関市役所

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尾関 健治 市長

脱炭素社会づくりに向けて
「ゼロカーボンシティ」を宣言

脱炭素化に取り組む市民・事業者を支援

―― 関市「ゼロカーボンシティ」宣言をされましたね。

尾関市長 はい、2月の新年度予算案の発表と同時に、2050年までに二酸化炭素の排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」宣言を行いました。当市ではこれまでも、環境フェアを開催するなど啓発活動を含めてやってきました。ただ、国が大きく舵を切ってゼロカーボン社会の実現に向けた取り組みが加速化することは間違いないところです。当市は、ものづくりのまちですから仕方ない部分はありますが、製造の段階でどうしても環境に負荷をかけるという産業構造があります。一気に魔法のように変えることはできないですが、ゼロカーボンシティ宣言をきっかけにして、市民の皆さん、企業の皆さんに改めて啓発していきたいと思います。

 加えて、特に製造業という意味では設備投資に対する新しい補助制度を作りました。それによって、これまで負荷がかかってきた部分について、少しずつ転換していくスタートの年にしたいと思っています。その思いで、今年度の予算にも、家庭での薪ストーブや薪割り機の購入補助制度、事業者向けに温室効果ガス削減効果のある設備更新などの費用を一部補助する制度など新しいメニューを加えました。

―― 家庭での薪ストーブや薪割り機の購入補助制度といった市民向けのメニューもありますね。

尾関市長 排出量を削減するという意味では、それほど大きくないかもしれませんが、当市は森林面積が80%を占めていますし、間伐材の利用も含めて、新しく始めてみようという思いからスタートしました。担当課からの提案で、私自身は当初、それほど反応はあるのかと少し疑問視していた部分もあったのですが、「いつから始めるのですか?」「どういった内容なのですか?」といった問い合わせが市民の方から寄せられたようで、私の想像以上に市民の関心が高いことを改めて感じました。

―― 企業の反応についてはいかがですか?

尾関市長 これからを考えると、投資をして変えていかないと産業として、会社として成り立っていかないという危機意識を強く持っている方もいますので、関心を持っていたただいている企業もあります。

―― 話題は変わりまして、物価高、燃料高騰など不安定な経済状況の中、市民の生活を守り、地域経済を守る方策を素早く打ち出しましたね。

関市長 はい。今年度予算については、1月中旬に最終的な予算編成を終えました。ただ当時はコロナもまだどうなるかわかりませんので、もし状況が大きく変化して、市民生活を守る必要があれば、予算に入っていなくても迅速かつ果敢に対策を打つことを自分の中で決めていました。そう考えていたところ、ロシアによるウクライナ侵攻という1月中旬ではまったく考えていなかった状況が生じました。そこで、4月に臨時議会の開催をお願いして、「暮らし応援プレミアム付商品券(せきチケ)」を発行することに決めました。今回は、せきチケ史上最大の60%というプレミアムをつけることで、物価高、燃料高に対する家計の支援につながると思っています。加えて市内のお店でしか使えませんので、地域経済の循環にもつながると考えています。印刷・発送などの準備を経て、61日から販売を開始します。今後、国でも物価高騰への緊急対策のための補正予算を編成してもらえると思いますし、県でも幅広な対策を打っていただけるはずですが、まずは当市としてやれることを、スピード感を持って取り組みたいと思います。

―― 効果的な地域経済の活性化策を進めている印象がありますが

関市長 「地域経済の活性化」は、私が市長就任以来、着実に進めている施策の一つです。今年度の新規事業ですと、例えば「事業継承支援」があります。当市はものづくりまちなのですが、後継者がいなくて会社をたたんでしまう例があります。コンサルタント会社に調査をお願いするだけでも、お金がかなりかかりますので、きっかけづくりの費用については新しい補助制度を作って支援していきたいと思います。起業の応援という意味では、セキビズ(関市ビジネスサポートセンター)が開設6年目を迎えて、既存の企業にも、新しく事業を始めたい方にも数多く相談に来ていただいて、一定の役割を果たしています。それに加えて、「クラウンドファンディング創業応援」を今年度から始めます。起業する際は、当初の資金集めが大変になります。クラウドファンディングを使って始めようという方もいるわけですが、運営会社に手数料を支払わなくてはいけません。そこで全額ではありませんが、手数料の一部については補助金によって支援します。その意味では、既存の事業の承継という話と新しく生まれる事業の支援が今年度始めるメインになります。

中小企業の「より良くなりたい」を支援し、
起業家の「夢を実現したい」を応援するセキビズ

―― セキビズが6年目を迎えるという話がありましたが、具体的な成果について教えてください。

関市長 当市の場合、事業者が5,000弱あります。数だけでいえば県内トップで、それだけ中小企業、個人事業主が多いのも当市の歴史です。ただ、規模の小さい事業所が多いということは、相談するにしても、なかなか相談するところがないという状況がありました。その点、セキビズは原則無料で何度でも相談できるということで、今年の3月末までに、約1,280社から累計10,000件の相談を受けてきました。

