可児市役所

〒509-0292 岐阜県可児市広見1丁目1番地
TEL.0574-62-1111 FAX.0574-63-4406
ホームページサポートメンバー

冨田成輝 市長

市制施行40周年
10年後につなげよう、市民の笑顔~

次の成長につながる新しいことを始める

―― #可児市40」プロジェクトの概要と事業内容について教えてください。

冨田市長 特別に何かをやるということではないです。昨年、来年が市制40周年に当たるけど、何をやろうかと考えたときに、職員や市民がいろいろ考えてもコロナ禍で開催できない可能性があってムダになってしまうということが1つありました。また、私が初めて市長に就任したとき、すぐに30周年を迎えました。その時は30周年の事業の中身がすでに決まっていて、式典や特別表彰をやりました。しかし式典で1日が終わってしまいますし、参加者も少ないです。折角の記念日が多くの市民に関係のないところで1日で終わってしまうのはどうなのかと当時思っていました。

 そこで今回の40周年では、行政としては10年間やってきたことを振り返って、ムダなことはやめて、次の成長につながる新しいことを始める。それを、1年を通して、職員一人ひとりが考えます。また、市内の団体や企業、市民の皆様に呼び掛けて、取り組んでもらう1年にします。私自身についていえば、簡単に10年を振り返ると、前の時代に積み残したことを解決すると同時に新しい時代に対応する組織の変更を行ってきました。同時に、当市で利用されてこなかった「山城」「美濃桃山陶」などの資源をブラッシュアップして、まずは市民に知ってもらう取り組みを行ってきました。

次の10年間は、今までになかった新しい魅力を当市に作っていく10年間という位置づけにしていきたいと思います。キーワードは、若い世代や女性が魅力を感じるまちを作ることです。方針だけ伝えて、若い職員には失敗を恐れずどんどんチャレンジしてくださいと言ったところ、市制施行40周年ロゴマークが入ったジャンパーを作ったり、ペットボトルの「ボトルtoボトル」リサイクル事業がスタートしています。5月頃には、DXに関連した新しい取り組みもスタートする予定です。

誇りと愛着を感じる市民が多く、
ボランティア団体が活発な活動を展開

―― 4月には、「かに木曽川左岸公園」もオープンしましたね。

冨田市長 「かに木曽川左岸公園」は、元々、市民の皆さんが自分たちの地域を良くしたいということで「木曽川左岸遊歩道友の会」という市民団体がボランティアとして遊歩道の整備と維持管理活動をしてくれていました。そこで行政が、ボランティア活動がしやすいように舞台を整えてバックアップした1つの形です。これは「明智城跡」も同じです。行政が明智城跡を整備して、「明智荘をみつめる会」という市民団体がいろいろな活動を展開されていきました。4月に新しい御城印の販売がスタートしたのですが、北は北海道から南は九州まで、御城印を手に入れるために全国からファンが訪れるほどの人気ぶりでした。他にも、子どもを支援するボランティア団体が把握しているだけで市内に97団体ありますし、高齢者を支えるサロンが117団体あります。そうした活動は今後も積極的に応援したいと思っています。

―― 40%プレミアム付Kマネー発行事業」の概要と事業内容について教えてください。

冨田市長 Kマネーのスタートは2014年になります。リーマンショックの後だったと思いますが、経済的な落ち込みと人口減少がありました。その対策として、1つの目的は市内で買い物をしてもらう。もう1つは高齢化が進む中で、ボランティアで活躍していただける方への応援という目的でKマネーを創設しました。当初は加盟店も多くはなかったのですが、年々浸透していって、現在は、飲食店はもちろんスーパーでも使うことができるようなって定着してきました。そこで今回は40周年ということですから、40%のプレミアムをけて、まちを盛り上げていきましょうということにしました。

次の世代が参加する仕組みづくりが課題

―― チャンバラ合戦 -IKUSA-の概要と事業内容について教えてください。

冨田市長 元々は山城を盛り上げようということで、行政主導でスタートしましたが、現在はボランティア団体が主体になって活動を続けてくれています。今回は、かに木曽川左岸公園のオープニングイベントで実施して、大いに盛り上がりました。

―― たくさんの団体が様々な活動を楽しみながら展開されていて、まちに対する愛着が深まっていると感じられますね。

冨田市長 はい。ただ課題もあります。ボランティア団体も皆さんが高齢化していきますので、次の世代が参加していく仕組みをどのように作っていけるか。我々もアドバイスをしながら、次の世代が参加できる仕組み作りが必要になっていきます。1つ言えることは、子どもたちを集めることだと思います。子どもたちが参加すれば、親の世代も集まります。そうすると、こういう活動を残していくことの大切さを分かってくれると思いますので、大事なことだと思います。

 

 

リンク

可児市の情報

面積:87.57km2
人口:39,156人(令和4年11月1日)
市の木:クロマツ
市の花:サツキ、バラ

名所・旧跡・観光

花フェスタ記念公園
可児やすらぎの森
可児川下流域自然公園
夏まつり花火大会
光秀供養祭
可児市文化創造センター
可児郷土歴史館
豊蔵資料館
名鉄資料館

隣接する自治体

多治見市|美濃加茂市|土岐市|八百津町|御嵩町|坂祝町

商工会・商工会議所のご案内

可児商工会議所のホームページはこちら
兼山町商工会のホームページはこちら

サポートメンバー

フェザーミュージアム株式会社エスト