下呂市役所

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服部 秀洋 市長

地域の観光資源をリンクさせながら
「下呂温泉」滞在期間の長期化を目指す

日本三名泉のひとつ「下呂温泉」
昨年の観光客数は約230万人

―― 最初に下呂市の特徴についてご紹介ください。

服部市長:江戸時代の儒学者である林羅山により兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ日本三名泉のひとつと称された「下呂温泉」が最大のウリです。ただ、滞在時間を延ばしていくためには温泉以外の魅力もアピールしていく必要があります。市内には金山町の「きんこつめぐり」、「日本で一番美しい村」連合に加盟している馬瀬村、小坂町の「小坂の滝めぐり」など魅力的な観光資源がたくさんありますので、それらをリンクさせて商品化していきたいと考えています。

―― 下呂市は県内有数の観光地ですが、観光客数の動向についてはどのような状況ですか?

服部市長:昨年度の宿泊客数は約113万人、日帰り客を合わせると、約230万人の方に訪れていただきました。そのうち約1割がインバウンドです。今年度については、まだ途中段階ではありますが、インバウンドはほぼ昨年並み、国内については関東方面からお越しのお客様が増加しているという状況です。

“食べ歩き”を充実させるなど
魅力度を高める企画を考案

―― 先ほど、滞在時間をいかに伸ばすかというお話がありました。具体的などのような施策をお考えですか?

服部市長:様々な業種や地域について、データを基にした対策を講じていきたいと考えています。データから読み取れる1つの施策としては、食べ歩きを求めているというニーズをお客様は持っていますので、そのあたりの強化には努めていきたいと考えています。また、日本人の国内における宿泊は1泊が多いですが、これから休日が増えていく流れの中で、例えば1日目は下呂温泉にお泊りいただき、2日目は湯屋温泉にお泊りいただくという具合に周辺観光地との連携を図りながら滞在日数を伸ばしていただけるよう新しい企画を考えていきたいと思います。

―― 先ほど市内各地域には、魅力的な観光資源がたくさんあるというお話がありました。萩原町についてもご紹介ください。

服部市長:萩原町は「天領朝市」を核にしながら商店街の人が中心になって、まちづくりを一生懸命進めていただいています。市内で唯一県立高校がある地域でもありますから、文化と教育のまちとして進めていきたいと思っています。

また、滝めぐりで人気の小坂町には、「飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア」があります。合宿で利用していただいている青山学院大学が駅伝などで素晴らしい結果を残し、注目を集めているわけですが、アスリートの皆さんをサポートするサプリメントの開発にも取り組んでいます。小坂町では耕作放棄地を活用して3年ほど前から、えごまの栽培に力を入れています。えごまには優れた効能があるということで、サプリメントとしてどのような効果が期待できるのか、現在検証しているところです。将来的には市の新しい特産品として売り出していくことができたらと考えています。

―― ほかに今後、力を入れていただくことがありましたら教えてください。

服部市長:健康をキーワードにした政策に取り組んでいきたいと考えています。当市では、これまで特定集団検診は30歳以上が対象でしたが、20歳以上を対象に実施していこうと考えています。万が一、診断結果でメタボが指摘された方には、スポーツジムなどで使うことができる利用券を支給して、少しでも結果を出していただこうと考えています。

  また、小学1年の児童に減塩測定器を配布して、家庭での食べ物にどれぐらい塩が使われているか調べてもらうという取り組みを昨年からスタートしています。こちらも若い時期から成人病予防に関心を持ってもらいたいというねらいがあります。

  あるいは、朝ご飯を食べずに登校する児童、生徒が増えている調査結果もありますので、学校と家庭の橋渡しをする社会教育主事を設置しました。地元の食材を使って質を高めるなど給食の充実も進めながら、健全な家庭づくりを目指していきたいと思います。

―― その他の施策についてはいかがですか?

服部市長:合併して13年になりますが、これまでに約6000人の人口が減少しています。やはり人口減少対策は最重点項目です。子どもを育てる環境づくりという観点から、女性の働き方改革を進めていきたいと思います。当市はサービス業に従事する女性がたくさんいます。子どもを近くで見ながら仕事がしたいというニーズが多くありますので、そうしたニーズに応じた働き方ができるようにしていきたいと思います。

  また、市役所の組織改編を新年度に実施します。人口が減少している中で、職員もギリギリまで削減してきました。今後さらにスリムな市役所を目指す中においては幹部を減らすしかありません。一方で、危機管理を含めた様々な施策がスピーディーに実践できるよう市長公室を設置し、政策の実現に向けてワンストップで進む方向を目指します。部や課を統合して、スリム化を目指す中でも市民サービスが低下させないことが大事だと考えます。

 

下呂市の情報

面積:851.06km2
人口:32,892人(平成30年4月1日現在)
市の木:もみじ
市の花:岩つつじ

名所・旧跡・観光

下呂温泉
濁河温泉
湯屋温泉
下島温泉
御嶽山
巌立峡
根尾の滝(日本の滝百選)
下呂温泉まつり
飛騨小坂力持ち
小太郎火まつり
飛騨金山花火大会
馬瀬川花火大会
下呂温泉花火
ミュージカル夏公演
下呂温泉花火
ミュージカル冬公演
下呂の田の神祭(重要無形民俗文化財)
下呂発温泉博物館

隣接する自治体

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