 また、昨年度「本町BASE」というチャレンジショップを作りました。そこでは、様々な方に、いろいろなご商売をチャレンジしてもらっています。セキビズに「こういう事業を始めたい」という相談をして、本町BASEで設備投資をすることなくチャレンジするという流れがあって、手ごたえをつかんで実際に市内に出店された方もいます。セキビズでいろいろな提案を受けて、売り上げアップにつながったという例はこれまでにたくさんありますが、それに加えて最近は、セキビズ→本町BASE商店街に出店という循環が出ているところは新しい部分だと思います。

 今年度から新たに、①観光ビジネスとの連携、②脱炭素社会、SDGsに向けた事業者ができる取り組みの推進、③事業者のIT化の強化に力を入れていきます。アフターコロナを見据え、観光ビジネスとの連携を目的とし関市観光振興トータルプロデューサーともタッグを組み、市内事業者と観光振興との連携を図っていきます。さらに、関市ゼロカーボンシティ宣言を受け、事業者が取り入れられる省エネ化の推進に向け、セミナーの開催を計画しています。これまでも継続的にサポートしているIT化についても、相談会やセミナーを通して、具体的なアドバイスを行い、支援を強化していきます。

岐阜関刃物会館が年間売り上げの過去最高を更新

―― 昨年オープンした関市の新たな観光スポット「せきてらす」が好調ですね。

関市長 「せきてらす」は3月でオープン1周年を迎えました。コロナ禍のオープンということもあって、12年は厳しい数字になることを予想していました。ただ、移転・新設した「岐阜関刃物会館」は年間売り上げが初めて1億円を突破し、過去最高を更新しました。コロナ禍でこれだけの数字が出たわけですから、潜在力がまだまだあるというのが、この1年間の卒直な感想です。私が思っていた以上に、多くの人に来ていただいていると思います。

 オープン以来、せきてらすを運営する関市観光協会が中心となり、多くの市民、事業者を巻き込みながら、日替わり週替わりで、オシャレでワクワクするイベントを開催していて、徐々にその成果が表れ始めてきています。今後は、刃物のまちとして刃物を組み立てるなどの体験工房があったり、ワークショップがあったり、せきてらすに行けば、お子さんからお年寄りまで楽しめるという場所にしたいという思いがあります。現在はコロナ禍で多くの企画を打てない残念な部分もあります。今後、コロナが落ち着いて、市外、県外から足を運んでいただけるようになれば可能性はもっと広がると思います。

―― 岐阜関刃物会館が過去最高の売り上げを達成したという話でしたが、それだけ刃物需要があるということですね。

関市長 刃物、包丁を買うなら関市というイメージは、ふるさと納税を見ても感じます。ただ、包丁などは長年使うものですから、見て、手触りも確認して買いたいというのが当たり前の心理だと思います。たくさんの刃物、包丁を見て、実際に握って買えるということが強みになっているのだと思います。

―― ふるさと納税の話題が出ましたが、寄付金額が東海三県でトップです。人気を集める理由について教えてください。

関市長 一番は、「刃物のまち関」だから、ということになると思います。質の高い刃物の歴史がある中で、刃物産業界全体で製品やデザインを洗練して極めてきた努力を認めていただけているのではないでしょうか。返礼品については、市内事業者の協力もあり、全国でも有数の約1,200品目を取り揃えています。その中でも人気のある返礼品は、寄付金ベースですが、キッチン用品で、全体の8割を占め、その半分が包丁類になっています。刃物のまちの面目躍如というところでしょうか。これも先人が築いてきた伝統があったればこそなので、今後も地場産業を支援していきたいと思います。また、加えて、刃物をテーマにしたPR動画を制作したり、関鍛冶伝承館でアニメとのコラボレーション企画を開催したり、井村屋のあずきバーで日本刀を作るなど、当市が「刃物のまち」であることをPRし続けてきた取り組みも貢献してくれているのではないかと思いますので、今後も効果的なPRを続けていきます。

 

関市の情報

面積:472.84km2
人口:86,820人(令和3年6月1日)
市の木:杉
市の花:きく

名所・旧跡・観光

岐阜県百年公園 
板取街道(別名:アジサイロード・日本の道100選)
弥勒寺官衙遺跡群
宗休寺(関善光寺)
新長谷寺(吉田観音)
小瀬鵜飼
ほらどキウイマラソン
刃物まつり
バイクトライアル世界選手権
岐阜県博物館
岐阜県刃物会館
カミソリ文化伝承館・フェザーミュージアム(通称:フェザーミュージアム)
岐阜現代美術館

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