが提案して、住民自らが運営することで地域活性化に役立ててもらうようにしました。
地域活性化のカタチの特別講演
今年で5年目を迎えますが、提案してくれる団体も年々増えてきて、おもしろい企画がどんどん出ています。行政では思いつかないようなアイデアや実行力にはすばらしいものがあり、私も圧倒されているほどです。これまで、フェアトレード、プレーパーク、田んぼ、花火、竹あかり、イルミネーション、昭和・平成レトロをテーマにしたイベントなどが開催されました。どのイベントも、笑顔にあふれ、大変盛況です。お客様良し、主催者良し、地域良しの「三方良し」の事業になっていますので、今後もイベントを目当てに多くの方に当町へお越しいただければと思います。
レトロナイトタルイ
レトロナイトタルイ
早野町長 コネクトベース垂井は、令和6年12月1日に、旧保育園を活用したビジネス拠点施設として誕生しました。開館日当日には歌手で実業家でもある一青窈さんにお越しいただき、子どもたちと合唱し、花を添えていただきました。
当町のこれまでの取り組みとしては、令和4年に、創業支援アカデミー事業として、町主催で創業のための学校を開いて、町内を中心とした意欲ある人材の掘り起こしを行い、令和5年には、事業者を支援する垂井町出身者などをリスト化し、創業支援コミュニティリストとして事業者の相談体制を構築しました。そして、この度、起業に意欲を持つ若者の受け皿になるべく、コネクトベース垂井を立ち上げたという経緯があります。また、あわせて町の商工業の中心を担う商工会にも事務所を移転してもらっています。
コネクトベース垂井
コネクトベース垂井のオープニング記念式典
コネクトベース垂井落成記念式典
早野町長 4つの部屋がありますが、ありがたいことに、すべて埋まっています。若者向け就活支援セミナー、女性向けキャリア支援セミナー、親子向けものづくりワークショップ、子育てママさんの居場所づくり、ビジネス相談会など、様々な事業を展開しているところですが、順調に会員数や利用者数も増えて、手ごたえを感じています。今後は、ここを拠点に、当町のまちづくりにつながる事業がどんどんスタートすることを期待しています。
〒503-2193 岐阜県不破郡垂井町1532-1
TEL.0584-22-1151 FAX.0584-22-5180
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面積:57.14km2
人口: 25,529人(令和7年9月1日)
町の木:けやき
町の花:つばき
南宮大社
朝倉山真禅院
垂井曳山祭り
表佐太鼓踊
中山道垂井宿
美濃路(松並木)
大垣市|関ヶ原町|養老町|揖斐川町|池田町
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