白川村役場

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成原 茂 村長

景観だけでは人が呼べなくなる
ブランドと呼べる商品づくりに力を入れる

滞在時間を長くして観光消費の増加につなげたい

―― 3月に3階建てのホテルがオープンしました。稼働状況などはいかがですか?

 成原村長 現在の稼働率は60%以上で順調に推移しているようです。既存の民宿や旅館などへの影響もほとんどなく、民宿や旅館も好調を維持していますので、まずは安心しています。

 ―― ホテルの進出によって宿泊キャパも大きくなりましたね。

 成原村長 はい。ただ、現在の宿泊キャパは実数としては600ぐらいだと思います。かつて観光客数が60万人の時代に12万人の宿泊客数がありました。昨年は約145万人の方に訪れていただきましたが、宿泊客数は約85000人です。宿泊キャパの少なさが滞在時間の短さにつながり、観光消費が少ないことに影響を与えていると思います。そうはいっても、極端に宿泊キャパを伸ばすと様々な問題も生じてきます。現在もホテル進出の希望が数件ありますが、3年ぐらい経過して、民宿や旅館への影響がないとわかれば、改めて新しいホテル進出などを検討していきたいと考えています。

人口比1000倍のマーケットが存在する

 ―― 物産関係で新しい動きはありますか?

 成原村長 現在、新しく養豚場を建設しています。ここを拠点にハムなどの食品加工も手がけられる予定があります。また、京都の老舗漬物屋による漬物工場が進出する予定もあります。ここでは飛騨の野菜を使った漬物を製造する予定があり、ともに大きな期待を寄せているところです

 ―― 旅をした際には、食事とお土産は、やはり大きな楽しみの1つです。

 成原村長 その通りだと思います。人口約1600人の村の中で140万人以上のマーケットが存在するわけです。しかし、販売している商品の製造元が県外という商品が多数あります。村内でよいお金の循環ができていません。村内の観光産業は経営が脆弱で、新商品がなかなか生まれないという課題があります。できるだけ地場産の商品を届けたいという思いでチャレンジを続けているところです。

 地場産にこだわった食と商品づくり

 ―― 白川村を訪れたのなら、白川村の産品を買いたいものです。

 成原村長 はい。ここへ来ないと食べられない、ここへ来ないと買うことができない。そうした商品を作り出すことが大切です。確かに今はたくさんの観光客の方々が訪れてくれます。しかし、大量生産の土産物ばかりが売られているようでは魅力も半減してしまいます。景観だけではいずれ訪れてもらえなくなります。リピーターが購入してくれるような、白川ブランドと呼べる商品づくりをする必要があります。そのチャレンジをしていかないと、いずれ観光地としてダメになってしまうという危機感を持っています。観光客数が多い現在は、特別な工夫をしなくても、そこそこ物が売れていきます。満足感があるため、商品開発に対する意欲が薄いです。新しい発想で、魅力ある商品づくりに取り組む気持ちになれるよう意識改革を進めているところです。

 ふるさとに対する誇りと愛着を育みたい

 ―― 好調だからこそ、常に危機感を持つことが大切なのですね。

 成原村長 課題はたくさんあると思っています。最近感じることは、仕事を継承する意識が薄れてきたことです。子どもが都市部の大学へ行って、そのまま大手企業に就職します。お父さんお母さんは、「私たちの代で終わるから、あなたはそのまま会社勤めでいいよ」と言います。現代的な生き方なのかもしれませんが、代々受け継がれてきた仕事は、この土地ならではの文化とも密接に関係してきた部分もあります。文化や歴史が継承されないことは、とても寂しいことです。その意味で、子どものころからふるさと意識を醸成することにも力を入れています。ふるさとに対する誇りと愛着を持ち、文化や歴史を継承しながら、村の将来を担う人材を育成していきたいと思います。

 

 

白川村の情報

面積:356.55km2
人口:1,495人(令和2年5月1日)
村の木:ブナ
村の花:白山シャクナゲ

名所・旧跡・観光

白川郷(荻町集落)
御母衣ダム、御母衣湖
飛騨トンネル
白山スーパー林道
どぶろく祭り

隣接する自治体

高山市|飛騨市

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