飛騨市役所

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都竹 淳也 市長

広葉樹、薬草、スキー場・・・。
埋もれていた資源に発想力をプラスして付加価値を高める

 製品をブラッシュアップすることで価値が大きく変わる

 ――「モノづくり事業者の育成と販路拡大の支援」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 当市は製造業のウェイトが高いまちで、飛騨31村の中でも産業構造がまったく違います。製造業の中でも、自動車部品、非鉄金属、医薬品などが多いのですが、BtoC製品もあります。BtoC製品は市の顔になりますし、特産品として販売していかなければなりません。ただ、デザインや商品コンセプトなどに関して少し苦手な部分がありました。そこで、まずは製品のブラッシュアップに取り組みました。そして、東京にあるメイド・イン・ジャパン・プロジェクトという会社と連携して、個別に事業者を訪問してもらって、デザインを見直したり、コンセプトを考え直したり、丁寧に指導をしてもらいました。ブラッシュアップした製品は実際に東京の店舗でテスト販売をしてもらって、お客様からのダイレクトな感想をフィードバックして、さらに商品を見直していくという取り組みを進めています。その結果、非常によい商品がいくつも出ています。値付けもが変わってきています。高級感を出したり、買いたいと思える商品になることで、それまでは300円で売っていたものが、500円、700円になっています。

 森には無限の可能性が広がっている

 ――「広葉樹活用」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 当市は面積の93%を森林が占めますが、そのうち広葉樹の割合が約7割です。ブナ、ナラ、ホオノキなど広葉樹には様々な種類がありますが、一番の問題は細いことです。大木だと家具にできるのですが、小径木は、それが難しいのです。そのため、伐採される広葉樹のほとんどは薪やチップなど、家具等に使われる材と比較して非常に安価で取引されていました。それをもっと価値の高いものに変えていこうというのが、広葉樹活用のポイントです。取り組みを本格化させるため、市外企業とタッグを組んで第三セクターを立ち上げてから5年が経過しましたが、前期は黒字で売り上げも1億円を超えました。売り上げの多くを占めているのは、都市部のオフィスリノベーションです。細い木は家具にはできなくても組み合わせることで、内装材に使ったり、テーブルとして活用することができます。また、スプーンやフォークなどのカトラリーセットも好評です。

 ――「薬草活用」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 当市は薬草の種類が非常に豊富です。「薬草で飛騨を元気にする会」というNPO法人が、薬草の資格を認定する仕組みを作っていますし、薬草を商品化して販売も行っています。絵手紙のグループが薬草かるたを作ったり、手摘み野草茶を活用して商品開発しているグループもあります。このように市内には薬草に関連した活発な取り組みが進んでいますので、薬草が体験できる施設として「ひだ森のめぐみ」を昨年10月にオープンしました。店内には薬草庭園があり、オリジナルの薬草茶を作って楽しむこともできます。新しい薬草活用の拠点に、ぜひ多くの方に足を運んでいただけたらと思います。

 

 ――「観光客に向けた飛騨野菜の収穫体験ツアーの開催」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 野菜は、誰がどこでどのように作っているかを知って食べると付加価値が高まります。市内には有機野菜の栽培に力を入れている農家がありますので、そうした方々と協力しながら、昨年、野菜を植える、収穫するといった体験ツアーを開催しました。今年は、この取り組みをさらに充実させていきたいと思います。

 中世の武家館でおもてなし

 ――「江馬氏城館跡公園の活用検証イベントの開催」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 神岡町にある「江馬氏城館跡公園」は、山城の跡と居館跡が残り、国の史跡として指定を受けています。室町時代の庭園跡がそのまま残っているのも珍しいため、国史跡と合わせて国名勝の指定も受けています。愛知県の名古屋城二之丸庭園や滋賀県の彦根城なども史跡と名勝の二重指定を受けていますが、岐阜県内では初めてという価値の高いものになっています。庭園を鑑賞する会所も復元整備されているわけですが、会所は饗応、おもてなしをした場所であると考えられます。そこで、おもてなしとして出されたであろう料理として「江馬・室町 饗応膳」を再現しました。山菜、イノシシ肉、こも豆腐など飛騨地方の特産品をふんだんに使用した料理で、予約制で承っています。ぜひ一度ご賞味いただければと思います。

 ――「ドローンパーク」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 災害現場、土木工事、遭難者の捜索、物資の配送など、ドローンを活用する可能性は無限に広がっています。ただ、問題点として、人がたくさんいるところで飛ばすことができないことがあります。そこで当市では、夏のスキー場に着目しました。「ひだ流葉スキー場」を夏季は、「飛騨流葉ドローンパーク」と名付け、ドローンフィールドとして開放しています。また、冬季もドローンを飛ばしていただけるよう、「飛騨まんが王国」もドローンパークとしてドローン飛行が楽しめるようになっています。各地からドローン飛行を楽しみたい方々が訪れることによって、食事や宿泊利用の増加も見込むことができます。これを1つのきっかけとして観光誘客にもつなげていくことができたらと考えています。

 ――「カミオカラボ」の概要と取り組み内容について教えてください。

 都竹市長 昨年、道の駅「宙(すかい)ドーム・神岡」にあった売店をリニューアルオープンしたのが、「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」です。この施設は、スーパーカミオカンデを中心とした宇宙物理学の研究を紹介する展示施設で、入場料は無料です。施設内では、高さ7mの巨大スクリーンで映像が見られるほか、ゲーム形式で楽しみながら学ぶことができるようになっています。おかげさまで初年度は約13万人の方にお越しいただき、賑わいました。また、カミオカラボと並行して取り組んでいる東京大学との連携事業として市内事業者によるスーパーカミオカンデ関連グッズの開発・販売がありますが、こちらもおかげさまでご好評をいただいています。

 

 

飛騨市の情報

面積:792.31km2
人口:22,663人(令和2年5月1日)
市の木:ブナ
市の花:ミズバショウ

名所・旧跡・観光

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白壁土蔵街
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